S-101 リリム。
危険度、S(超ヤバイ)→B?(要注意?)
S-101は、神話の悪魔のような姿をした、ピンク色の髪を持つ美しい女性です。
S-101は、魔法の行使に長けている他、人間を超越するほどの身体能力を持っています。
『対処方法(旧)』
S-101から完全に職員を守る方法は現在見つかっておらず、今我々にできることは、彼女の機嫌を取ってなるべく脱走しないよう祈ることだけです。また、脱走時は、被害を最小限に留めるためならいかなる手段を取っても構いません。あの「赤いボタン」だろうが「ハウンド小隊」だろうがです。
S-101はいかなる収容方法も通じず、およそ1時間ごとに、収容室を脱走し「暇つぶし」を行います。暇つぶしの内容は多々で、職員を何処かに転送させたり、施設内全ての収容室の扉を開放したりと、膨大な被害をもたらします。
『対処方法(新)』
現在は、とある人物の協力によって上記の暇つぶしをすることはほとんどありません。また、その代わりにその協力者のもとに向かい、コミュニケーションを取ることが増えました。会話内容としては、他愛ない世間話や猥談などが主で、満足したあとはすぐ帰って行くなど、被害をほぼ完全に抑えることに成功しています。⋯と言っても、いつ暴走するかわからない以上、旧式の対処方法も目に入れておくこと。
『ストーリー』 C-423「終わりのない絵本」より切り抜き。
昔々ある所に、魔物達の姫様がいました。彼女はとても美しかったが、その実とてもわがままでした。
姫様はアレが欲しいコレが欲しいと駄々をこねるわ、退屈だと癇癪を起こすわ、やりたい放題でした。
ある日、姫様は母親、つまり魔王様に対してお願いをしました。
「お母さん、私絶対に退屈しないオモチャが欲しい!」
そう言われた魔王様は、「オモチャは無いけれど、とっても面白い物があるわよ。」と、彼女にとある写真を見せました。
姫様がそれを見ると、写真はたちまち映像のように動き始め、今まで見たことのないような街や生き物が見えてきました。
「人間っていう生き物よ。貴方もきっと気に入ると思うわ。」
初めて見る物に姫様は興味津々。…そのなかでも、一人の人間を指さして、姫様はこう言いました。
「私、この人と結婚する!」
それを聞いた魔王様は驚きましたが、すぐに微笑んで、「それなら、人間たちの所に行ってみる?」と聞きました。
姫様は強くうなずくと、魔王様は「人間達に頼んでくる」といい、何処かにいきました。
後にリリムと呼ばれる彼女は、こうしてこの会社にきました。
本文で出てきた「赤いボタン」、「ハウンド小隊」、「終わりのない絵本」について少しだけ。
A-082 赤いボタン 押すと色んな効果がランダムに起こり、例えば半径5kmにいる生物が賢者モードになり行動不能になったり、逆に暴走させたりするヤバイボタン。ちなみにコレでもマシな方。
B-006 ハウンド小隊 依頼や契約に沿って脱走した魔物娘達を鎮圧する特殊部隊。しかし、戦闘中は近くにいる職員も被害を受ける恐れがある。前回でリリムを取り押さえたのも彼女たち。
C-423 終わりのない絵本 読む人によって内容が変わる絵本だが、どれも最後の方は白紙になっており、最後のシーンは読めなくなっている。若ければ若いほど、白紙の部分が多く、年を取れば取るほど、内容もページも多くなってくる。
そのうち本編にも出てくるのでお楽しみに。