魔法少女リリカルなのは ☆双子の魔導師☆   作:野佐先輩

79 / 104
こんにちは、今回は後編です。
三人称について御指摘を受けましたので頑張ります。
それでは本編です。


22話 友達っていいな編 後編

「あれ?僕なに言ってるんだろう?

ティアナ達は悪くないのに」

 

そう言った和人は不思議そうな顔をしている。

 

まるで、僕は言っていない。違う自分が言ったみたいと言っているようだった。

 

「お兄ちゃん、今のはお兄ちゃんが悪いよ。

私はちゃんとティアナ達の言った事を認めたのに」

 

自分で言った覚えのない事を妹に責められた僕は

その場から逃げ出してしまった。

 

「ユーノ、詩乃、もういいよ。和人は一人が好きみたいだから」

 

ティアナの口からそんな言葉が出るなんて僕は思わなかった。

 

あれだけ和人の事を心配していたティアナから。

 

「ユーノ君、私、お兄ちゃんの所に行ってくるね」

私はユーノ君達の返事を待たないで走りだした。

 

 

「みんなどうして僕を疑うの?悪くないのに

自分で言って無いのに。

 

なんで?どうして?僕は一人じゃないの?

 

僕の中にもう一人いるの?」

 

僕は考えれば考えるほど、だんだん怖くて

悲しくなってきた。

 

 

「お兄ちゃん、大丈夫?」

詩乃の声がした。どうやら心配して来てくれたようだった。

 

「お兄ちゃん、謝りたくないのはわかるよ。

でもね、ティアナとユーノ君に謝らなきゃ

 

お兄ちゃん達の中は終わちゃうよ。

 

私は嫌だ、お兄ちゃんが外れるだけで楽しくなくなるもん」

 

詩乃はまだ僕が自分の意思で言ったと信じているようだった。

 

 

「詩乃、言ったのは、本当の僕じゃないよ

さっきから本人が否定してるもう一人の僕だよ。

 

前は身体を乗っ取るのに失敗したけど今回は君達だけだ、簡単な事だよ」

 

お兄ちゃん、いやお兄ちゃんじゃない物の口から

さっきみたいに冷たい声が出た。

 

お兄ちゃんの身体を乗っ取る?みたいな事を言っていたけど、私はお兄ちゃんが抵抗してると信じていた。

 

「和人、詩乃。大丈夫か

話は全て聞いた、和人から出ていけこの偽物が」

 

遠くからユーノ君が走ってきた。

 

そして、話を全て聞いていたようだった。

 

 

「ユーノ君、今出ていけって言ったよね、

この体は和人の身体、と言うことは僕の体でもあるんだよ」

 

和人の声で喋るな、僕はそう思った。

だけど、僕には戦うためのデバイスがない。

 

詩乃に任せるしかないのが悔しかった。

 

「話しててもキリがないね、戦って無理やりお兄ちゃんの体から追い出してやる、エターナルカノン、セットアップ」

 

(セットアップ)

詩乃はいつもどおりのバリアジャケットに姿を変えて

デバイスであるハンドガンを構えた。

 

 

「ホーリーソード、セットアップ」

(エラー、貴方はマスターではありません)

 

「出ていけ、僕の中から、お前は僕じゃない」

 

ほんとの和人の声が聞こえた。

どうやら抵抗しているようだった。

 

なまだ抵抗するようだね、あまり無理しない方がいいよ」

 

抵抗してるうちは大丈夫。

私はユーノ君に言った。

 

「和人を返して」

僕達にしては聞きなれた声が聞こえた。

 

ティアナだった、どうやらティアナも和人が悪くない事に気がついたみたいだった。

 

「ティアナ、今更気がついても遅いよ」

 

その声を聞いてティアナが進んでいって

思いっきり和人の体を抱きしめた。

 

 

「和人、こんな偽物に負けないで貴方は強い子のはずだよ」

 

ティアナが呼んでいる、早く体を取り戻さなきゃ

偽物は必要ないから。

 

「ティアナ、今戻るよ。まっててね」

和人の声が聞こえた、今戻るよって。

 

 

「流石に無理だね」

僕は諦めてほんとの僕に意識と体を戻した。

 

「お兄ちゃん、お帰りなさい」

詩乃が僕に言ってくれた。

 

「お帰りなさい、和人。信じてたよ」

ティアナとユーノ君までが抱きついてきた。

 

「二人共、詩乃。ごめんなさい、僕が弱いから、

ダメな子だから。」

 

和人は必死に謝ってきた。

 

「和人、もういいよ。もう終わったの、お家に帰りましょ、送っていくから」

ティアナはそう言うと、僕の手を掴んで詩乃達と歩き出した。

 

それから、僕達はお家に帰りました。




いかがだったでしょうか?
まだ甘いような気がしますが。
感想はどんなものでも受け止めますから、よろしくお願いします。

感想、評価、御指摘をしてくれた皆様ありがとうございます。

次回も頑張ります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。