ようこそ怪物たちの居る教室へ   作:月神サチ

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第25話 クルージング再開早々……

――Side 頼久

 

長い試験がおわり、汚れを落としたオレたち一年生は再び豪華客船にてクルージングを楽しんでいた……のだが……。

 

桔梗、長谷部もとい波瑠加、愛里、清華が割り当てられてる客室にて。

 

茶柱先生が一糸纏わぬ姿の亀甲縛りで床に転がされていた。

 

近くで先生縛ったトキがピースピースしてる。

 

「よーくんの金……正確にはPPだけど……それをうっかりボトル開けた酒の支払いのために10万単位で使っておいて『胸でも揉ませればこのくらい黙るだろう』は無いでしょ」

 

笑顔でブチギレしてる束が怖いです助けて安西先生(唐突な無茶振り)

 

「その程度なら日常茶飯事だし」

 

「ここにいる全員が彼に抱かれてるといえば、『胸を揉ませる』ことの価値が薄いか分かると思うけど」

 

トキ、束、恋、清華、桔梗、恵、愛里に松下もとい千秋と波瑠加まで勢揃いである。

 

「ふ、不純異性交遊だと!? お前たち露見すれば退学になるのを分かっているのか!?」

 

「胸揉ませれば大金使ったのチャラにできるだろうと思ってた先生に言われたくない」

 

恋の火の玉ストレートで悶える茶柱先生。

 

「偶発的事故で食い散らかされたけど卒業後責任取ってもらえるらしいし、とっても床上手だから、一先ずお試しってことで関係継続してるだけかな」

 

「不本意だけど隣に同じ」

 

千秋は笑顔で、波瑠加は対照的に不満そうにそう告げる。

 

「大丈夫だよ。先生も共犯になればいいんだから」

 

「懐に入れた女には身体で払うが実装されるから、先生のガバも認められるよ、安心してね!」

 

なんかじり……じり……と茶柱先生に近寄る桔梗と恵。

 

「おい佐倉!綾川!お前たちはこんな狂気に染まってないよな!?」

 

「痛いのは入れた直後から少しの間だけですから」

 

「妖怪竿姉妹作りになってる3……2人を止めるメリットよりデメリットのほうが大きいし……ここまで進んで引き下がると失うものが多いから(コンコルド効果感)」

 

長谷部や松下を引き込んだ愛里はいい笑顔だし、清華は遠い目をしてる。

 

「せ、千手! お前のハーレムなんだろ手綱を握れ!」

 

「9人に敵うわけなかったんだよ……」

 

時には諦めたほうが、幸せだって総帥も言ってたし(渾身の責任転嫁)

 

 

 

 

 

 

 

「子供ができたらどうするんだ……!」

 

「オレ意識すればパイプカットしたり戻したりできるから、卒業までパイプカット状態。だから妊娠したらまず……不貞になるのでよしなに?」

 

「それならい……いやいや、教師と生徒がこんな事続け「弱み握られてるから仕方ないよね?」……篠ノ之博士の不興を買わないためだからな。仕方なくだぞ!」

 

色々大丈夫かな……。

 

 

 

 

 

 

 

 

「おかしい……」

 

「……? 何がですか?」

 

オレの言葉に一糸纏わぬ坂柳が仰向けで顔だけ向けて問いかけてきた。

 

部屋は千秋、鈴音、恵の割り当てられた部屋。

 

治療の名目で貸してもらってる。

 

それはそれとして坂柳の治療を始めて3ヶ月ほど。

 

()()()()()()()()()

 

「そういえば完治までに何年もかかるようなこと言ってましたね」

 

起き上がり、ベッドの縁に座る形でこちらを向く坂柳。

 

オレは回転椅子に座ってなるべく目線を合わせている。

 

「今の時点でその気になれば葛城あたりを片手で持ち上げて投げ飛ばせるくらいになってるからな。脳がリミッターかけてるから出来ないが」

 

「そんなに……ですか?」

 

「あとは脳の認識を改めさせて、同時に力を出しすぎないようにする訓練に移れば良いだろう」

 

「体育祭あたりには……」

 

「何月か知らんし聞かないからノーコメント。まだ病弱ロールしておくように。うっかり人突き飛ばしたらソイツの体に腕貫通してもしらんぞ」

 

「ずいぶんと具体的ですね?」

 

「3歳のころやったからな」

 

「えぇ……」

 

困惑の表情レアだな……。

 

それはさておき

 

「もしそうなったら父含めてウチが責任持って後始末というか、怪我とかなかったことにするから安心しろ。そこまでコミコミ安心プランだ」

 

「タダより高いものは無いようですが、私に払えるものなど、貧相な身体しかありませんよ?」

 

「お得意の頭脳はどうした」

 

「自分の上位互換相手にプレゼンとは羞恥プレイもいいところですが? 必要ならやりますが」

 

やるんだ……。

 

「それはそれとして……現時点私は運動しても身体に支障はない。しかし力加減に懸念ありのため、擬態継続……で合ってますよね?」

 

「そうだな」

 

「なら私は手折られても問題ないくらい、耐久性はマシになってると」

 

「そうだな。オレは手を出さんが」

 

「……ここまで無反応だと私もささやかなプライドがズタズタなのですが?」

 

「仕事だからな無理やり抑えてるんだよ。頼むから火遊びは辞めとけ。特にお前は今オレの細胞取り込んでる副作用で相性が()()()()()()()()。経験ないやつが味わったら戻れないくらい頭に焼き付くぞ。頭アッパラパーになっても責任とれんぞ。いやそうなったらやらかした責任取って介護くらいしてやるが」

 

「……それはそれで気になりますね」

 

オレは彼女のデータをまとめ終えて書類をしまう。

 

「冗談だ。ほら、さっさと着替えて――」

 

オレの前に歩み寄り、オレの頭を抱えるように抱きついてきた。

 

「……」

 

再三の警告をガン無視したので、オレは自重を殴り捨てることにした。

 

 

 

 

 

 

 

「寧ろ頭がより冴えて、身体の使い方……特に力加減が分かるようになった気がします」

 

「どういうことだってばよ!(混乱)」

 

 

 

 

 

 

「まじめな話、オレの細胞を置き換える速さにちょっと気になるところがある。家系図とかの写しを後日見せてほしい」

 

「本体を父に頼んで取り寄せても良いのですが」

 

「既成事実固めるつもりだなおめー」

 

「ずいぶんとDクラスの女子に手を出して、その子たちには責任とると言ってるようですね?」

 

「有栖が望むなら責任は取る。それはそれとして家系図について確認したいからそっちを頼む」

 

「ふふ、それで構いませんよ」

 

総帥の系譜は大体家系図があるが、(主に野郎側だが)たまに行きずりでやらかしたとかあるらしく、載ってない人もいるかもしれない、と総帥が言っていた。

 

有栖を遡ると居そうな気がするんだよなぁ……総帥の血縁者。

 

あるいは突然変異か……まあ有栖が特殊っぽいのには、変わりないか。

 

 

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