夢を見た。
それは、
それは、
それは、
数多の可能性の内の一つの自分である。
「まただ」
「またなのか!?」
「どうしてなんだよ!!」
「何で、何で俺は目の前で、大切な人達を失うんだよ!?」
俺はではない俺がそう叫ぶ。
「俺には、もう何も残ってない」
「いっそのこと」
嗚呼どうしては俺は失うのでしょうか。
「全部を壊してみようか?」
嗚呼一体俺が何をしたというのでしょうか。
「均衡は崩れ、天秤は不平等に人を見る」
嗚呼俺はどうすれば失わずに済むのでしょうか。
「簡単なことだったなぁ」
嗚呼いつかまた、みんなと笑いあえる日が
「全部を無くしたら失うことはないな」
来るといいなぁ。
「ハハッ」
いつしかなるはずだった、ぼひょうはすべてをこわし、かんおけになりましたとさ。
「ああ、ぜんぶだ」
「ぜんぶ、つれていかなきゃ、さびしいもん」
目が覚めた。
目が覚めた。
目が覚めた?
おれにはうしなうことしかできません。
それでも、みんながいるなら、さびしくはありません。
「こわさなきゃ」
「こわしてみんなをせおっていかなきゃ」
「ゲホッゲホッ」
「今のは何だ?俺は何をしようとしていたんだ?」
「頭痛え」
音がする。
「あん?」
それは自分のスマホから音がしていた。
「誰だぁ?」
「もしもし」
「やぁ、君が錨リョウだね?」
「えーとどちら様で?」
「名前は後で教えよう」
「はぁ」
「君、トリニティに来なさい」
「いやー俺体調不良なんだが?」
「そろそろ話さなきゃいけないことがあってね」
「ガン無視かよ」
「狗永シキと興門エンも連れてきなさい」
「待てお前はそいつらの知り合いか?」
「うーん、何で言えばいいのだろうかね」
「まぁ後で教えよう」
「いや今教え」
「では、また後で」
「あっ!ちょ待て!?きれたし」
特に用事はない、明日からまた学校がある。
「まぁ元々トリニティに行こうとはしてたけど・・・怪しいなぁ」
「まぁ二人を呼ぶか」
スマホでトリニティに来いとシキとエンに伝えた。
もちろん拒否権はない。
「行くかぁトリニティ」
トリニティ行きの電車が来た様だ。
「着くまで寝るかぁ」
瞼が重くなってきた。
そして俺は
夢を見た。
「ちょっと先輩!?何してるんですか!」
「いやーね、流石に危険人物?が居たら警戒するでしょうよ、後輩どもよ」
「ん、いまの状態じゃ先輩の方が危険人物」
「まぁ否定なんざできないねぇ」
「まぁこのジジイにも分かるように話してくださいな?」
「うーん、先輩後にしませんか?外には不良達がいるようですし、落ち着いてからの方がいいかと思います」
「まぁそうだな、とりあえずホシノ叩き起こしてこい、仕事の時間だって言って」
「うーん二度目のおはよーう」
「珍しいな?起きてるなんて」
「ホシノ先輩が起きている!?」
「明日は槍が降るのかしら?
「だったら儂学校これねぇし、なんなら外出れないから勘弁だわ」
「そういえば先輩ってやってることがめちゃくちゃですがヘイローな無い一般人でしたね?」
「先輩って一般人かしら?」
「ん、これが一般人なら世界の一般人は強すぎる」
「先輩って頭のネジが相当足りませんからね」
「酷い言われようなこってぇ儂泣くよ?」
「とりあえず撃退しよっか?リョウ」
「そうだなホシノ」
「よーし前線はおじさん達に任せてねー」
「みんなはその隙に頼むぞー」
目が覚めた。
「ふぁあ」
トリニティに着いたようだ。
「なんかいい夢見た気がするな」
夢の内容は思い出せない。
「悪夢を見ずに済んだからラッキーだな」
「やぁ、錨リョウ」
「電話の人?」
「そうだよ、私が電話の人さ」
「一体何のようだ?」
「それさ二人が来たらにしようか」
「あっ名前教えろよ」
「そうだね」
「私の名前は虚 乖離」
「何度も灰となった読者さ」
トリニティオリキャラ
名前「虚 乖離」(ウツロ カイリ)