ようこそ怪物たちの居る教室へ   作:月神サチ

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第4話 色恋追求?と堀北兄妹と

――Side 頼久

 

人間は無意識のうちに本能に心身を操作されてるときがあるが、大体の人間はそれを否定する。

 

理性的人間が持つ倫理的にはドブカスだが、不倫や托卵等がそれに当たる。

 

生物としての本能『より優れた相手を選びたい』、『確実に子孫を残すためにあちこちに種をバラ撒きたい』というまさに生物として、遺伝子の箱舟としての行動である。

 

――まあ、同時にソレは大抵が「今が安定してるから欲が出て」起きる事象でもある。

 

なので、そういうことすることによって安定を失うと、それどころではなくなり、元鞘に戻ろうとか、やらかした側が悲劇のヒロインみたいになって話が拗れるとか、誰でもいいから養えとかが起こって大体広範囲に飛び火する。

 

つまり何が言いたいかと言うと、『後先考えてリスクとメリットを踏まえ、それで動かないと大怪我する事がある』と言う事だ。

 

「ねぇ誰と付き合ってるの?」

 

「やっぱり綾川?」「それとも飛鳥馬?」「いや神裂でしょ」「そういえば櫛田さんも出入りしてるよね」

 

それらを踏まえると、この女子たちの問いかけへの回答も、答え方しくじると、あちこち大怪我しかねない、と結論が出て、オレは答えに悩んでいるのである。

 

「黙ってないでさっさと答えなさいよ」

 

そうせっつくのは軽井沢というリーダーしてる娘……オレからしたらちいかわが周りに舐められないために擬態してる感じで微妙にシンパシー感じるがそれはさておき……。

 

「ふむ……『付き合ってるヤツは居ない』な」

 

「はぁ? どういうことよ!」

 

「恋もトキもオレの付き人だし、清華はオレが後見してるから面倒見てるだけだ。桔梗は昔なじみで距離感が昔のままってだけだ」

 

嘘です肉体関係だけの裁かれるべきクソ野郎です。正妻ポジの胃痛の真実しって愛人ポジ全員選んでるだけです責任取るけどさぁ!(逆ギレ)

 

「有角の獅子の紋章持ってる女を付き人にしてるとか、どんなコネとか権力者なのよ」

 

トキをチラ見する軽井沢。

 

「オレはそこそこの立場(ゲルマニアグループアジア統括マネージャー)の息子なだけだ。七光りも言いところ。なんでオレを選んでくれたのか分からんくらいだ」

 

「尚更飛鳥馬みたいなのが付いてるか分からなくなるんだけど?」

 

ウチの奇妙な風習……性質?は色々知られてないよな、そういえば。

 

「黄金の獣の系譜の女性たちは適当な年齢になったら相手探しをするという。たまにトキみたいに誰かの付き人するが、運命のようなものらしいから細かいことは本人から聞いてくれ」

 

「この人だとピンと来たので根負けするまで追いかけ回しました。親戚で総帥の血を引く女で伴侶とか持ちは大体同じこと言うかと」

 

「えぇ……」

 

チャイムが鳴り先生が入ってくる。

 

「オレは授業をしっかり受けたい。邪魔しないでもらおうか」

 

「……わかったわよ」

 

女子をとりあえず退けられたのでヨシ!(現場猫感)

 

堀北鈴音がこちらをチラ見してたがやはり……。

 

 

 

 

そして会話はトイレや清華たちへタゲ変更などでやり過ごし昼休み。

 

「今日はお弁当かしら?」

 

「藪から棒だな」

 

「いえ、糠に釘ですね」

 

「「「…………」」」

 

堀北の言葉にオレが反応したらトキが変な追撃かましたせいで変な空気になったんだが??

 

「トキさん? どうするのこの空気……」

 

「え?知りませんよ」

 

「ネタの振り逃げか、たまげたなぁ……」

 

「(もっ、もっ、もっ)」

 

しれっとオレのところで弁当広げだす桔梗が口元引きつらせてなんとかしろと言っても当の本人は知らん顔。

 

流石の清華も驚いてる。

 

恋は5段重箱弁当を幸せそうに食べてるので助け舟はない。

 

「……それで、ダメかしら? 綾川さんには、迷惑かけられてるし、迷惑料代わりにあれこれしてくれても罰は当たらないと思うけど」

 

「え?」

 

寝耳に水と清華が目をぱちくりさせる。

 

「……オレは神龍やランプの魔人じゃないからできそうなことなら多少力貸せるかもしれないな」

 

「予防線をそこまで張るなんて私をなんだと思ってるのかしら?」

 

「9歳の誕生日に兄にナデナデ権を発行させて百枚綴りでもってこいと無茶振りかまされた件は未だに忘れてねぇからな」

 

正直アレがきっかけで学は断腸の想いで距離取ることを決意したからな。

 

距離置くまでに3年間近くかかったが。

 

「そういえばその時もらえなかったわね、誕生日プレゼント。その分もキリキリ働いてもらわないと割に合わないわね」

 

藪蛇だったか(白目)

 

「言っておくが入学当日のここで学が言ってた通りだからその関連で手伝えることはなにもないぞ」

 

「……なら生徒か「生徒会も学が拒否権発動するだろうから無理」使えないわね」

 

「頼久にもできることとできないことあるって先に言ったのに……」

 

清華がオレの想い代弁してくれて涙出てきそう。

 

「……なら貴方たちが先日朝早く学校に行った理由は?」

 

「守秘義務によりお答えできません」

 

「右に同じく」「「「以下同文」」」

 

「学絡みじゃないとだけ」

 

「……そう」

 

なんか諦めたのか弁当を食べ始める。

 

「ひとまず言えることは、この薄氷の上にある平穏がそう遠くないうちに砕け散るから、ソレまで一旦我慢してくれ」

 

「……腹が立つ。けど袖にすれば間接的とはいえ兄さんとの窓口までなくなる……ひとまず2ヶ月位様子見させてもらうわ」

 

「こちらとしても好都合だ」

 

 

 

 

 

 

 

「よくやった。お前なら妹を◯◯していいぞ」

 

「ふざけるなシスコン鬼畜眼鏡。オレをなんだと思ってるんだ」

 

「……「おい、こっち向け。無言で眼鏡クイッだけで煙に巻こうとするな」」

 

放課後学の部屋凸かまして一部始終を話した結果がコレである。

 

「まじめな話お前以外の血の繋がりない男に自発的に会話してるのまず無いし、オレの背中を盲目的に追うルートから強制脱線させるにはちょうどいいからな」

 

「だからって……」

 

「ああ、もし鈴音が卒業するまでに孕ませたら犬死覚悟で殺しに行くから胸に刻んでくれ」

 

「オレ手を出す気ないんだけど「なんだとあんなに美人になった鈴音のどこに不満がある」性格「くっ……」……てかオレ相互公認とは言え4人と肉体関係持ってるんやぞ、本人がハーレム認めると思うか「認めさせろ」ストレスか?ストレスだろ?ストレスだよなそうと言ってくれ。妹をハーレムに入るよう思考矯正させようとするブラコンとか見たくないぞオレ!」

 

友情破壊系ゲームこと桃鉄(なんか学が持ってた)の短期決戦でCPU含めて遊んでるが故の気の迷いと思いたい。

 

「……真面目な話、歩み寄りをほとんどできない今のままでは、将来確実に苦労する。できないやつに理解を示さず、軋轢を生み続け、潰れる可能性すらある」

 

否定できねぇな

 

「オレが高育にいる間に変わったかと思ったが三つ子の魂百までとはよく言ったものだ……だから同じクラスで同じ3年間過ごすお前なら……なんとかできるんじゃないかとな……」

 

「だから荒療治でオレに任せたいと」

 

オレの言葉に頷く学。

 

「お前なら一度関係持ったら自分の元を離れてもそれとなく見守ってくれると確信している「否定できないな」……オレの卒業したあとも鈴音を頼んだ」

 

頭下げられたら……流石にこれ以上はなんともいえん。

 

「面倒は見るが、本人同意無くして手を出すつもりはない」

 

「今はそれでいい」

 

そう言うとおもむろに学は他社長のカード破壊系のカードからのデビル派遣カードでオレを赤字転落させてきた。

 

キレそう(こなみ)

 

 

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