ようこそ怪物たちの居る教室へ   作:月神サチ

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無人島編より短い予定です。

ではどうぞ


第26話 船上試験+追加試験(なお……)

――Side 頼久

 

「オレたちだけ別枠での試験……ねぇ……」

 

船上試験の初回説明と並行して集められたオレたち紋章持ち。

 

そこには坂柳理事長。

 

なんか穏やかじゃないな?

 

「ルールは簡単です。この12人は船上試験のグループのいずれかについてどの結果になるかを『この場』で予想してもらいます。結果が一致した場合、CPを+20、「全ての結果に対して」自クラスに倍の効果をもたらします。外れた場合、CP-20、「自クラスにマイナス効果があった場合」のみ倍の効果が発生します」

 

そういって端末を動かし、オレたちに船上試験の4つの結果パターンを通知する。

 

 

結果1・グループ内で優待者及び優待者の所属するクラスメイトを除く全員の解答が正解していた場合

グループ全員に50万プライベートポイントが支給される。

優待者と同じクラスの生徒もそれぞれ同様のポイントを得る。

優待者には100万プライベートポイントが支給される。

 

結果2・優待者及び所属するクラスメイトを除く全員の答えで、一人でも未解答や不正解があった場合

優待者に50万プライベートポイントが支給される。

 

結果3・優待者以外の者が、試験終了を待たず答えを学校に告げ正解していた場合

正解者に50万プライベートポイントが支給される。また正解者の所属クラスは50クラスポイント得る。

優待者の所属クラスは50クラスポイント失う。

 

結果4・優待者以外の者が、試験終了を待たず答えを学校に告げ不正解だった場合

答えを間違えた生徒が所属するクラスは50クラスポイント失う。

優待者に50万プライベートポイントが支給される。また優待者の所属クラスは50クラスポイント得る。

 

 

「誰がどのグループになるとかは?」

 

「教えられません。全てカンで当ててもらいます」

 

華琳の問いかけの回答でオレ含め全員困惑である。

 

「試験もへったくれもねぇだろソレ」

 

「……冗談です。グループ毎の名簿だけ、この場でお見せしますし、記憶は奪いますので船上試験側に詳細を教えられませんが、ここにいる12人で話し合う分には止めません」

 

「ん?記憶を奪うってまさか……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気がつくと自分の部屋でぼーっとしていた。

 

1日程時間が飛んでいたのか、通知が何件か来ていたが……今ちょうど試験初日の話し合い真っ最中ようだ。

 

別試験として部屋に入ったところで記憶が千切られたように途切れているあたり、記憶操作できる誰かが試験情報漏洩を無くすために部屋での記憶を消したのだろう。

 

「……暇だし、散歩するか」

 

オレは生徒たちが試験で話し合いしてる中、船を探索することに。

 

 

 

「せ、千手!? 何故この時間に生徒が……ああ、そういえばお前たち12人は別試験だったな。内容は知らんが」

 

「私たちにも内緒だもんねぇ。どんな怖い試験が待ってるのやら……」

 

なんか女教師2人で飲んでいたらしい。

 

……ん? 2人の顔に傷が……

 

「……ああ、千手君のアドバイスどおり、佐枝ちゃんに本音ぶつけて殴りかかったからね。少しだけ胸が軽くなった気がするわ」

 

「いきなり看板に呼び出されて殴られて言いたい放題されたから殴り返して本音をぶちまけてやった。後悔してない」

 

(船の甲板でオレの言った場所は違うが)本音ぶちまけてキャットファイトしてなんかガス抜きできたようだ。

 

なんだか知らんがとにかくヨシ!(節穴現場猫感)

 

「ソレはそれとして千手君引き抜きは諦めないし、佐枝ちゃんのクラスがAクラスになるのは止めに行くけど」

 

「抜かせ、今回の生徒は癖こそあるが才能ある連中が多い。頼久たちを主軸にAクラス目指すからそのつもりでな」

 

胸を張り、谷間が強調される茶柱先生。

 

「ふーん? なんか余裕できたみたいね」

 

「一ヶ月でCP全損するような素行問題児たちが三ヶ月でCクラスに追いついていればそうなる」

 

「先月瓶で酒のんでグダってた佐枝ちゃんからは想像できないわね。無人島試験か船に戻ってきてから、なにか良いこと……男でもできた?」

 

星ノ宮先生の最後のひとことで派手に酒を吹き出す茶柱先生。

 

「うわっ、汚い。ってか図星?」

 

「そ、そんなわけないだろ!突然とんでもないことを言われて驚いただけだ!」

 

ちらっとこっち見るな茶柱先生。

 

星ノ宮先生もこっち見たぞ?

 

「……佐枝ちゃん、なんで彼見たのかしら?」

 

「何のことか分からないな」

 

「もしかして……「いや違うぞ!」まだ何もいってないのに」

 

星ノ宮先生の言葉にインターセプトする茶柱先生。

 

「オレからはノーコメントです。それはそれとしてあんまり茶柱先生虐めんといて下さいね。確執についてあと10年くらいなら言い続けてもいいですけど」

 

「お前は私の彼氏か!」

 

「担任がいじめられてるのを見て喜ぶのは、担任に恨み辛み抱えてる場合か人格歪んでるかのどっちかでしょう?オレはその限りじゃないので……?」

 

端末が通知を音で知らせてきた。

 

確認してみると……

 

 

 

船上試験及び追加試験情報更新

 

申グループは試験終了。

 

裏切り者の正解により、結果3で終了とする。

該当グループの結果当てをした千手頼久(Dクラス)と結果が一致したため、DクラスのCP+20、自クラスが受ける全ての結果が倍になりました。

 

 

 

 

……やべぇ、記憶きり取られてるからなーんもわかんねぇ。

 

いや、こっちの試験内容は概ね見当ついたが、裏取りとかしていきたいところさん。

 

取りあえず申グループでこのタイミングなら裏切りしたの高円寺のはずだし、ちょっと聞いてみるか。

 

ちょうど高円寺からレストランの写真だけの無言メールも来たことだし。

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