所持爆丸10
相棒 ルミナ・ブレード・ティグレス
萌実 エトラとはあおぎり以前からの知り合い
あおぎり高校にはほぼ初期から関わっている古参スタッフ
「次はゐぶきの自転車ロケか」
ゲストは…真白か 大丈夫だろうな?
凄まじく不安なんだが……
「先生〜遊びきたよ」
「……いらっしゃい」
職員室に遊びきたってのはどうなんだ?という言葉を飲み込み入ってきた音玄を迎え入れる
「外暑かったー(˘ω˘)」
「猛暑って言ってたからね ほら」
音玄に冷たい麦茶を手渡すとありがとーと言いゴクゴクと飲んでいく
「今日って誰かくるの?」
「萌実が歌の収録で来るぞ」
今日は第2声帯での収録って言ってたな
「おはようございます…あー涼し」
「おはよう 大丈夫?」
麦茶を渡しながら聞くと座りつつも頷く萌実
「収録ちょっとズラしてるからゆっくりしな」
「ありがとう…」
「萌実大丈夫ですか?」
萌実の爆丸ゼフィロス・ストーム・フェニックスが心配そうに萌実の近くを飛んでいる
「猛暑ですゆえ ゆっくり休まれてください」
いつの間にかティグレスも出てきており萌実の近くを飛んでいた
「ティグレスお元気ですか?」
「あぁ フェニックスそちらも元気そうで」
この2体も古い付き合いだから言葉こそ丁寧だが雰囲気は柔らかい
「はぁ…一本吸ってくるわ」
「ん? じゃあ俺も」
なんか人が吸うって言うと何となく吸いたくなるよね
「「ふぅ……」」
喫煙室で紫煙がフワリと空気に登っていく、あー落ち着く
「ゆーちゃんも吸うようになったね」
「萌ちゃんが吸うの見てから吸うようになったからね」
そうは言っても1mmしか吸えないんだけどね、それ以上にしちゃうとむせちゃうんだよね
「嘘ばっかり 最初は次元が吸ってるから吸ってみたいって言ってたじゃん」
「それ子供の頃の話でしょ? 確かに憧れは次元だけど吸い始めたのは萌ちゃんが吸うようになってからだよ」
大体男の子は大体憧れるでしょ次元大介
「今日は歌の収録だったね」
「そう どっちの声も使うからちょっと時間かかるかも」
第1声帯と第2声帯どっちも使うんだ それは楽しみ
萌実を送り出しパソコンの画面を睨みつつ文字を打ち込んでいく、なんだこの阿呆みたいな企画は(白目)
「どうしたの先生」
「気にしないで…脳内ピンクの阿呆がとんでもない企画を申請してきただけだから」
とりあえず却下の文字を打ち込み送信しておく
「先生時間空いたならバトルしよ(^ω^)」
「ん? あぁいい……おっ」
ある程度仕事も終えて休憩しようとしたら音玄がバトルしようと言うので受けようと思ったら扉が開く
「疲れたぁ…眠」
収録を終えた萌実が目を擦りながら入ってきた
「おつかれパイセン」
「んん…おつかれ」
だいぶ眠たそうだな?
「昨日遅くまで作業していましたから」
フェニックスが出てきて説明してくれる、どうやら昨日配信した後ショート動画の編集をしていたそうだ
「それはいけない 仮眠を取られてはいかがかな?」
フェニックスの説明を聞きティグレスとセンチピードも出てくる
「音玄もだが休むことも大事なんだぜ?」
センチピードの発言で音玄もあまり寝てない事が発覚したな
チラッと音玄を見ると携帯をポチポチいじってる、うん音玄は元気そうだな
「萌実少し仮眠とろ?仮眠室もあるしソファーでもいいし」
眠たそうな萌実の手を取ると萌実はフラフラっとソファーの方に歩いていく
ソファーに座らせようとすると立ち止まる萌実
「萌実? うわっ!?」
座らないのかと訪ねようとしたら軽くだが押されてソファーにスポンっと落ちる
そこに萌実も座り俺の膝に頭を乗せる
「ん? 萌ちゃん?」
そのままスヤスヤと寝息を立て始める…寝てしまったようだ
「萌実は貴方かエトラの膝が寝やすいと言っていましたね」
「懐かしいですな 学生の頃のようだ」
そういやそんなこと言ってたっけ、懐かしいな学生の頃もこんな感じで寝てたな
「お疲れ様」
眠っている萌実の頭に手を置き軽く撫で音玄に声をかける
「萌実寝てるから静かにだけど遊ぼうか?」
「はーい 机持ってくるからガチ爆しよ〜」
1時間半ほど経ったあたりで萌実が目を覚ます
「ん〜 あっ」
気づいたのか萌実が座り直しズレた帽子を被り直す
「ごめん寝てた」
「知ってる おはよう萌ちゃん」
「よく寝れた?」
「おかげさまで…んー!」
背伸びし肩を回した萌実が振り返る
「ちなみにこれはなに?」
携帯を見せてくるので見ると…そこには俺の膝の上で寝る萌実の写真が
「ふぁっ!?」
「discordに貼られてんだけど…犯人は分かってるけど」
写真の送信者のアイコンは(^ω^)となってる……音玄ー!!
「音玄は?」
「さっき帰った…」
おのれぇ音玄……今頃(^ω^)って顔してるのが目に浮かぶ
「こりゃ当分いじられそうだね」
「ほんとだな…あぁもうこんな時間か」
時計を見ると19時前、仕事も終わってるし
「飯食べいく?」
「いいね 行こ」
2人でソファーから立ち上がり職員室のドアを開けそのままエレベーターに乗る
「何食べる?」
「あんまりガッツリした気分じゃないなぁ」
うどんとかが良いかな
街を歩きながら2人で煙草に火をつける
「暑くなってきたね」
「ホントだよ…あぁそうだゆーちゃん今日泊めて」
急だなおい…一応異性ですよ俺ら?
「そんなの気にする間柄じゃないでしょ 何年の付き合いよ?」
それもそうか…
「エトラ誘ってないから拗ねそうだけどね」
「それはバレないようにしないと」
意外と拗ねたら機嫌直るまでかかるからなエトラ
「明日は出勤?」
「いや明日は休みだよ」
「そっか〜」
萌実がニヤリとしながら聞いてくる なんだ?
「じゃあ今日は呑んでもいいね 帰り買って帰ろお酒」
「呑む気かよ……まぁいいけど」
家に日本酒あるけどと言うといいね!と喜ぶ萌実、まぁたまにはいいか
2人の紫煙が登る中街の中に影が溶けていく、2人の影は楽しそうに揺れていた
こんな感じでバトルしたりしない回も作ります