TS転生者と初恋拗らせ可変TS娘   作:綺羅星瑠奈

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4話からの分岐です、本編では幼馴染兼親友としての関係を壊さないように恋心を心の奥底に隠して気付かないふりをしていた柚葉がもし恋心を自覚して美夢を堕としに行ったら?というIF。

性癖に従って書きました。
もっとイチャイチャさせたい気持ちもあったけど過激になりそうなので軽くしました。


おまけ
IF√『幼馴染は止まらない』


 美夢が手紙で呼び出された現場にこっそり着いて行った。

 

 どうせいつも通り男の子に告白されて、今日も断るんだろう、そうあたしは考えていた。

 

 でもそこに待っていたのはあたしより可愛い女の子で…。

 最初はお互いに緊張していたけれど徐々に仲良く話し始めて…。

 

 美夢があんな表情をするのは初めて見た、あたしの前ではそんな顔しないのに。

 美夢が女の子を抱きしめていた、あたしですら美夢からは抱きしめられたことなんてないのに。

 美夢が女の子と楽しそうに笑っている、それは良い事なはずなのにあたしは喜べない。

 

 凄くモヤモヤする、この感情は何なのだろう…。

 そっか…あたしはまだ美夢に恋をしているんだ。

 

 気付かなければ親友のままでいられたかもしれない、けど気付いてしまった。

 あたしは親友のままで我慢なんてできない。

 

 

 その日、美夢と共に家に帰ったあたしは、お風呂に入っている美夢の元に突撃した。

 

「え!?柚葉!?まだ俺入ってる途中なんだけど!?」

「知ってる」

「知ってて何で?」

「我慢ができなかったから」

「我…んっ!?」

 

 美夢に近づき顎を掴み顔を上げさせて唇を奪う、自分から仕掛けたことだけど、唇同士が触れ合うのを感じてあたしの胸の鼓動が高鳴っていく。

 

「ちょっと何して!?」

 

 シャワーを浴びていて、全身が濡れている美夢…唇を奪われたからか顔が真っ赤になっている…何で可愛い生物なのだろうか。

 

「あたしは美夢のことが好き、幼馴染や親友じゃ我慢できない、あたしの恋人になって欲しい」

「この状況でそれを言う!?」

「ここなら逃げられない、それに断られても堕とせる」

「怖いこと言わないで!?そもそも女の子同士だよ?良いの?」

 

 壁に手をつき美夢の耳元で囁く、美夢はこのシチュエーションに弱いだろう。

 

「そんなの関係ない、ようやく自覚できた、あたしは美夢のことが昔から好きだった、だからあたしと付き合って、美夢もあたしのこと嫌いじゃないでしょ?」

「そ、そりゃ嫌いじゃないけど…」

 

 触れ合っている肌から、美夢の体温が上昇して鼓動も早くなっているのを感じる、もう少し押せば堕ちるだろう。

 

「あたしじゃ、ダメ?」

 

「…っ!?ダメじゃないけど…」

「ダメじゃないならさ、付き合おうよ、良いでしょ?」

「う…うん…」

 

 美夢が真っ赤になって座り込んだ、初心でとても可愛らしい。

 

「ふふっ…これで恋人同士だね」

 

 そのまま一緒にお風呂に入ったけれど恋人になって一緒にお風呂というのはかなり刺激的だった、普段は男のような口調でカッコ良い一面もある美夢だがそういった経験に乏しいのか、かなりしおらしくて…新しい扉が目覚めたような気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 天国のお母さんお父さん*1俺、初めての彼女ができたよ。

 

 

 

 やっぱ俺は前世が男だから、女の子が好きなんだろうね、柚葉に突如迫られても戸惑いこそしたものの嫌な気持ちには全くならなかった。

 

 柚葉は前世の俺としての目線で見ても顔が整っている部類に入るだろう、長年一緒に居て今は一緒に暮らしている、それでも大きな不満もなく、むしろ楽しいと思えるくらいには相性も良い。

 女同士だということを除けば恋人になるのに何の問題もない関係だ。

恋かどうかはわからなかっただけで、柚葉のことは好きだし、強引に迫ってくれるくらいに好かれているのはとても嬉しい。

 

 柚葉が俺に恋をしていたことまでは知らなかったけれど、俺は柚葉のことをよく知っている、好みもわかるし、どのようなことをすれば喜んでくれるのかもわかる、恋人同士になっても上手くやっていけるだろう。

 

 

 そして俺が柚葉のことをよく知っているのと同じように、柚葉も俺のことをよく知っている。

 顎クイからのキスだったり、壁ドンからの囁きだったり、めっちゃ良かった…!興奮した!

 俺がされると嬉しいことを的確にしてくるからとても満たされた!

 美少女にイケメンムーブで強引に迫られて、俺の心の中の、女の子な部分が満たされていく感覚だった。

 

 

 

 

 

 付き合い始めた翌日、いつも通り柚葉と通学する、今までと違うのは恋人という関係性と距離感だろうか。

 昨日までは横に並んで一緒に歩いているだけだった、今日は手を繋いでいる、それも恋人繋ぎで…。

 

「あたしの手の細胞一つ一つが美夢の温もりを感じて喜んでるよ」

「言い方気持ち悪くない?」

「彼女のあたしに気持ち悪いって言い方は酷くない?」

 

 そう言った柚葉は空いている手を使って俺の顔を彼女の方へ向けさせる。

 

「酷いことを言うような口はあたしが塞いであげる」

 

 柚葉の顔が近づいてきて俺の唇を奪った、唇同士が触れ合う感覚にはまだ慣れない、2人だけの世界で溶け合っていくような感覚で…少し息苦しくなってきた所で柚葉は唇を離した。

 

「ふぅ…ご馳走様」

「柚葉!通学中に何やってるの!?見られたらどうするのさ」

「見せつけれやれば良いよ、美夢はあたしの物だって皆に理解させたいしね」

「そこまでする?」

「するよ美夢を誰かに取られたくないからさ、それにこれくらい強引な方が好きでしょ?」

「好きだけど…けどぉ…」

 

 体が熱い、柚葉を直視できない…でも嫌じゃなかった。

 

 

 

 

 

 それからも通学中やクラスの中で柚葉は激しいスキンシップをしてきた、さすがにクラスの中ではキスまではしてないけど。

 女の子同士なのに、次第にクラス公認のカップルみたいになってて…でも悪い気はしない。

 

 それと、付き合い始めてから柚葉が強い独占欲を見せるようになった、誰かと話しているだけでLIMEが飛んでくるし、可愛い女の子にちょっとデレデレしてしまった日なんて、後から自分の立場を理解らせられてしまう。

 

 束縛というほどでもないんだけれど、ちょっと息苦しいと思うこともある、だけど彼女が自分に独占欲を向けてくれるというのは愛されてる証拠でもあるので、嬉しい気持ちもあるんだよね。

 

 

 

 重いけれど、俺のことを理解して愛してくれる人と付き合うことができて俺は最高に幸せだ。

 

*1
前世の話。今世の両親はまだ存命。




このルートの祐希は、美夢と柚葉のイチャラブを頻繁に見かけて勝ち目がないと思って諦めます。

美夢は押しに弱いし強い愛で求められる展開には心惹かれてしまう受け体質なので、本編の祐希や今回の柚葉のように真正面から好意を伝えればいずれ受け入れる可能性が高いです。

祐希が想いを伝える前に柚葉が恋心を自覚して動けばほぼほぼこのルートに辿り着きます。
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