紅線のマルフーシャ(H×Hとマルフーシャのクロス)   作:ルーデリアン

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タイトルの意味は「デイブレイク」…すなわち夜明けを意味する。


ヒ×ヲ×コワス

…ここは?

 

知らない天井だ。

 

えーと、あの後何があったんだっけ?

 

…そうだ、思い出した。

 

確かあの機械兵を破壊した後急に眠気が…その後ちょっと痛かったけどまたすぐ寝ちゃったな…

 

「目覚めたみたいだね♡」

 

!?

 

ヒソカ…モロウ…!!

 

「あの時以降かな、マルフーシャ◇」

 

まさか気づかれてたっての!?

 

いやそれよりも

 

「…ここは?」

 

「ヒ・ミ・ツ…と言いたいところだけど余りにも不誠実だ♣ここは革命軍本部…君から見たら敵地さ♠」

 

やはりそうか…

 

「一応いうと君達の仲間は無事さ♡」

 

良かった…誰も死んでないのかか

 

「で、彼女が起きたけど入ってこないのかい、ダチカ♢」

 

一人女が入ってくる、やや緑色がかった髪の女だ。

 

「…あなたがマルフーシャ…さんね。」

 

やけによそよそしい…でも何だろ誰かを彷彿させて

 

「私はズヴョズダチカ、呼びにくいからダチカでいいわ。」

 

「ダチカ…そう、ダチカっていうのね。」

 

「えっと…その…要件があるわ。」

 

「…聞かせて」

「…こっちに寝返って」

 

ガン!!

 

!?動けない!!

 

「危ないとこだったよ…僕が拘束してなければ君は運悪く殴り殺されてたと思う♣」

 

!?

 

何かゴムの様な物で拘束されてる!!

 

「黙りなさい!…殴られるのは百も承知よ。」

 

「…私には仲間がいるの、彼女たちをみすみす裏切ることなんて!」

 

「…貴方の妹さんと一生離れ離れになったとしても。」

 

「ッ!?脅す気?」

 

「別に脅す気はないわ、でもこのままだと…」

 

ダチカは少し目をそらしながらも決意した目に変わった。

 

「…本当なら殺せって言われてたの、でも何とか交渉して貴方を生かしてもらうように下のよ…」

 

「…どうして?」

 

「貴方がスネジンカの姉で大切な人だから。」

 

ああ…そういう…そういうことだったのね。

 

スネジンカ…貴方も仲間を得たのね…

 

不思議ね、私はしたかがなく生き残るために戦って

 

スネジンカは私の為に為に戦った。

 

でも…

 

「…もっと別の出会い方したかったな。」

 

「え?」

 

「…で?アンタらの上はいつまで生かしてくれるわけ?」

 

「…もって1週間。」

 

「そう…」

 

ダチカは立ち上がる。

 

「ごめんね…スネジンカ…」

 

ダチカはなんていったのだろう…でも誰かの謝罪な気がする。

 

そしてダチカは部屋から退出していった。

 

「僕はマルフーシャを監視しとくよ♡」

 

どうやらこいつがいる限り、逃げ出すことは不可能…なら

 

1週間…1週間の間にできること…少しでもオーラを増やす!!

 

ーーーーー

 

「…とのことです。」

 

ここは正規軍の『監視カメラの無い』個室…

 

シチミーは端末から聞こえてくる音声を二人の人物に聞かせていた。

 

1人は恰幅のよい男、もう一人は白髪の女だ。

 

「これは素晴らしい、まさかマルフーシャに発信機を仕掛けるとはね。」

 

「外部の傭兵なんて期待はしてなかったが、思ってたより優秀だな。」

 

「今回は敵の方が上手でしたが、巻き返しくらいなら出来そうです。」

 

「監視カメラのない場所を報告場所に選んだのはスパイを警戒か?」

 

「それもあります、それだけでもないですが。」

 

「まあ何はともあれ、革命軍の総本山の居場所が分かったんだ。今回の失態は大目に見てやる。」

 

「ありがとうございます。」

 

恰幅のいい男性が個室から出ようとする…

 

「…君を見ていると実の息子を思い出してくるよ、全く私の息子のくせに非国民にも程がある。」

 

ガチャン

 

「…にしても、私が別任務でマルフーシャと別れてる間にそんなことが起きていたとわね。」

 

「弁解はした方がいいか?」

 

「いや、所詮非国民の傭兵の戯言。聞く価値はない。」

 

「ならそうだな、確かルーサって女いたよな。」

 

「今更負け犬の話をしてどうする。」

 

「ルーサはヒソカ・モロウという男に殺された。ヒソカは界隈じゃ有名な殺人鬼だ。」

 

「だからどうした、奴なら直ぐにでも捕まえて処刑すればいい。」

「だが、軍は奴を捕まえられてない。奴はレベルが違うんだよ…ありとあらゆる意味でな。」

 

「ふん…マルフーシャの監視任務を私に継続させればよかったのに。」

 

「いや、アンタを加えたところで結果は変わってないだろうな。奴らは丁寧に狩りハントをした、ほれぼれするくらいだ。」

 

「言い訳か?」

 

「かもな、だが咄嗟にマルフーシャに発信機を仕込めてよかったよ。」

 

「よくバレないものだな。」

 

「あるいは、バレてても放置してるか…どっちにしろ敵側にも手練れが多いだろうな。」

 

「それでXデーは1週間ね。」

 

「今のうちに準備はした方がいいだろうな。」

 

「…ところで、アンタの使う力」

 

「付け焼刃なのは確実になるだけだし、最悪死ぬ可能性があるから無しだ。」

 

「そこを…」

 

「半端に力を得るにしても時間がなさすぎる、特別なんだよマルフーシャは。」

 

「…私からマルフーシャの印象を言っていいか?」

 

「おう。」

 

「アイツは…非常に優秀で最高指導者にも認められてるが、この国を憎んでる…哀れな奴だ。」

 

「哀れな奴か…」

 

「ハッキリ言って、元々が5級国民だとは到底思えない。いや…3級国民ですら生ぬるいと思っている。」

 

 

「ずいぶんと買ってるんだな。」

 

「…まあね。あの戦いぶりを見せつけられたら誰でも買う。」

 

「チェルヌーシュカだったな。1週間後合おうじゃないか。」

 

「フン。」

チェルヌーシュカと呼ばれた女が退出する。

 

「さて、今のうちに調べておくか。」

 

シチミーもまた退出する、次の戦場に向けて。

 

ーーーーー

「遅かったですぞクラピカ殿。」

 

「さっき程まで会議をしてた。私が遅れるのは予期してたはずだが。」

 

「ですが、コレだけ援軍が来れば十分でしょう。」

 

フードの男は身に着けてる鎖を揺らめかせる。

 

 

決戦の『夜明け』は近い。

 




 因みに今回出てきたチェルヌーシュカさんは『救国のスネジンカ』で副隊長として出てきたキャクターです。何で今まで出さなかったって?すみません、このキャラのこと忘れてたのと前作組の方がよりキャラ立ってるかなと思い今まで出さなかった感じですね。作中の理屈としては別任務が発生したのを受けてマルフーシャ達とは別行動をとってた感じですかね。(ルーサは、『マルフーシャとやらの戦いぶりを見たい』という本人の要望によってのもの)

さて、次回からは革命軍本部に突入ということになります。

ご意見、ご感想よろしくお願いします。

日常回で最初に見たいもの

  • レオリオと溶鉄部隊の絡み
  • ヒソカと革命軍の絡み
  • シチミー昼飯の流儀
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