至らない点や、誤字脱字など、読みづらい点が多々あるかもしれません。
気がついた所はなるべく直すようにしますので、
暇な時にでもお付きあい下さい。
1・前書きの様なプロローグ
幻想郷
結界で囲まれた世界。
人と人外が共に生きる世界。
忘れられた者がたどり着く世界。
人間、妖怪、神様に宇宙人。様々な存在がそれぞれの思い思いに生活している。
時々、妖怪が「異変」を起こし、
その異変を解決する。
そんな世界。
そんな幻想郷に、ある日、ちょっとした変化が起きた。
・・・・・・・・・
幻想郷の博麗神社にて、博麗の巫女こと
いつものように神社の境内を掃除していたら目の前に『スキマ』が開いた。
またいつものようにあのスキマ妖怪が来るのかと思いきやスキマの中から本人は
なかなか現れない。
「
不審に思って声をかけてみると、ようやく中から何かが落ちて、
そのままスキマは消えてしまった。
「ちょっと・・・何よコレ!?」
スキマの中から落ちて来たのは人だった。
ただの人なら別に珍しくもない。外の世界から迷い込んだ
元いた場所に送り返せばいいだけだし、
霊夢のよく知る妖怪が気まぐれに連れて来ることもある。
だが、今回は異様だ。
スキマから落ちてきた人間は男だった。
だが、その恰好は博麗の巫女服によく似ていた。
似ていると言っても、所々に男女の違いはあるが、誰が見ても博麗の巫女の服装だった。
服装だけなら霊夢もここまでは驚かない。
外の世界には「こすぷれ」なる文化があることを博麗の巫女は知っている。
問題は男の発している霊力。
幻想郷において、
人間は霊力、妖怪は妖力、神様なら神力と、
存在の種類によって発する力の種類も異なる。
特に霊夢の場合、博麗の巫女に選ばれたその霊力は人間の中でも
かなり特殊なものだ。
だが、目の前で倒れているこの男、
発している霊力が霊夢とほぼ同一のものなのだ。
「何者なのよ・・・・こいつ」
霊夢はとりあえず境内で倒れたまま動かない男を神社の中に運ぶことにした。
・・・・・・・・・
「で?紫?言い訳があるなら聞くだけ聞いてあげるわ」
「冤罪よ」
男を部屋で寝かせて、これからどうしようかと考えていた霊夢の目の前に
またスキマが開いた。
中から現れたのは金髪の女性。
「妖怪の賢者」とも呼ばれる、幻想郷の実力者の1人。
『境界を操る程度の能力』を持つスキマ妖怪。
そんな大妖怪は現在、目の前でジト目で睨んでくる巫女に冷や汗をかいていた。
「いや本当に私は何もしてないわ」
「そんな嘘が通じると思ってるの?私は確かにこの目でアンタの
スキマを見ているんだから」
「霊夢」
紫の表情が厳しくなる。
「聞いて・・・」
「・・・」
そんな真面目な顔で言われてしまえば霊夢も黙るしかない。
「貴方が見たのは確かに私が使っているスキマだったのよね?」
「・・・ええ」
「今日私がここに来たのは博麗神社で私と同質の力を感知したから。
そりゃ私と同じような能力を持った存在がいないわけではないけど、
私と
だから来たの」
「だけどスキマから出てきた男から感じたのは博麗の巫女の力そのものよ?
博麗の巫女本人が言うんだもの、間違いないわ」
「うーん・・・」
2人の考えはまとまらない。
「兎に角、この男が目が覚めるのを待ちましょう、
話を聞いてみないと何とも言えないわ」
「そうね」
霊夢の言葉に紫が頷く。
話が一区切りついたところで、
「おおーい!れーいーむー!!!」
と、大きな声が聞こえた。
それからすぐ、
ぶわっ
と、大きな風の音を立てて神社の境内に箒に跨った典型的な魔法使いの恰好をした少女が
空から降りてきた。
「魔理沙?生憎だけど煎餅なら今ないわよ?」
霊夢がどうでもよさそうに言う。
「んじゃあ羊羹でもいいぜ?ってなんだ、紫もいるってことは異変でも起きたのか?
それとこっち見てるソイツは誰だ?」
「え?」
霊夢と紫が目を向けると、
隣の部屋に寝かせていた男が起きてこちらをじっと見ていた。
とりあえず、1つだけ。
霊夢は聞いてみることにした。
「あなた、名前は?」
少し間が空いて、男は答えた。
「博麗・・・