徐々に増やしたいとは思ってます。
超絶好みの女の子ましろちゃんとお友達になり連絡先を交換した俺はウキウキ気分のまま帰ろうとする。
校門の前には柚葉が待っていた。
「ごめん、待たせた?」
「暇つぶしてたから大丈夫、あたしが一緒に帰りたくて待ってただけだしね」
一緒に帰り道を歩きながら2人で話す、学校では清楚系美少女をしているから、素で話せるというのはとても気が楽だ。
「別に先に帰ってても良いんだからな?」
「先に帰りたい時はそうするよ、ところで機嫌よさそうだけど、何かあった?もしかして告白受けたりしたの?」
「それがさ男からの告白だと身構えてたら、待ってたのは女の子でさ?お友達になってくれませんか?って言ってきたんだよ!それがすごい可愛くてさぁ!」
「そっか、その女の子はなんて名前?どんな性格だった?美夢の新しい友達がどんな子かあたしも知りたいな」
「ましろちゃんって言って、恥ずかしがり屋で控えめな可愛い女の子って感じかな、しかもなんと僕っ子!凄いギャップじゃない!?」
「………なるほどね、そんなに可愛かったんだ、高校デビューに成功したのか友達も徐々に増えてきてるし良かったね」
なんか今日の柚葉、機嫌悪い?俺に友達が増えて寂しい…とか?
「友達がどれだけ増えてもさ、俺の一番の友達、いや親友は柚葉だよ、柚葉には本当いつも助けられてるありがとう」
「っ……!あたしだって昔から美夢に助けられてるしさ、大変なことやできないことがあったら2人で分け合って半分こにすれば楽になるじゃない?」
「あぁ…昔俺もそんなこと言ったなぁ…懐かしい」
「………覚えててくれたんだ」
柚葉が笑みを浮かべながら小さく何かを呟いた、何を言ったのか俺は聞き取ることができなかった。
しばらく話しながら歩いていると、一般的な大きさの一軒家が見えてくる。
ここが俺の兄貴の家、そして俺と柚葉が一時的に住んでいる家だ。
兄貴はかなり稼ぎが良く、一人暮らしなのに一軒家を買うくらいの余裕があるらしい。
本当に一軒家が必要なのか、兄貴が親と揉めていた記憶もあるが、この一軒家のおかげで実家から離れた高校に通うことができているので兄貴には感謝をしている。
「「ただいま」」
その後、柚葉と家事を分担してこなし途中で帰ってきた兄貴と3人で夕食を食べた終えた俺はお風呂に入っていた。
もう15年もこの体で生きているので、お風呂で戸惑うこともない、むしろ前世よりも気持ちよく感じるくらいだ。
湯船に浸かりながらも俺は今日のことを考えていた。
ましろちゃん…可愛かったなぁ。
前世でハマっていたとあるゲームのキャラクターにどことなく見た目が似ていて、惹かれてしまった。
そういえば小学生の頃、絵が上手い男の子にあのキャラクターを描いてもらったんだよな。
色々と注文つけて描いてもらったからかなりの再現度になった奴。
ああでもないこうでもないと描き直してもらいながら理想に近づけていくのは楽しかった。
連絡先を知らないからあの子が引っ越してからはどうしてるかわからないけれど。
あの子がイラストレーターになったら、しっかりお金を払って色々と依頼してみたいなぁ。
ま、どこにいるかもわからなければ、名前も覚えていから、また会うことなんてないんだろうけどね。
それに、男女の間に友情が成立するのか俺にはもうわからない。
風呂上がり、柚葉とおそろいのパジャマを着てから脱衣所を出る。
少し前までは前世の感覚で下着姿で家の中を歩いていたけれど、柚葉が女の子がそんな格好してるのは良くない!とかいって怒った上でおそろいのパジャマを手渡してきたので使うことにしている、サイズも合ってるしなんだかんだ着心地は良い。
リビングに居る柚葉と目が合うと話しかけてきた。
「最近はちゃんとパジャマ着てくれてるね、良かった」
「毎回怒られてたからね、でも兄貴と柚葉しか居ないんだから別に良いんじゃないか?」
「良くないよ、そもそも朝日さんだって男なんだし、下着姿を見せつけるのはダメだって」
「兄貴なら大丈夫だと思うけどなぁ」
兄貴はかなりのシスコンで俺のことを溺愛してくれているけれど、行き過ぎた家族愛みたいなものであって、男女を意識するような仲ではないからなぁ。
ちゃんとパジャマを着るようになった時も「美夢よ!そのパジャマも似合っているぞ!あぁ…柚葉ちゃんとお揃いなのだな…とても尊い…柚葉ちゃん!感謝する!下着姿では風邪を引くかもしれないということをオレは失念していた!持つべき友は良き妹とその良き友人ということだな!」
とか長々と言ってたし可愛い妹とは思っていても女としては見られてないだろう、そもそもこの兄とは8歳も歳が離れているし。
兄貴や柚葉と話していると、LIMEにましろちゃんから連絡が来る。
Mashiro Yuki:今日はありがとうございました!もしよかったら、今度一緒にお出かけしませんか?
ましろちゃんからのお誘い!?出かけるということは外だよね?
ましろちゃんはどんな私服なんだろうか。
出かける前に俺もちゃんとした女の子らしい服を買っておくべきだろうか。
たまにクラスの友人と会う時用に少しなら持ってるけど、ましろちゃんと並んでも見劣りしないような服が欲しい。
とりあえずましろちゃんには行きたいという意思だけ伝えて、柚葉にさりげなく相談する。
「なぁ柚葉、俺に似合う私服がもうちょっと欲しいんだけどさ…どう思う?」
柚葉が驚いた顔で固まっている。
「ふ、服?美夢が…?え?なんで?」
「……いやほら、学校では清楚系としてやってるからさ学校の友達と会う時にそれっぽい服装が要るだろ?もうちょいレパートリーが欲しい、みたいな?美夢ちゃんいつも同じ服着てるね、選択する回数を減らすって奴?とか言われて笑われたくないし」
「そう……………あの女の所為………?」
「あの女?」
「いや、違う!何でもないよ!服を買いたいんでしょ?今度の休みの日に一緒に見に行こう、最高に似合う服を見繕ってあげるよ」
「お、おう、お手柔らかにお願いします」
頼んだのは俺だけどめっちゃやる気ありそうで少し引いてる。
そんな話を聞いていたのか自室から出てきた兄貴が話しかけてきた。
「美夢と柚葉ちゃんで服を買いに行くのだな!柚葉ちゃんなら間違いなく美夢を引き立てる最高の装備を選んでくれることだろう、金はオレが出す!ついでに荷物持ちに使ってくれても構わない!」
「兄貴シスコンすぎるぞ」
「あぁ…その冷めた目つきもとても良い!」
「服は結構高くつくから、出してくれるなら良いんじゃない?あたしはこのシスコンっぷりにはもう慣れたよ」
「もちろん柚葉ちゃんも好きなだけ買って構わないぞ!このために稼いでいると言っても過言ではないからな!」
「過言だろ、でも兄貴…ありがとう、その代わり家事でも何でも頑張るからして欲しいことあったら言ってくれ」
俺が感謝を伝えると兄貴がとても嬉しそうにしてくれる、気恥ずかしくてたまにしか言えないんだよな…。
でもその後俺が何でもと言ったあたりで2人が一斉にこちらを見つめてくる。
「「何でも…?」」
あ、変なこと言ったわ…てか何で柚葉まで反応するんだよ!
「あ…いやまぁ俺ができる範囲で…ね?」
「承知した!不埒な願いはしないと神に誓おう!しばらく考える時間をくれ!」
「う、うん」
まぁ良いや、とりあえず今週末に服を買いに行くとして、ましろちゃんとは来週以降に出かける方向で話を進めておこう。
主要キャラが多分出揃ったので軽いキャラ紹介。
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本作の主人公、TS転生者。中身は男、外面は清楚系美少女?恋愛対象は女性だと思っているが今世で恋をしたことはない。
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もう一人の主人公、薬で一時的にTSできる。美夢が初恋で今でも好き。
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美夢の幼馴染兼親友、初恋が美夢、美夢への好意が恋愛か友情かわかろうとしない。作者の性癖で生まれて、作者の性癖で動いてる。
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美夢の兄、8歳年上、超絶ブラコン。かなり稼ぎが良い仕事に就いているらしいが、何の仕事をしているのか親以外には教えていない。
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祐希の双子の妹、兄の恋を応援してる。面白がってもいる。
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マッドサイエンティストのつもりが、思ったよりは良い奴かも。いろいろと薬を作っては祐希に飲ませている、祐希は大切な友人兼非検体、祐希の事を応援はしているが、恋や愛には興味がないそれよりも実験だ。