第二話です!
今回はロキの話です。
その神は、オーディンフリッガの息子としてアスガルドの王子兄ソーと共に、二人の愛を受けながら育てられてきた。
神の息子として、信じていた
あの日、真実を知るまでは……
「真実?」
「あぁ、私の本当の出生だよ…」
「もしかして…」
「恐らく、君が思ってる以上の事だよ」
私の国は、ある国と戦争をしていた…
その国は、氷の巨人の王ラウフェイの統べる
氷の世界ヨトゥンヘイム
父はその国との戦いで、一人の赤ん坊を拾った。
ーーそれが私だった
そして捨てた本当の父親は
゛氷の巨人の王ラウフェイ゛
私の本当の生まれは敵国の王の息子だったのさ
私が、信じていたのはまやかし
王を夢見てた子どもは、王などに成れないただの
道化だったのさ
「そんな…そんな事って…」
「これが、私のオリジンさ」
そっからか、私は二度に渡り
敵(ヴィラン)として、兄と対立する事になった。
一度目は、王に成るためアスガルドに
二度目は、地球を支配するため、ニューヨークに
侵略した…
「まぁ、二回とも無様に負けたがね…」
「ロキさん……」
「やった事は許されないかもしれないですけど、それでも立ち上がって、挑んだんですよね?」
「私には、そんな事できるか…」
「ハハッ笑わないのだな、こんな道化を…」
「そんな!笑うなんて!」
「だって、ロキさんは王様に成るために頑張ってきたんですよね?」
「確かに、やり方は多くの人を傷つけるやり方でした」
「それでも、頑張ってきた人を笑う事はできないです!」
まどか、君はこんな、道化を救おうとするとはね。
力だけじゃなく精神も強いんだな…
ここまでくると、警戒するのが馬鹿馬鹿しくなってくるな…
「すまないな、正直に言おう」
「君の事を警戒していたんだ、この力を奪い、この多次元宇宙を支配しにきた者だと」
「だが、それも杞憂だったようだな…」
「いえ、いきなり知らない人が来たら、警戒して当然ですよね…」
「ありがとう、とりあえず話を戻そう」
「ここからが、ある意味本題だからな」
ニューヨークで負けたあの日が分岐点なのだから
私が時の王に成れたのは!
本来ならばあの日
アスガルドに収容され
長い時を経て、兄と父と和解をし
兄と二人で国を導こうと
「良かった、二人と和解できたんですね…」
「あぁ、そのままだったら良かったんだがね」
そして
ある強者と出会う
その強者の前では兄も負け
多くの民と仲間を失った
そして、この愚かな道化は
圧倒的強さの前に、子ども騙し染みた策なぞ
通用せず、一泡吹かせることもできず
無様に殺される筈だった…
そう、ここで私の糸が切れる筈だった運命
「そんな…そんなことって……あんまりだよ」
彼女は、涙を流しながら、私に言ってくる
「そんなもんさ、誰しもが物語の中の主人公の様にはいかないもんさ、君にも覚えはあるんじゃないか?」
「それは…」
「失礼、辛い記憶を思い出させてしまったようだな」
「いえ、大丈夫です。むしろ、ロキさんの方が…」
「心配には、及ばん。語る上で必要なことだ」
やっぱり、彼女は優しすぎるな…
その膨大な力と運命を背負うにはあまりにも
重い、彼女の力を半分でも一緒に背負ってくれる
者が現れれば…あるいは…
いや、今はよそう
私をその運命をから脱出させたのは、
皮肉にも私を倒した者達だからな…
「脱出させた?ロキさんを捕まえたのに?」
「あぁ、先程のほむらと同じように、未来の兄者達は失われた者達を救う為に過去に戻ってきたんだ」
その道中のアクシデントの結果
私は、兄者達から逃げることができた
そして、再び王に成ろうと思った矢先
別の組織に捕まったんだ…
「別の組織ですか?」
「あぁ、時空変異取締局ーー通称TVA」
ーー私が『悪戯神』から『時の王』に成った場所だ!
ここまで、読んで頂きありがとうございます!
なんとか、映画公開までには終わらせたい…