こんなシチュエーションが見たいだけ   作:ゴールデンUFO

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駄文かもですがお楽しみ下さい


プロローグ×4

ある日。坂柳有栖は出会った。とある凡才に。

 

坂柳有栖から見てその少年Aは一目で天才ではないと分かった。記憶力もいい、頭の回転もはやい、しかし天才には届かない。それでもその年にしては上振れていたので遊びで関わって見ることにした。

 

そこで初めての敗北を知った。

 

自身のもっとも得意なチェスを選び、完膚なき程にボコボコにされた。

 

私が?天才でない人間に…?

このまま敗北したままでいるのは坂柳有栖のプライドが許さなかった。

 

自身が挑戦者となるのは腹立たしかったがその少年Aに挑み続けた。

小学校で挑み続け、中学校でも挑み続けた。中学2年で初めて勝った時には柄にもなく声を出して喜んでしまった。しかし、次の試合ではまた負けた。

 

勝つことはできるようになった。だが未だに勝つ越すことができない。

 

坂柳有栖は未だに挑み続けるマンマンだった。彼が違う高校に行くなんて考えてもいなかった。偶然にも彼らは同じ高校に行ったが、もし彼の進路が別のものとなれば謎の権力が彼の進路を変えただろう。

 

今年の春から彼らはまた同じ学校に通うことになる。

つまり…坂柳有栖の挑戦はまだまだ続くのだ。

 

とある少年Aは思う。

 

いいんだけどな。いいんだけどな。こいつのせいで友達他にできなかったなぁ…。

 

 

 

——————————————

 

 

とある少年Bは人の心がわかりすぎた。

 

表情、雰囲気、喋り方…さまざまな要素から無意識にその人間がどんな思いをしているのか、要注意深く見ればその人間が根本からどんな人間かがわかってしまった。

 

その能力で人と仲良くなることは簡単だが、ほとんどの人間が醜い部分を隠し持っている。それが分かる彼は人を好きになることはできなかった。

 

しかし、そんな少年Bは中学にて圧倒的善性と出会う。

 

彼女、一之瀬帆波は彼が初めてみた悪意のない人間だった。そんな人間に幸せになってほしいと思った。彼女が苦しんでいることが分かったので考えようによってはキモいかもしれないが影から支え続けた。

 

一之瀬帆波が彼の存在に気づいたのは彼女が万引きをしそうになった時だ。

流石に少年Bもこの時は前に出るしかなかった。

間違った道に行くのを止めてくれて、悩みを聞いてくれた。どうしたらいいか一緒に考えてくれた。

 

彼女はそこから彼に注目するようになり、彼が実は支えてくれることに気づいた。では過去は?あの時もあの時もそう言えば彼が支えてくれたのかもしれない、いやそうに決まっている。

好きになる理由はそれで十分だった。

 

彼が何かをミスったことに気づいたのは偶然にも彼女と同じ高校に行くことになり、彼女に挨拶されたときだった。

その善性の中に隠れた粘着質で湿った重い愛情が自分に向いていることに気づいた。

 

高校が一緒のことはすでに決まってしまった。

多分彼は逃げられない!!

 

とある少年Bは思う。

 

マジで、やべぇ。

 

 

 

————————————

 

 

龍園翔は見た。ただのモブだと思っていた男が彼を囲んでいた不良共を下すのを。

 

少年Cは優等生だった。授業は普通に受け積極的に人と関わろうとしないがある程度親しまれており、時折的確なツッコミを入れる。

その程度の人間。

 

そんな人間が複数人の不良共を下したのだ…面白くないはずがない。

 

そこら一域の支配を目論んでいた彼は自分の部下に少年Cを勧誘した。

部下になるのは嫌だがここらへんの不良の多さを問題視していた少年Cは部下になることは拒んだが協力という関係を龍園翔と結んだ。

 

トントン拍子で支配は進んでいったが異例の速さで支配していったためそこらを牛耳るヤクザに狙われることになり、命の危機すらあった。しかし、そんな困難も彼らは乗り越えここらの支配を2人で完了した。

 

そう2人で。

 

その頃にはもう最強の2人的な感じで人々には受け入れられていた。龍園翔にはもちろん、少年Cにも不良やヤクザが敬語を使い敬う。少年Cは何か自分の思い描いていたのと物事が違う方向に進んでいることを悟った。

 

偶然にも同じ高校に通うことになった龍園翔は思う。

 

この学校は怪しいが問題ない。俺たち2人ならな!!

 

少年Cは思う。

 

どうしてこうなった!!

 

 

 

————————————

 

 

綾小路清隆は思い出す。自分が勝てなかった天才を。

 

幼い頃、ホワイトルームに突如として入り突如として去った少年D。

最初は追加の人材かと思った。成績も大したことではなかった。しかし、教われば教わるほど、やればやるほど彼は凄まじい速度で習得した。いつしかほとんどのカリキュラムで綾小路清隆は勝てなくなっていた。

 

そんな少年Dは天才と判断された。凡才から天才を作るホワイトルームに天才はいられない。

その少年は入ってからわずか一カ月でいなくなった。

 

その後どうなったのかは知らない。

 

そのはずだった。

 

その少年Dが今目の前にいる。ホワイトルームから逃れ入ったこの高校の同じクラスに。

 

綾小路清隆は警戒する。彼はホワイトルームからの刺客ではないのか?しかし、天才である彼があの後もホワイトルームと関わったとは思えない。しかし、もし彼が刺客であったら俺は勝てるのか?

 

そんな中、少年Dは…

 

何も考えていない!!

 

偶然である。




ちなみに

彼らは全員転生者。
神様転生だが原作知識もチートも持っていない。

そして前世は全員親友同士。
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