【本編完結】転生したら八千年の遠回りをしていた件 〜生まれ変わっても、君と出会う〜   作:蠱毒は孤独

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32.行き先は

 かぐやがいなくなってから、数日は家から出られなかった。

 

 カーテンの隙間が明るくなって、また暗くなる。部屋の中で物音がするたびに顔を上げては、自分が立てた音だったと気づいた。何もしていないのに時間だけが過ぎて、気づけば同じ場所へ座り直していた。

 

 ふと、顔を洗おうと思った。

 

 鏡の前で髪を梳かし、制服に袖を通す。襟を直して鞄を持つと、玄関まで歩けた。靴を履いて外へ出ても、胸の奥にある重さはそのままだった。

 

 学校で芦花と真実に会い、心配をかけたことを謝った。二人は顔を見られてよかったと言って、私のそばへ来てくれた。真実が頬へ触れ、ちゃんと食べているのかと尋ねる。返事を探している間に、芦花が一緒にご飯を食べようと話を進めた。

 

 私がうまく笑えなくても、二人はそこにいてくれた。かぐやを助けるのを手伝ってほしいと頼んだ時と同じように、私の言葉が出てくるのを待ってくれた。

 

 「……ありがとう」

 

 それだけ言うと、真実が私の腕へ自分の腕を絡めた。芦花にほら行くよと促され、一緒に歩き出す。隣から聞こえる声へ頷いているうちに、強張っていた肩が少し下りた。

 

 授業を受けて、二人と話して、帰りにはまたねと言えた。

 

 そのまま新居へ帰る前に、私は以前住んでいたアパートへ寄った。

 

 建物の前で足を止め、自分たちの部屋だった窓を見上げる。二人で暮らすには狭くなって、もっと広いところへ行こうと決めた場所。かぐやは引っ越す前から、新しい部屋でやりたいことを次々に増やしていた。

 

 今日、学校へ行ってきたよ。

 

 芦花と真実にも会えた。心配してくれていたし、また一緒にご飯を食べようって言ってくれた。そう声に出して話すと、今日一日のことが少しずつ自分の中へ戻ってくるようだった。

 

 「かぐやがいなくても、頑張るよ。ちゃんと、ハッピーエンドまで」

 

 言い終えて、息を吐いた。

 

 また学校へ行って、二人と話して、帰ってきたらご飯を作る。曲だって作れるだろう。かぐやと過ごしたことを思い出しながら、いつか今日より普通に笑えるようになるのかもしれない。

 

 できた曲を聴いて、次はこうしようと考えて。

 

 隣から口を出してくる声も、待ちきれずに歌い始める声もないまま。

 

 ……それで?

 

 鞄の持ち手を握り直した。

 

 また明日も二人に会いたい。ちゃんと生活したい。曲も作りたい。けれど、その曲をかぐやに聴いてほしいと思う私は、いったいどうすればいい。

 

 まだ一緒に歌いたい。どうでもいい話もしたい。何を言ってるのよと呆れて、言い返されて、また笑いたい。

 

 それを全部、思い出の方へ押し込んで。

 

 「諦められるわけないっしょ!」

 

 声にした途端、喉の奥が熱くなった。

 

 何を勝手に終わらせようとしているんだ、私は。言いたいことも、やりたいことも、まだこんなに残っているのに。

 

 踵を返し、新居へ急いだ。鞄が脚にぶつかったけれど、持ち直すのももどかしかった。

 

 

     ◆

 

 

 帰り着くと机へ直行し、卒業ライブのために作った曲を開いた。

 

 あの時、最後まで歌ってくれたワンコーラス。再生が終わると鍵盤へ指を置き、続きを弾いてみる。うまく繋がらず、いったん止めて、もう一度最初から音を辿った。

 

 かぐやに言いたいことを、今度こそ全部。

 

 思いついた言葉を声にして、音へ乗せていく。弾いている時にはよかったものが、歌ってみると違った。直しては聴き、消しては戻す。何を言いたかったのか分からなくなるたび、かぐやの顔を思い浮かべた。

 

 休んで、食べて、また机へ戻る。続きを作る手は何度も止まったけれど、曲を閉じる前には必ずもう一度聴いた。

 

 最後まで通した時、直そうと構えていた手が動かなかった。

 

 消えていった音のあとを、しばらく見つめる。

 

 「……できた」

 

 『Reply』を保存して、椅子の背へ身体を預けた。肩を回そうとした拍子に隣を向きかけ、そのまま止まる。

 

 ここにいたら、待ってましたとばかりに飛びついてきただろうか。聴かせてと言われる前に、こっちから聴いてよと言いたかった。

 

 私は立ち上がり、窓を開けた。

 

 夜の空気を吸い込む。見上げた先に月があった。

 

 「聴いてよ、かぐや」

 

 作ったばかりの曲を歌った。途中で声が掠れ、息を継ぎ直しても、最後まで歌いたかった。かぐやを思い浮かべているうちに、あの歌声が自分の声へ重なった気がした。その奥に、もう一つ。何度も聴いてきた、間違えるはずのないヤチヨの声が重なる。次の音を口にしながら、私は夜空を見つめた。どうして今、二人の声がこんなふうに聞こえるのだろう。

 

 最後の音を歌い終えても、その重なりが耳を離れなかった。

 

 

     ◆

 

 

 かすかな歌声が響いていた。

 

 声は時折かすれ、息を継ぐ間だけ途切れる。それでも次の音が続き言葉が重なっていく。

 

 その響きが何処か遠くへ、そっと流れていた。

 

 

     ◆

 

 

 ヤチヨに確かめたかった。

 

 けれど電話は繋がらず、送ったメッセージにも返事は来なかった。一継さんなら連絡が取れるかもしれないと思い、個人携帯へかけてみても、応答はない。

 

 同じ階の一継さんの部屋を訪ね、呼びかけても返事がなかったので合鍵を使った。中へ入って確かめたけれど本人はおらず、私は部屋を出て鍵をかけ直した。

 

 運営の仕事で出ているのだろうか。問い合わせ先を調べて電話をかけ、一継さんと連絡を取りたいことを伝えた。

 

 『藤原一継でございますね。弊社代表へのご連絡でしょうか』

 「……代表?」

 

 スマホを耳へ当て直す。

 

 「あの、藤原一継さんです。一つに、継続の継で、一継。ツクヨミの運営のお仕事をされている方なんですけど」

 『はい。そのお名前の者は、弊社では代表の藤原一名のみでございます』

 

 代表。

 

 あの、一継さんが。

 

 運営側の人だとは知っていた。だからここへ電話をかけている。卒業ライブの準備を引き受けてくれた時も、ずいぶん頼りになる立場なのだろうとは思っていた。

 

 ――こう見えても、それなりに偉い立場にいるんだよ。

 

 それなりってそういう意味だったの。

 

 それなりの範囲、広すぎませんか。

 

 電話口から呼びかけられ、慌ててその方ですと答えた。今、連絡を取れる方法はないかと尋ねたけれど、所在までは分からなかった。

 

 お礼を言って電話を切る。画面を見つめていても、思い浮かぶのはかぐやの無茶な頼みを聞いて、少し困ったように笑う顔だった。

 

 会えたら聞こう。

 

 そのためにも、まず見つけないと。

 

 

     ◆

 

 

 ツクヨミでFUSHIを見かけ、私は追いかけた。

 

 こちらが呼び止めても、小さな姿はするすると先へ行ってしまう。ようやく足を止めたところへ追いつき、ヤチヨはどこにいるのかと尋ねた。一継さんにも連絡がつかないことを伝えたけれど、FUSHIは黙って背を向けたままだった。

 

 待っていても返事はない。

 

 「もういい」

 

 自分で探す。そう決めて踵を返したところで、背後から声がした。

 

 「どこへ行くんだ?」

 「教えてくれないなら、世界中!」

 

 振り返って答える。FUSHIはしばらくこちらを見つめていたが、やがて短く言った。

 

 「目を開けてみろ」

 

 言われた通り現実側で目を開くと、スマコンのAR表示になったFUSHIが部屋にいた。驚いている私を促すように動き出すので、急いで後を追う。

 

 「なんで……」

 

 案内された先は、あのアパートだった。

 

 今度は建物を見上げたまま立ち止まらず、FUSHIについて進む。一継さんが以前住んでいた部屋の隣。その扉の向こうから、温かい空気と低い作動音が流れてきた。

 

 機器を繋ぐケーブルを目で辿ると、水槽があった。中に沈んでいるものを覗き込み、私は首を傾げる。

 

 タケノコにしか見えない。

 

 見知った廊下のすぐ先に、こんな場所があったなんて。もう一度室内へ目を向けたところで、FUSHIがここからツクヨミへ入るように言った。

 

 瞼を閉じ、従う。

 

 次に見えたのは、静かな灯りに照らされた部屋だった。先ほどまで歩いていた通りのざわめきは聞こえない。その奥に、長い髪を背へ流して座る人がいた。

 

 足が止まった。その後ろ姿が、かぐやに重なった。

 

 「……かぐや」

 

 振り返ったのは、ヤチヨだった。

 

 「彩葉」

 

 私を見て微笑む。その声も顔も知っているのに、呼んでしまった名前が喉の奥に残っていた。窓辺で歌っていた時の、二つの声の重なりが蘇る。

 

 私は一歩近づいた。

 

 「ヤチヨは……かぐやなの」

 

 声にすると、ますます信じがたい質問だった。

 

 ヤチヨは目を丸くしたあと、ゆっくりと立ち上がった。私を見つめたまま、少しだけ口元を緩める。

 

 「今は昔。月へ帰ったかぐや姫に、歌が届きました」

 

 聞き慣れた、話を始める声だった。

 

 「自分のために作ってくれた歌。どうしても、もう一度会いたくなっちゃって。バリバリお仕事を片づけて、地球へ帰ることにしたの」

 「……私の?」

 「うん。彩葉の歌」

 

 次の言葉が出てこなかった。

 

 ヤチヨは少し首を傾け、その先を話し始める。

 

 「ただ、地球の時間だと大遅刻。だったら時間も越えちゃえって舟で出発したんだけど、途中で大きな石にぶつかっちゃったんだ。もうあっちもこっちもさあ大変。どうにか辿り着いた地球は、八千年も前でした」

 

 八千年。

 

 何度も耳にしてきた数字だった。ヤチヨのことを知ってから、当たり前のように聞いていた年齢。

 

 私はその顔を見た。次の言葉を待っているのに、たった今聞いた数字から頭が動かなかった。

 

 ヤチヨはFUSHIへ視線を落とし、最初は身体を持てず、その小さな存在を通してしか世界と関われなかったのだと続けた。長い時間が過ぎ、人が遠くの相手と言葉を交わせるようになり、仮想の世界で会えるようになったことも。

 

 「それで、月見ヤチヨになって。やっと、また彩葉に会えた」

 

 笑って、私を見た。

 

 私が画面の向こうへ手を伸ばした時も、歌を聴いていた時も、この人は。

 

 「……ずっと、待ってたの?」

 「会いたかったから」

 

 そんな短い返事で受け止められる長さではなかった。

 

 見慣れていたはずの笑顔から目を離せない。歌っている姿も、こちらへ話しかける声も、次々に思い浮かんでは、目の前の人へ重なっていった。

 

 「じゃあ、私と暮らしてたかぐやは?」

 

 ヤチヨの笑みが、少し静まった。

 

 「今もまた、同じ輪廻を巡っている。月へ帰って、地球を目指して、八千年前へ辿り着く」

 「また……?」

 「……私たちは、その輪からは外れることはできない」

 

 どういうことなのだろう。

 

 私の歌を聴いて、帰ろうとして。それなのに、私のいない地球へ着いてしまう。今の話と、月へ帰ったばかりのかぐやを結びつけようとすると、途中で考えが止まった。

 

 ヤチヨが私の手を取った。

 

 「そんな顔しないで。ほら、やっと会えたんだから」

 

 促されて歩くと、バルコニーの向こうにツクヨミの夜景が広がった。街の灯りを見下ろす横顔へ、私は視線を戻す。

 

 こんなふうに話して、笑って、いつも歌っていた。

 

 私はその歌を聴いていた。

 

 「どうして、そんなに普通に話せるの」

 「ん?」

 「八千年もあったんでしょ。私には、まだ……全然、分からないのに」

 「それがヤチヨだから」

 

 軽やかに返ってきた声とは別に、欄干へ置かれた指が震えていた。

 

 ヤチヨはその手を握り直し、もう一度街へ目を向ける。

 

 「ハッピーエンドへ連れていくって、約束したのに。彩葉の歌を聞いて帰ってきたのに、こんなに遠回りしちゃった」

 

 最後の言葉が、少しだけ揺れた。

 

 「……ドジっちゃったなぁ。あのキラキラのかぐや姫は」

 

 こちらを向いた口元には、まだ笑みがあった。

 

 「もう、おばあちゃんです」

 

 何か言おうとして、息だけが漏れた。

 

 かぐやの顔を探していたはずなのに、今は目の前のヤチヨから目を離せなかった。あんなに楽しそうに話していた声が、どうして今はこんなに小さいのだろう。

 

 私は握られていた手を見下ろし、それから顔を上げた。

 

 「聞かせてよ」

 「……何を?」

 「八千年のこと。何があったのか、どうやって過ごしてきたのか。今ので全部なわけないでしょ」

 

 ヤチヨが瞬きをした。

 

 手を離して部屋へ戻り、腰を下ろす。彼女を見上げ、隣を空けた。

 

 「ちゃんと聞くから」

 「長くなるよ?」

 「だったら、長く話してよ。せっかく会えたんだから」

 

 ヤチヨはしばらく私を見つめていた。

 

 やがて、少し困ったように笑った。

 

 「……無茶言うねえ」

 

 その手が、軽く空を払った。

 

 灯りも壁もするりと姿を変え、私は思わず顔を巡らせた。ここを出た時のことを覚えている。窓も、机も、かぐやと二人で暮らしていた部屋のものだった。

 

 今度は、ヤチヨが隣へ座る。

 

 部屋を見回していた視線を戻すと、彼女はもう話し始めようとしていた。

 

 「んじゃ、まずは縄文の人たちと魚を捕った話からいこうか」

 

 身構えていた私は、少しだけ肩透かしを食った。

 

 茹でる前から赤い海老のこと。月の夜に捕れる大きなナマズのこと。ヤチヨは手を広げて大きさを示し、焼いた時にどれほど脂が出たかを、やけに楽しそうに説明した。

 

 「濡れたタオルを絞ってるみたいに出るんだよ」

 「それ、本当に魚?」

 「ナマズだってば。おっきいやつ!」

 「大きいのは分かったけど、脂の説明が強すぎる」

 

 ヤチヨがけらけらと笑った。私もつられて笑い、広げたままの手が下りるのを待って続きを促した。

 

 そこから話は何度も寄り道した。先へ進んだと思ったら、そういえば、と戻ってくる。気になったところを尋ねると、その説明のためにまた別の時代へ飛んだ。

 

 「待って。今の、どの辺の話?」

 「あれ。どこまで話したっけ」

 「私に聞かないでよ。今、初めて聞いてるんだから」

 「あはは、そっか」

 

 笑って、話し直して、途中でまた思い出す。

 

 ヤチヨは私が相槌を打つたびにこちらを見た。分からなかったところを聞き返すと、身振りまでつけて言い直してくれる。聞いているうちに膝を崩し、いつの間にか私も少し前へ乗り出していた。

 

 もっと聞きたかった。

 

 私の知らないことが、まだこんなにあった。

 

 

     ◆

 

 

 「ヤチヨ。もう休む時間だ」

 

 FUSHIの声で、ヤチヨが話を止めた。

 

 「あちゃー……もう?」

 「続きは起きてからにしろ」

 「そっかー。じゃあ彩葉、続きはあとでね。……ふわぁ~」

 

 私が頷くのを見て、ヤチヨは笑った。けれど、その瞼が下りた途端に身体が傾き、私は慌てて手を伸ばした。

 

 受け止めて、そっと横たえる。

 

 ヤチヨはもう目を開かなかった。

 

 急に静かになった部屋で、私は隣に座り直した。頬へかかった髪を避けると、さっきまでよく動いていた口元が見えた。

 

 話の続きを聞こうとしていた耳が、まだ声を待っている。

 

 魚の大きさを手で示していた姿も、私の返しに笑った顔も、すぐに思い出せた。

 

 けれど、欄干を握り直した指も覚えていた。

 

 帰ってきたのに、と揺れた声も。

 

 私はFUSHIへ顔を向けた。

 

 「ヤチヨが話してないこと、ほかにもあるよね」

 

 FUSHIはすぐには答えなかった。眠るヤチヨのそばから、じっとこちらを見ている。

 

 「楽しい話、いっぱい聞かせてもらった。でも……それだけじゃなかったんでしょ」

 

 どんなことがあったのかは分からない。八千年と言われても、今聞いた話を並べることしかできなかった。

 

 あの指が震えた理由も、まだ聞けていない。

 

 「……ヤチヨが言わなかったのなら、それは」

 

 FUSHIの声が途切れた。

 

 私は眠る顔へもう一度目を落とした。

 

 「あなたは、一緒にいたんだよね」

 

 FUSHIへ向き直り、尋ねる。

 

 「ヤチヨが見てきたものを、私にも見せられない?」

 

 小さな姿が動いた。

 

 「人の身体で耐えられるか、分からない」

 

 膝の上で手を握った。

 

 見せてもらったらどうなるのか、何が分かるのか。考えようとしても、八千年という長さの前でうまく言葉にならなかった。

 

 それでも、ここで聞くのをやめたくはなかった。

 

 「見せてほしい。話してくれたことも、話さなかったことも。私、知らなきゃ」

 

 FUSHIは黙ったまま、ヤチヨを振り返った。

 

 私もその横顔を見る。続きを話そうとしていた時の笑顔が、まだ少し残っているように見えた。

 

 「……さっきヤチヨは、本当に嬉しそうだった」

 「うん」

 

 顔を寄せて話してくれた声を思い出し、頷いた。

 

 FUSHIが私の前へ来る。

 

 「分かった。行くぞお!」

 

 息を吸い、顔を上げた。

 

 その途端、目の前の光に幾つもの色が重なった。音がする。何の音かを考えるより先に、別の響きがその奥から押し寄せた。

 

 膝を掴む指へ力を込める。けれど、自分の手の感触にまで知らない感覚が重なって、胸の奥が勝手に震えた。何かを思い出しかけているのに、私はそれを知らない。

 

 掴もうとするそばから、次の感覚が溢れてくる。

 

 私の過ごしていない時間が、記憶の内側へ流れ込み始めた。

 

 

 

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