ようこそ怪物たちの居る教室へ   作:月神サチ

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第2話 日常の1ページと天使の選択肢

――Side 頼久

 

日曜日飛ばして月曜日。

 

ん?日曜日は4人でケヤキモールやスーパーとかを確認(個数制限あり無料商品もついでに発見で再度Sシステムを確信)したくらいだし……省略である。

 

一応トキに逆レ通報者のことは放置するよう言い含めておいたのでたぶん問題ない。

 

んで、授業の方だが――

 

「であるからして――」

 

「だからさ――」「ぎゃはは!」

 

……アカン、明らかに治安悪いクラスやでこれは……。

 

私語含めに授業態度悪いし、遅刻に無断欠席まで横行してる。

 

一部の真面目な生徒がフラストレーション溜めてるし、学級崩壊に近い。

 

質悪いのは先生たちはそういうの放置してまともに受けてる生徒に指名したりしてるところだ。

 

混沌としてるよ本当に……。

 

 

 

 

 

「ねぇ、千手先輩」

 

放課後さっさと帰ろうとしたところ、懐かしい呼び方で声をかけられた。

 

「……どうした、桔梗」

 

櫛田桔梗は振り向かずに問い返したオレの言葉に満足そうな声で告げる。

 

「――積もる話があるんだけど、カラオケとかでお話しない?」

 

「構わないぞ。2人っきりは遠慮させてもらうがな。トキか恋……好きな方を同席させるが……どっちがいい?」

 

「……トキちゃんかな?」

 

 

 

 

こうしてカラオケに来たわけだが……

 

「……え? 怒って……ないの?」

 

「ああ。逆レ通報に関して特に怒ってないぞ」

 

「御主人様の甘さは筋金入りですね」

 

パフェを頼んで食べてるトキに甘いと言われた。

 

甘いのはパフェ食べてるからでは?(錯乱)

 

「……そう、なんだ」

 

「代わりに恋人云々は諦めたほうが良い。お互いのためにもな」

 

「えっ……?」

 

「私含めて3人と肉体関係持ってる一般常識的には三股クソ野郎ですからね」

 

事実陳列されてるだけなのでぐうの音も出ねぇ……。

 

「あと2人って……あの恋ってのと清華っての?」

 

本性が顔見せ始めてるが、あえてスルー。

 

「そうだな」

 

本当はもう一人いるが、オレや身内(竿姉妹)以外がいると白を切るから話こじれるのでカウント外である。

 

ゲルマニアグループ総帥並みに神出鬼没だし。

 

「ちなみに御主人様の正妻ポジが決まると妾組も御主人様も本人も胃痛に苦しむことになるのでオススメしてません。……まあ、正妻も御主人様のハーレムルートを受け入れる前提の話。無理なら諦めてください」

 

「……オレのどこが良いのか未だにわからん」

 

「…………」

 

オレが頭抱える中、桔梗が考える素振りを見せる。

 

「白馬の王子様してた彼の生々しい話聞いて絶望しました?それなら御主人様の占有時間減らなくて助かるのですが」

 

トキの言葉に反発するように顔を上げる桔梗。

 

「はっ、寝言は寝て言ってよね。こっちはあの逆レ見せられてとっくに幻想叩き壊されてるっての。でも――私を認めてくれて、本性知ってても変わらずに相手してくれた先輩を諦めるなんて――できるわけが無い」

 

「やはり御主人様は悪質かつ、依存性の高い人型依存物質……」

 

「とうとう人扱いされなくなったよ。オレのこと主人と言ってるよね??」

 

泣いていいかな?

 

ハンカチ片手に主演女優賞狙える感じに泣き真似してみる。

 

「……で、諦めるとかは」

 

「この流れでソレは無理あるよ、先輩」

 

ジト目の桔梗。

 

ですよねぇ(諦念)

 

「私も先輩の妾候補に入る。竿姉妹だろうがハーレムだろうがなってやるわよ」

 

桔梗の言葉に何故かサングラス付けて拍手するトキ。

 

「Congratulation……!Congratulation……!」

 

「え、なに? なんでその祝い方? 帝愛の黒服みたいに複数人居る一人になるのはそうだけどさ……」

 

「なんとなくです」

 

「考えるだけ疲れるぞ桔梗。コイツは必要な時以外ボケに走るから」

 

「トキだけに」

 

「もうええわ」

 

オレは咳払いしてから告げる。

 

「ソレはそれとして、クラスの舵取りの補助とか学年問わない人脈作りを頼んでも良いか?有角の獅子連中はトキがやるから後回しでいいから」

 

「元々そのつもりだけど……なんで?」

 

「3年間ここで過ごすなら立ち位置作るためにも人脈作りしておいたほうがいいと思ってるんだが……。オレだと拗れるし、トキは比較的寛大な有角の獅子連中の窓口で忙しいし、恋と清華は人脈作りに全く向いてないから」

 

「……仕方ないなぁ」

 

なんか自分の居場所見つけたような安堵の表情をしながらそう告げた。

 

「あと鈴音を目の敵にしてたが、ソレの理由とか白状するように」

 

「……言わなきゃ、ダメ?」

 

上げてからの急転直下に表情固まる桔梗だが、オレは面倒事はさっさと終わらせて呑んべんだらりしておきたい質だからな、許せ……。

 

 

 

学級崩壊はアカンが、ソレ同じ中学で知ってそうだからなんとか排除はリスク高すぎるよ……。

 

たぶん本人興味ないだろうし、知らないだろうけど……。

 

 

 

あっ、そういえばカラオケ来たのに歌わずに帰ってしまった……まあええか(雑)

 

 

 

 

 

そして夜の自室にて――

 

「……で、今日から快楽という鎖でまた女の子を1人縛り付けるんだ……」

 

「御主人様の相手できる人増えるに越したことはない。3人でも勝てないし」

 

「そんなに? ……確かに逆レしてた時も10回くらいやってても全く萎えてなかったけどさ……」

 

ジト目の清華に慣れてる恋の言葉に、遠い目をする桔梗。

 

絶倫なのは総帥譲りなので(責任転嫁)

 

「ん、御主人様は凄い」

 

「なら、お手並み拝見かしら。……始めてなんだから、優しくしてくれるわよね?」

 

前向きに検討します(検討遣感)

 

 

 

さて、近いうちに学に根回ししたりSシステムについて確認したり、鈴音に釘刺しと、暫く忙しくなりそうだ。

 

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