ようこそ怪物たちの居る教室へ   作:月神サチ

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シャルロットの秘密 以下透明
元々男であり、幼少期に頼久に出会いメス堕ちして自力でTSを体得した生まれついての怪物。その気になれば男に戻れることを頼久とトキは知っている。そのため、頼久のハーレムに入って食い散らかされることを懸念しており、トキは情報共有してる恋と共にハーレム入り反対を貫いている。

シャルについて紋章持ちの評価
イザーク「人を弄ぶ外道。女狐」
エド「うさんくさい」
華琳「契約で徹底的に縛ってその範囲でこき使うなら有用。油断も隙もあったものじゃない」

リーシャ「サークルクラッシャー」
アル「たぶん心から好きな人に尽くすこと好きなんだろうけど、周りにはいい迷惑かなぁ」

呪那「貢ぎマゾ」
チョウジ「ミミック。見た目にだまされて死ぬやつ」
ネル「荒神とか天災とかその類。遭遇しないよう逃げるしかない」

頼久「尽くすことが好きなんだろうけど……うーん」
恋「シャルは、ハーレムに入れない」
トキ「羊の皮をかぶったオオカミ」



第52話 クリスマスに向けて浮き足立つ者たち

――Side 頼久

 

もうすぐクリスマスなある日のこと。

 

「先輩……何してるの?」

 

暇してた桔梗が遊びに来たようだ。

 

「将棋、囲碁、チェス、オセロで4面打ち」

 

将棋には六花、囲碁には清華、チェスは有栖、オセロは暇してた心が相手である。

 

「ここまで違うものを同時に4つ指しているのにコチラが不利とはなかなかどうして厄介だね」

 

「しかも頼久は10秒で次を打ってくるから生きた心地しない」

 

「しかもこれ、どこが脱落したら残りにリソースが割り振られるので、更にキツくなるのが予想に難しくないのが」

 

「あっ、ま……負けました。ヒェッ」

 

3人が反射的に心を見たせいで心がビクッとしてる。

 

「桔梗、心と交代でオセロ受けてくれ。残りの3人誰か脱落まで4面打ちは継続するから」

 

「いいけど……何かあったの?」

 

桔梗が問いかける。

 

横で有栖が自分の詰みが一番早いのでは?と手数確認して汗流している。

 

「少し頭が鈍ってないか確認したいと思ったら3人が名乗り上げてくれたから、暇そうにしてる心にも手伝ってもらった次第だ」

 

ちなみに勝てた人には精神と時の部屋モドキで半日相当オレの貸し切りをするとニンジンぶら下げてあるため、全員容赦なくて助かる。

 

「……? まあ勝てば先輩半日貸し切りできるならいいんだけどさ」

 

そう言って心と交代する桔梗。

 

パチ、パチ、コンと音が響く部屋。

 

音の静けさとは裏腹に、4人の少女は頭の中がフル回転している。

 

「……」

 

いつの間にか心がオレの横で船を漕ぎ始め、オレに肩を預けて眠り始める。

 

それを見てムッとする4人。

 

「集中力乱れてるぞ。六花は詰み、有栖はチェックメイト、清華はコレでダメ詰めにはいるぞ」

 

「むう」「ぐぬぬ」「ボロ負けした……」

 

「え?あっ、3人が負けたってことは……」

 

「思考リソースは一点集中するな」

 

「先輩に勝てるわけがない!」

 

ぬわーっと頭抱える桔梗。

 

「……なら手の空いた私たちが頼久の集中力を削いでもいいのでは?」

 

「なるほど、盤外戦術ですね」

 

「桔梗。こっちで頼久の思考乱すから頑張って。勝ったら4人で頼久と半日分楽しもう」

 

「……盤外戦術しないと先輩に勝てない……でも、半日4人と楽しむためなら……!」

 

なんか六花の提案で有栖と清華が同調しよった。

 

「しれっと私忘れられてる……?」

 

途中で目を覚まして顔真っ赤にしてた心があれ?と首かしげる。

 

「4人で邪魔すれば良い」「コレくらいすればいいハンデ」「なんなら打ち間違えで二手分捕ってでも勝ってくだされば、コチラとしては報われるというもの」「……い、色々勉強したのを試すとき……!?」

 

服を脱ぎ始めた4人と何故か対局中に服脱ぐ桔梗。

 

脱ぎ方でも魅せようとしてくるのやめるんだっ!

 

 

 

 

 

 

 

結局色欲に負けたオレは5人を特殊な部屋で可愛がりすることになり、心だけ意識刈り取らない程度に留めていた。

 

「ところで、オレに隠れてトキとコソコソ何してるんだ心さんや」

 

「うえっ!? な、なんのことかな……?」

 

目を泳がせまくってるの丸わかりなんだよなぁ。

 

「ケヤキモール、赤い布に白の布や糸にリボン。まだ言う必要ある?」

 

「………………み、皆の分、トキさんや麻耶ちゃんたちと裏でミニスカサンタコスを作ってました」

 

「よろしい。……真面目に言ってくれればこっちで用意するのに」

 

「私や麻耶ちゃんたちから相談されて……色々もらってばかりだから、何かお返ししたいなってなって……」

 

「……あー、そういうことか……」

 

一方的に与えられるだけで、何も返せてないと不安が溜まり始めていたか……。

 

返報性の法則の正に好意の返報ができてないのは倫理観あるものにはそれなりに影響あるしな……。

 

「波瑠加はうちのメンバーも含めてクラスの女子の調整してくれるし、恵と麻耶は桔梗と共に他クラス女子とコネ作りしてくれて助かってるんだがな」

 

みーちゃんは六花の首根っこつかんでクラスの勉強不得意組の勉強会手伝わせてるし鈴音は取りまとめで平田や須藤たちで『人を使うこと』を学んで統率者として成長しつつあるし。

 

桔梗、清華は言わずもがな。

 

千秋は逆に運動系で体力づくりの指導をやりたがったので任せておいている。

 

有栖や帆波、真澄や千尋は流石にクラスの方があるから夕食と寝るときくらいしかアレコレできないけど……ストレス溜めてないか確認しておかないとな……。

 

 

 

 

 

 

フェナスエリアの案内をライザから頼まれたので、午後から外出である。

 

何故かエントランスで山内や一部Dクラス男子が血涙ながしてたが、なんでここにいるんだよ。

 

お前らストーカー扱いされるぞソレ。

 

 

 

 

「頼久ならさ、此処から抜け出してあっちこっち旅行いけたりする? 色んなところ行ってみたいんだけどー」

 

「やらないぞ」

 

「出来るんだね」

 

「ノーコメント」

 

「頼久がはぐらかす〜」

 

そう言いながらオレの腕を掴んで目につくお店に入ろうと引っ張る。

 

好奇心旺盛な娘だ。

 

何故かオレは娘に振り回される父親のような気分になったのだが……何故だろうなぁ……。

 

「ん?あの2人って、ウチのクラスの……篠田さん、と池……君?だよね? それに店の外から須藤……と幸村?が見てるけど……」

 

ライザの示す先にはカフェ、そして店のなかに池と篠田、あと……店の外で出歯亀してるらしい須藤と幸村がいた。

 

「何してるの?」

 

「どわっ!?」「……なんだ、シュタウトと千手か……」

 

須藤が驚き慌てて口を自分でふさぎ、幸村もばっと飛び退いてコチラに身構えてからハッとしている。

 

「今いいところなんだよあっち行ってろ」「池が篠田を誘うが、ヘタレないように見張っててくれと言われたからな……」

 

はえー、須藤、幸村、池でつるんでるのは知ってたが、まさかデートの背中押しをしてもらいたいと頼むほどとは……。

 

「……人生此れ勉強成りとは言うが、恋愛も一つの勉強だろう。オレには分からないが、アイツはオレたちに見張らせる代わりに実践し、オレたちは背中を押す代わりに勉強させてもらってるだけだ」

 

「細かいことはいいだろ。……お? 池が切り出したみたいだな」

 

意を決するように頭を下げる池。

 

顔を赤くして頷く篠田。

 

ソレによりガッツポーズする池。

 

彼氏彼女になった感じかな?

 

「アオハルだな」「アオハル……ああ、青春のスラング?」「そうだぞ」

 

オレとライザで会話してる横で

 

「よかったな、池!」「おいまて早まるな今あの空気ぶち壊したらやっぱなしとかになりかねないぞ!」

 

須藤が祝福の言葉言いに行こうとしたのを幸村が押し留めてた。

 

幸村……お前結構筋力ついてきた?

 

「とりあえずさ」「うん?」「これ以上は無粋だし、オレたちはクールに去るとしようか」「……そだね。ばったり出会うと変な空気になりそうだし。だから続きはまた今度……ね」

 

……あれ?

 

なんかしれっと次も予約された?

 

 

 

 

 

――Side シャルロット

 

生徒会としての仕事を終えた帰り道、お守りを拾った。

 

「それ、私のなの!」

 

たしかこの人は……南雲生徒会長の幼馴染とかいう、朝比奈なずなさん……だっけか。

 

「見つかってよかったですね」

 

「ええ、本当に!」

 

……南雲生徒会長に夢オチ的な怖い目見てもらって、あの女癖悪さ、なんとかしてもらおうかな……?

 

頼久の夢をみた時に垣間見た未来と、今いる彼女をみて閃いた悪巧み。

 

……同性だからガード緩いだろうし……ね。

 

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