異世界帰還TS美少女Vtuber、田中エンフィールド   作:恥谷きゆう

7 / 7
救いの手を

 あれから、祈ちゃんの配信はしばらくない。

 それは気になるけれど、多分事務所側などでの対応しているだろう。

 そう思って、ボクはいつも通りに配信をすることにした。

 

 

 

 

……now loading

──────────────────

 ▶

【雑談】マシマロをしばく 【田中エンフィールド/リブライ二期生】

田中エンフィールド/Tanaka Enfield

1422人が視聴中 1分前にライブ配信開始

まったりだよ。フリじゃないよ

…もっと見る

 

 

「こんふぃーるどー。今日は夜も遅めだし、のんびり配信やっていくよー」

 

 

トップチャット
×

 ・こんふぃーるどー

 ・こんふぃーるど

 ・ちょっと眠そうでかわいい 

チャットを開始する
 

 

 

 今日はちょっと元気抑えめのチル配信だ。さっきまで作業していたので、ちょっと疲れてる。コメント欄のみんなと緩く話したい気分だった。

 

「告知した通りにもらったマシマロを食していきまーす。のんびりだから、カロリー低めのやつをピックアップしてね。全然叫んだり激怒したりする予定はないからね。本当に」

 

 最初にやったマシマロ配信は思い出すだけでもひどいものだった。

 

「『エンフィールドのアガリ ロンフィールド』とか、『ハアハア……クロンさんのパンツの色教えてください……!』とか絶対拾わないからね!」

 

 ・草

 ・しっかり覚えてますやん

 ・もう声デカイ

 ・クロンだし黒?

 

「はい、やかましい人黙ってねー。というわけで、今回は普通のやつから。じゃ、こちらー」

 

 さっそく画面上にマシュマロの文章を表示する。

 

田中ァの女の趣味を教えろください

マシマロ

 

 

 「うわ、直球な奴」

 

 これでも結構大人しい方のやつだ。ボクは考えながら答え始める。

 

「ボク的に、自堕落さとか含めて受け入れてくれる人がいいんだよね。ほら、ボクはたとえ百年過ごしても自堕落なままだからさ。今更改善できるはずもないし。できれば世話を焼いてほしい。女の趣味というか、人の好み? ボクの居場所になってくれる人には、ダメなボクも愛して欲しいんだ」

 

 ・これはししょー

 ・欲望に忠実でよろしい

 ・俺がお前を甘やかすよ

 ・ダメ人間同士仲良くしような

 ・メイドさん雇って今更なにを……

 

 「いや、クロンはさ、世話を焼きつつなんだかんだ言ってくるんだよ。運動しろとか、動けとかね? ちょっと厳しすぎると思うんだよなあ」

 

 ・これは忠実なメイド

 ・残当

 ・不健康は老後に響くわよ~

 ・クソッ……TSして美人メイドさんにお世話してもらいながら文句を言うだと……? 贅沢者め!

 

「いや、運動不足とか不健康とか生活習慣病とか全部魔法で克服済だから。ボクは凡人の君たちとは違うのだよ。たたえたまえ」

 

 ・ズッル

 ・その魔法について詳しく

 ・便利な魔法だなあ

 ・ハゲを治す魔法は!?

 

「フッ。君たちに魔法を教えるのはまだ早いよ。まだ弟子の中でも最下層だからね。まずはボクのパシリを十年やってから魔法を教えてくれとか口にできるんだぞ」

 

 適当に話を展開していて、そういえばマシュマロを読もうとしていたんだと思いだした。

 

「なんでこんな話してるんだっけ。あ、好みの女の話か。……ま、あれだよ。一番は肩書きや外面じゃなく、ボク自身を見てくれる人、とか?」

 

 ・は? かわいい

 ・急にデレるな。心臓がもたない

 ・フィーちゃんかわいい

 ・おいおいおいおいおいおい 明日は隕石でも降るのか

 

 ま、マズい……変に真面目に答えようとしたから、声が震えてしまった。顔がカーッと赤くなるのが分かる。

 

 「つ、次! 次のマシュマロはこれ!」

 

 『同期の皆さんとは普段どんな話してるんですか? 裏話とかあれば聞きたいです』

 

 ・田中はヒノメちゃんとは馬鹿やってるイメージ

 ・祈ちゃんはあんまり絡みない?

 ・そういえば祈ちゃんは大丈夫かな

 

 やっぱり、こういう裏話はみんな気になるのか。そんな風に思いながらコメント欄を眺めていると、ふと祈ちゃんへの言及が見えた。どう触れるべきか考えて、ちょっと黙る。やっぱり、みんな気になるのはそこか。

 

 「裏話かー。まあエピソードトークとかガンガン表で話しちゃってるからあんまり初出しの情報とかないんだけどね。あ、ヒノメとは寝る前にちょっと通話した」

 

 ・祈ちゃんの配信なくなって一週間だっけ

 ・相変わらず仲がよさそうで助かる

 ・ヒノメちゃんと順調に仲良くなってて助かる

 ・そういうのそういうの! そういうのもっとちょうだい!

 ・祈ちゃん心配 何か知らないかな

 

 リブライのVtuberはコメント欄同士での会話をしないようにと注意書きしている。同様に、Vtuberが名前を挙げていない人物の話を持ち出すのもナシだ。

 視聴者同士で喧嘩になったり、勝手に話が逸れていったりという無用なトラブルを避けるための措置。

 今回に限っては、その注意があまり機能していないように見えた。

 

 それだけ皆の関心が高いってことか。まあ、流れがそうなってるならしょうがない。

 

「あ、祈ちゃんは最近話せてないんだよね。前は結構メッセージとかでやり取りしてたんだけど」

 

 ・そうかあ……

 ・心配

 

 ま、これだけ言われてるなら、そろそろ介入してもいいかも?

 

「うーん、でも結構経ったし、もう話しかけていいかな? てか久しぶりに雑談とかしたい。いい? いいよね? ──じゃあ、今メッセージ送るわ!」

 

 ・え!?!?

 ・即決即断の田中

 ・急 展 開

 

 >おつかれ! 明日遊びに行こ!

 

 

 ◆

 

 

 「えっ!? 本当にメッセ来た!?!?

 

 フィーちゃんの配信を見ていた私は家で一人で悲鳴を上げた。急に自分の話が出るだけでも心臓に悪かったのに、メッセの通知音まで鳴ったから飛び上がってしまった。

 しばらくワタワタして、スマホを落としたりして、ようやく本当にメッセージが来ているのを確認する。

 震える手で、承諾の返事を送った。

 するとすぐさま詳細が送られてきて、予定が決定された。予想以上の展開の早さに目が回ってしまいそうだった。

 

 けれど冷静に考えれば、フィーちゃんの距離の詰め方は逆にありがたかったかもしれない。

 気を遣って「無理なら大丈夫……」とか言われたら、迷ったすえに断っていたかもしれない。

 本当は、話を聞いてほしくて仕方がないのに。

 

 いつもよりも早くに寝付くことができて、次の日を迎える。

 集合場所の駅前に立っていると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。

  

 「お待たせー!」

 

 眼鏡をかけると一気に地味な印象になるフィーちゃんは、私のところまで来ると大きく息をついた。

 

 「ふう……ごめん、待たせた?」

「いや、全然大丈夫、だけど……」

 

 彼女が到着したのは集合時間から少し過ぎたくらいだろうか。

 私が待ち合わせ十分前に来ていたのは勝手にやったことだし、別に怒ることでもない。

 

 「そう? 遅いなら遅い! って言ってね!」

 

 ナッハッハ! と特徴的な笑い声をあげた彼女がふいに私の手を取った。その感触がくすぐったくて、変な声が出そうになる。

 

「ほら、行こ!」

「どこに?」

「カラオケ! ボクが勝手に歌うから、盛り上げたり文句言ったりしてよ」

「も、文句は言わないけど……」

 

 正直、かなり楽しみだ。私の記憶が正しければ、彼女はまだ配信で歌を披露したことがないはず。どんな歌を歌うのか、気になる。

 

 駅前のカラオケ店に入った彼女は手慣れた様子で受付に向かい、手早く手続きを済ます。

 そのテキパキとした姿は意外だった。メイドさんを雇っている程のお嬢様である彼女が、こういう庶民的なこともできるとは。

 彼女の素性は配信を頻繁に見ている私でもよく分からない。

 声は幼いけれど学校に行っている様子はなく、何かしらの収入源がある模様。しかも、家にメイドさんまでいる。

 彼女はそれを「魔法の力でちょちょいっとね」などと語っていて、その話題に深入りすることはなかった。

 

 ドリンクバーで選んだジュースを持って、個室に入る。

 そういえば、最近カラオケには来ていなかったな。周囲を気にせず歌の練習ができるので、放課後や休日に通っていた。

 なんだか普通に遊んでいるみたいな気分になって、ちょっと楽しい。

 

「じゃ、ボク歌うからね。祈ちゃんも歌いたくなったら教えて」

 

 『アイデン貞貞メルトダウン』

 

 明るいイントロが流れ出すと、フィーちゃんが楽しそうに歌いだした。

 

アリ ナシ? ナシ? アリ? ついてる ついてない あれどっち?どっち? Trance, trance, trance!!

 

 身体をくねくねさせているのは、どうもダンスを再現しているらしい。体を揺らすのと一緒に音程も揺れてしまって、とても正確な歌唱とは言えない。

 ──けれど、ただ楽しそうだった。

 

ああ 未知なる世界と目があったよ 微笑んで 手招きしてるの

 

 曲のテンポが落ちると、それに合わせてフィーちゃんの声も落ち着いてくる。

 「未知なる世界」。その言葉を、彼女は大事そうに言った。彼女にとっての未知なる世界とは、Vtuberの世界のこと、だろうか。

 

目覚めたまえ 眠れるアイツ いくとこまで いってみようかハッピーエンド?

 

 サビを歌い切って曲を終えた彼女は大きく息を吸ってドカッと座った。

 

「フーッ、やっぱボクの激カワボイスで歌うの楽しー!」

 

 ナーッハッハッハ!、と高笑いをしてお茶に口を付ける。

 

「やっぱTSの最大の醍醐味といえばカラオケだよねー! 一人ではもう十分やったんだけど、他の人に聞いてもらうとまた違う楽しさがあるわー!」

 

 本当に、楽しそうだ。

 

「祈ちゃんは歌わない? それなら、ボクがどんどん歌っちゃうからねー。ずっとボクのターン!」

 

 また変なことを言いだしたフィーちゃんがタブレットをトントンと弄る。

 

……歌は、今はいいかな

 

 それからもノリノリだったフィーちゃんが三曲ほど歌った。

 その楽しそうな様子に途中から私もノッてきて、拍手をしたり、曲に合わせて手を振ったりした。

 

「あー、ちょっと休憩、喉痛い」

 

 全力で歌っていたフィーちゃんがどっかりと座る。足まで開いてしまって、完全にリラックスした様子だ。

 

「祈ちゃんはあんなにいっぱい歌ってすごいよねー。やっぱりボクはまだ喉で歌ってるからすぐバテるのかな」

「声の出し方はそんなに悪くないと思う。もっと呼吸を吸うところ でちゃんと吸ってみたら息切れはしなくなるかも」

「おー、なるほど! さすが祈ちゃん! クロンにアドバイス求めても適当にあしらわれるからさ。助かったよ」

「相変わらず扱いが雑なんだね……」

 

 配信でも度々話題に出るメイドのクロンさん。

 話を聞く限り、かなり遠慮のない会話のできる間柄のようだ。

 

「クロンさん、はどんな人なの?」

 

 これも同期の特権だ。

 配信上で見ていた彼女の裏話が聞きたくなって、話を広げる。

 

「どんな人……うーん、ボクがダラダラしていると、すぐ文句を言ってる人?」

「またそんな陰口みたいなこと言って……ほら、もっと人格的なところとかさ」

「あー、無関心というか、つまらなそう?」

「そうなの……?」

 

 話を聞いている印象とは随分違った。もっとこう、フィーちゃんに対して世話を焼いているイメージだった。

 

「まあ、出自が色々あったからね。そもそも自分は関係ないと思っているというか、ボク以外のものにあんまり関心がないっていうか。ボクとしては、もうちょっと多趣味になってもいいと思うんだけどね」

「そう……」

 

 思ったよりも深い話が出てきたので、なんと返すべきか少々迷う。配信上の明るいエピソードトークからはそんな様子は感じられなかった。

 自然体で話しているように見えて、彼女もまた色々と気を遣っているということか。

 

 そう考えていると、ふいに彼女と目が合った。

 

「祈ちゃんは、また配信できそう?」

「ッ……!」

 

 確信を突かれて息が詰まる。

 彼女は真剣な表情のまま私の顔をじっと見つめていた。

 

「まあ、答えたくないなら答えなくていいけどね。ボクは結局部外者だからね」

 

 踏み込んできたかと思えば、少し距離を取るフィーちゃん。その不思議な距離感が、今は心地よい。

 

「正直、分からない。時間が解決してくれるのかもしれないけど、今はまだ怖い」

 

 だからこそ、正直な言葉を話すことができた。事務所の人たちと話していた時にも完全に曝け出すことのできなかった弱い自分を、私は今目の前の小さな女の子に話していた。

 

 「また同じようなことになって沢山の人に心配と迷惑をかけちゃうんじゃないかって思う。そう思うと、また配信をするのが怖くなる。今はチャンネルのコメントもSNSも見れてない。こんなんじゃダメだって分かってるのに、もっと大きな、取り返しのつかない失敗をするんじゃないかって手が震える」

 

 私の歌枠の同時接続数は数千。これは事務所の力による後押しが多い。先輩たちが築き上げてきた知名度。同期から流れてきたファン層。

 それらがなかったら、視聴者数は百分の一にも満たなかっただろう。

 だから、その期待を裏切るのが怖い。

 

「──別に、失敗してもいいと思うけどね」

「……え?」

 

 ポツリと呟いた彼女の顔を見る。優しい笑みを浮かべる彼女の顔は、先ほどまでよりも大人びて見えた。

 

「ボクもやっているうちに気づいてきたことだけどさ。Vtuber、というか配信者はナマモノ、生きてるんだよ。撮り直しは効かないし、一度ネットに晒した失敗は一生消えない。でも、それがいいって思う人もいる。予想外に焦って、失敗を恥じて、トラブルを乗り越えて。そんな姿もまた魅力なんじゃないかな。完璧な劇を見たい人は、アニメかドラマでも見ればいいわけだからさ。今ここにしかない不完全なエンタメ。それが配信なんだとボクは思うよ」

 

 彼女の言葉に、自分の経験を思い出す。

 小さな失敗なら今までの配信でもあった。

 少しの間マイクがミュートになっていたり、カメラが止まったり。

 けれどそのことに怒る人はあまりおらず、むしろ皆面白がっている様子だった。挨拶を甘噛みしたり、ホラゲでビックリしたり。そんな何気ない祈の行動に、コメントはよく反応していた。

 彼女の言うことがなんとなく分かった。自分が歌にだけ異様にミスしないことに拘っていたことも。

 けれど。

 

 「……たしかに、そうかもしれない。でも、私の歌は凄いものじゃないとダメなの。他になにも持っていない私が歌もダメだったら、何も残らないから」

 

 幼い頃から音楽の道を進んできた私には、音楽しかない。

 母の敷いたレールから脱落しても尚しがみついたもの。

 

「そうかな? ホラゲー配信とか、深夜の雑談とか、結構人気だったじゃん?」

「ダメなの。それは私にしかできないことじゃないから」

 

 私の否定に、フィーちゃんは小さく首を傾げた。

 

「私の歌声で紡ぐ歌は、私にしか創れない、私が創ったものだから」

「じゃあ、歌ってないVtuberはダメなの?」

「──それはッ……そういうわけじゃないけど……!」

 

 Vtuberの価値は歌だけじゃない。歌だけを理由に見下していいはずがない。

 言っていることと矛盾している。そのことを今のやり取りだけで悟らされた。

 やっぱり、フィーちゃんは鋭い。普段はふわふわしているのに、肝心な時には鋭くなる。

 

 私がなにも言えずに黙っていると、彼女がまた口を開いた。

 

「ま、理屈じゃないってことだね。ボクがここでぐちゃぐちゃ言っても意味ないか」

 

 あっけらかんと言った彼女は、どこか遠くを見つめてポツリと言った。

 

 「じゃあ、わからせないとね」




アイデン貞貞メルトダウン  えなこ feat.P丸様。
280-0648-8
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

くたばり損ない魔法少女わたしの独りゴト(作者:土縁屋)(オリジナルファンタジー/冒険・バトル)

わたし、華亥ムラクモ♡ 自分語りが大好きな、どこにでもいる普通の女の子♡▼魔法少女として世界の平和を護ってたんだけど、やっと平和になったと思ったら異世界追放!? 許せムラクモ……これもお前が強すぎるが故だぜ……なんつって。▼飛ばされた先は剣と魔法のファンタジー世界。だってのになんだか近代的なの。下手すりゃわたしの世界より文明的なんじゃない? 夢こわれる。▼そ…


総合評価:1164/評価:8/連載:59話/更新日時:2026年08月05日(水) 18:00 小説情報

TS転生外宇宙系魔法少女ダークネス・ルーシィ(作者:SIS)(オリジナル現代/ホラー)

SAN値直葬系マスコットとそれを心から愛する転生者(正気)の日常。▼※序盤とタイトルを書き直しました。▼気分転換に書いた作品を投稿欲を満たすために投稿してみます。▼続き書いたら増えます。


総合評価:2374/評価:8.54/連載:31話/更新日時:2026年08月06日(木) 18:13 小説情報

【連載版】TS異世界リフォーム工務店 〜勇者がぶっ壊した魔族屋敷、格安再生して高く売れ!〜(作者:劇団おこめ座)(オリジナルファンタジー/コメディ)

 廃屋。▼ それは、人の営みが消えたあとの抜け殻。▼ 勇者や冒険者が壊し、魔物が荒らし、誰も戻らなくなった建物は、この世界にいくらでもある。▼ 勇者パーティを追放されたエルフの土魔法使いリファは、ある日ふと思いついた。▼ ……これ、ただ同然で買って、直して売れば、普通に儲かるんじゃね?▼ 土魔法なら材料費はほぼゼロ。▼ 勇者たちが壊した屋敷をマッチポンプ式に…


総合評価:1998/評価:8.64/連載:26話/更新日時:2026年08月03日(月) 06:51 小説情報

胡散臭いTS美少女占い師は今日も路地裏で笑う(作者:高丸)(オリジナル現代/日常)

転生したら怪異が存在する世界にいた主人公が趣味で占い師をする話▼【挿絵表示】▼


総合評価:5603/評価:8.16/連載:9話/更新日時:2026年07月01日(水) 22:07 小説情報

TS転生おっさん物語(作者:すすぺっと)(オリジナル現代/日常)

▼社会に疲れた元おっさんは、死後、丸い蛍光灯のような神様によって、現代日本によく似たパラレルワールドへ女の子として転生する。▼赤ちゃんから成長し、高校生になった彼女――**高遠透花**は、180cm前後の高身長と整った容姿を持つ無気力系JK。▼本人はただ平穏に過ごしたいだけだが、前世の社会経験から来る落ち着きや距離感が、周囲には妙に大人びた魅力として映ってし…


総合評価:2204/評価:7.9/連載:20話/更新日時:2026年06月20日(土) 12:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>