アビドス高校
アヤネ「お帰りなさい。アーカードさん、お疲れ様でした。」
シロコ「ん、すごく強かった。」
ホシノ「おじさんたちがやることがなかったね〜。」
"アーカード、命令した私がいうのもなんだけど戦い方をもう少し優しくできたり……"
アーカード「無理だな。」
"無理なんだ"
ヘルメット団を倒しアビドス高校に帰ってきた先生たち
ノノミ「火急の事案だったカタカタヘルメット団の件が片付きましたね。これで一息つけそうです。」
シロコ「そうだね。これでやっと、重要な問題に集中できる。」
セリカ「うん!先生のおかげだね、これで心置きなく全力で借金返済に取り掛かれるわ!ありがとう、先生!この恩は一生忘れないから!」
"え、借金ってどういうこと?"
セリカ「……あ、わわっ!」
アヤネ「そ、それは……。」
セリカ「ま、待って!!アヤネちゃん、それ以上は!」
ホシノ「いいんじゃない、セリカちゃん。隠すようなことでもあるまいし。」
セリカ「か、かといって、わざわざ話すようなことでもないでしょ!」
ホシノ「別に罪を犯したとかじゃないでしょー?それに先生達は私たちのことを助けてくれた大人でしょー?」
シロコ「ホシノ先輩の言う通りだよ。セリカ、先生達は信頼してもいいと思う。」
セリカ「そ、そりゃそうだけど、先生達だって部外者だし!」
ホシノ「確かに先生がパパっと解決してくれる問題じゃないかもしれないけどさ。でも、この問題に耳を傾けてくれる大人は先生達くらいしかいないじゃーん?悩みを打ち明けてみたら、何か解決方法が見つかるかもよー?それとも何か他にいい方法があるのかなー、セリカちゃん?」
セリカ「う、うう……。でっ、でも、さっき来たばっかりの大人でしょ!今まで大人たちが、この学校がどうなるかなんて気に留めたことなんてあった!?この学校の問題は、ずっと私たちだけでどうにかしてきたじゃん!なのに今更、大人が首を突っ込んでくるなんて……。私は認めない!!」
セリカが教室から飛び出していく
アヤネ「セリカちゃん!?」
ノノミ「私、様子を見てきます。」
ノノミも教室を出ていく
"えっと借金について教えてくれるかい?"
ホシノ「そうだね、えーと、簡単に説明すると……この学校借金があるんだー。まあ、ありふれた話だけどさ。でも問題はその金額で……9億円ぐらいあるんだよねー。」
"9億!?"
アヤネ「……9億6235万円、です。アビドス……いえ、私たち「対策委員会」が返済しなくてはならない金額です。これが返済できないと、学校は銀行の手に渡り、廃校手続きを取らざるを得なくなります。ですが、実際に返済できる確率は0%に近く、ほとんどの生徒は諦めて、この学校と街を捨てて、去ってしまいました。」
"そうなんだ"
シロコ「そして私たちだけが残った。」
アヤネ「学校が廃校の危機に追いやられたのも、生徒がいなくなったのも、街がゴーストタウンになりつつあるのも、実はすべてこの借金のせいです。」
"どうしてそんな借金ができちゃったの?"
アヤネ「それは……。数十年前、この学区の郊外にある砂漠で砂嵐が起きたのです。この地域では以前から頻繁に砂嵐が起きていたのですが、その時の砂嵐は想像を絶する規模のものでした。学区のいたる所が砂に埋もれ、砂嵐が去ってからも砂が溜まり続けてしまい。その自然災害を克服するために、我が校は多額の資金を投入せざるを得ませんでした。しかしこのような片田舎の学校に、巨額の融資をしてくれる銀行はなかなか見つからず。」
シロコ「結果、悪徳金融業者に頼るしかなかった。」
アヤネ「最初のうちは、すぐに返済できる算段だったと思います。しかし砂嵐はその後も、毎年さらに巨大な規模で発生し、学校の努力も虚しく、学区の状況は手がつけられない程の悪化の一途をたどりました。そしてついに、アビドスは半分以上が砂に呑まれて砂漠と化し、借金はみるみる膨れ上がっていったのです。」
"そんなことが"
アヤネ「私たちの力だけでは、毎月の利息を返済するので精一杯で、弾薬も補給品も、そこをついてしまっています。」
シロコ「セリカがあそこまで神経質になっているのは、これまで誰もこの問題にまともに向き合わなかったから。話を聞いてくれたのは、先生、あなたが初めて。」
ホシノ「……まあ、そういうつまらない話だよ。で、先生のおかげでヘルメット団っていう厄介な問題が解決したから、これからは借金返済に全力投球できるようになったってわけー。もしこの委員会の顧問になってくれるとしても、借金のことは気にしなくていいからねー。話を聞いてくれただけでもありがたいし。」
シロコ「そうだね。先生はもう十分力になってくれた。これ以上迷惑かけられない。」
"私も対策委員会の一員として一緒に頑張るよ。それに君たちを見捨てて戻るなんてことはしないよ。アーカードもそれでいいよね?"
アーカード「ああ、別にいいと思うぞ。ただ帰った時の書類の量には覚悟しておけよ。今もなんか増え続けてるらしいからな。」
シロコ「……先生。別に無理しなくてもいいんだよ?」
"い、いや大丈夫だよ私も一緒に手伝わして欲しいな"
アヤネ「はいっ!よろしくお願いします。先生!」
ホシノ「へえ、先生たちも変わり者だねー。こんな面倒なことに自分から首を突っ込もうなんて。」
アヤネ「良かった、シャーレが力になってくれるなんて。これで私たちも希望を持っていいんですよね?」
シロコ「そうだね、希望が見えてくるかもしれない。」
"任せて!こんな大人だけど遠慮せず頼ってね。"
アヤネ「はい!ありがとうございます先生!」
廊下
セリカ「……ちぇっ。」
ノノミ「セリカちゃ〜んどこですか〜?」
はい今回はここまでです。遅れてすいませんちょっと部活と講習会とレイダースと鉄道に忙しくて少なくともアビドスのストーリの終わりまでは書くつもりなので許してください。
あと感想あったら是非書いてください
アーカードの過去の回想編は作る予定だけど早めがいい?
-
はい
-
いいえ