とある提督の日記   作:Yuupon

11 / 41
少し日が空きました。最近は結構忙しいです。
そして第2章始動!今回は前回よりも分かりやすく書けるよう頑張ります
それからお気に入り『2000』突破致しました!ありがとうございます。


第2章 提督が鎮守府に着任しました!
11 とある提督の日記


 

 ☆月α日、いつか雨は止むさ(その代わり雪が降る)

 

 着いた。うん、なんと言うか島に着いた。

 ……無事とは言い難かったけど、まぁ怪我なく辿り着けたので良かったと思う。

 まさか移動中の船に魚雷をぶつけられるとは思って無かったよ。まぁ、ほぼ損傷が無かったのが幸いして、護衛の人達が殲滅したと報告くれたけど。

 船を探検中で丁度船底の辺りに居たからビックリした。

 いきなり船底突き破られて水出てきたらそうなるわな。爆発もしてたし。

 なんとか近くにあったもので小さな生き物……妖精さんと協力して修繕しましたけど。

 

 そう言えば島に着いた時に鎮守府名を決めてくれって言われたので、適当に考えたヤツを言ってみたら引かれた。

 うん、何が悪かったのかよく分からなかったけどドン引きされたよ。真面目に泣きたい。

 とりあえず仕事は明日からになりそうだし、今日は早めに寝るとしよう。まずはどんな事をやらなきゃいけないか調べないとな。

 

 

 

 ☆月β日、降らない雨はただの雲

 

 とりあえず今日はこれからの方針を決めた。資材とかその他の島の状態を見る限り、現在の状況は無人島に鎮守府をボン!と作っただけのような感じで、更に資材も少なかったので暫く出撃は無理そうだった。

 その為、決めた方針が島の開発及び資材集めだ。

 横須賀提督から大体の仕事内容を纏めた資料やその他のアドバイスが送られてきたので、それを参考に始めようと思う。

 読んだ限りでは資材は一週間に一度決められた量を送ってくるみたいだし、まずはそれが来るまでに防壁を作らねば。

 あっ、それからなんか知らないけど電ちゃん達に遠征に行きませんか?と提案された。何ぞそれ?って聞き返したら、どうやら『艦娘』を遠征に行かせ、資材を集めさせる事が出来るらしい。

 とは言え駆逐艦や潜水艦以外だと赤字になる可能性も高いそうだが。

 うーん、もし本当に資材が増えるならやるべきだよな。

 

 

 

 ☆月γ日、天候(真実)はいつも(一つ)

 

 今日は昨日聞いた遠征をやってみた。というか、大和さんに駆逐四隻を遠征に出すようにお願いした。

 ……ってかさ、大和さんスタイル良すぎない?個人的には大人のお姉さんは好みのタイプだから最初見たときはちょっと見惚れたんだけど。

 まぁ私事は置いといて、開発もかなりのペースで進んでいる。横須賀鎮守府に侵入した時に出会った小ちゃい生き物。通称、妖精さんが物凄い働いてくれてるからだ。

 何となく精霊魔法の契約とか出来ないの?と尋ねたら頭の上にはてなマークを浮かべてた。

 

 ってか、ぶっちゃけあり得ねぇ。何だあの速度。作業スピードがおかしい。チートや!チーターやろそんなん!!

 ……コホン。あ、そう言えば金剛さんがまた紅茶を入れて欲しいと言ってきたので、今回は前回よりもグレードアップした俺の紅茶を味わって貰った。

 その時に丁度響ちゃんも来たので紅茶を振る舞う。美味しそうに飲んでくれた。

 ってか、一つ思ったんだけど提督ってこんな感じで大丈夫なのか?

 

 

 エッ?大和サンハ何モアリマセンデシタヨ?アナタハ何ヲ言ッテイルンデスカ?

 

 

 ☆月Ω日、あ……雨にするダァー!

 

 

 昨日、なんか大変な事があった気がする。うっ、頭が。

 

 

 ……いつも通り遠征や開発を進めていると物資が届けられた。どうやら今日が受け渡しの日らしい。

 受け取った物資はそれぞれ三千ずつ。元の物資が二百弱だったのでこれはかなり嬉しい。

 それと、早速出撃をしてみた。その間俺はその間する事が無かったので横須賀提督にやらされたゲームをひたすらプレイしてた。流石に素人に指揮は任せられないという事だろう。

 ちなみに鎮守府前の海域を完全解放する事に成功した。

 その時に新たな艦娘を見つけましたとかどうとか訳の分からない文字が映ったんだけど何だったんだろ?

 それと電ちゃん達四人組が少し疲れた表情で歩いていたので、大丈夫か?と声を掛けたんだけど、凄い指揮でした〜と言い残し、早々に立ち去ってしまった。

 ……だから凄い指揮でしたって何のことだよ。

 

 

 

 ☆月ε日、雨が降ったらそこで試合中止ですよ……?

 

 突然、横須賀提督がウチの鎮守府を訪ねてきた。どうやらちゃんとやれているか見に来てくれたらしい。

 それと一緒に、二人の女性(片方は少女)を連れてきていた。二人ともウチの鎮守府で働く事になるそうだ。

 

 お姉さん風の方のほうは間宮さん。と言うらしい。普段は世話役として働いているそうだ。あぁ、これでやっと俺が家事に取られる時間が減る……。

 そしてもう一人の少女。島風ちゃんと言うそうなのだが、中々にインパクトある服装をしていた。

 ……むぅ、流石にウサ耳に加え、あのギリギリの服はお兄さん的にどうかと思うのですよ。何つーかエロい。とは言えガキ相手に欲情はしませんが、学校で怒られないのかねぇ?

 というかそもそも俺、明らかに小学生並みの少女を四人も働かせてたけど良かったのかな?……まさか、労働法かなんかで逮捕とか無いよね?

 

 

 

 ☆月ζ日、落ちた雨粒ばかり数えるな!!!

 

 立て続けに今日も来客があった。相手は、この間出会った氷桜だ。

 どうやらこちらが落ち着くのを待ってから訪ねてきたらしい。今度こそ友軍を、と頼まれたけど。まだまだ経験が足りないのでもう一度丁重に断った。

 その代わり何かあったら協力はすると言ったけど。

 

 それから雷ちゃんと暁ちゃんの二人と一緒に氷桜にここの鎮守府の実情を説明した。個人的には日に日に変わっていく島の姿に結構楽しみながら働けている気がする。

 毎日朝から晩まで一生懸命島の開発をしていた時、脳内にDASH島という単語が浮かんだのは気のせいだろう。ここは神無島(かんなしじま)だし。鎮守府名も神無鎮守府だし。

 

「凄いね、よくも短期間でここまで……。しかも海域の解放に加えレア艦まで」

 

 そんな事を言って驚いていたが、皆で一生懸命頑張った結果だ。当然とも言える。

 でも、他の人からそう言ってもらうと何だか嬉しく感じられた。これからも頑張ろう。

 

 

 

 ☆月@日、土砂降り

 

 今日は雨だった。しかも土砂降り。

 ……何だかとっても嫌な予感がする。

 近いうちに何か起こりそうな……そんな予感だ。

 

 今日は風も強かった事もあり開発なども全て中止した。

 ……昔からこうだ。何かが起こる前に何故か土砂降りの雨が降る。

 そして、嫌な予感は外れない。

 

 鎮守府の外へ出た。霧が濃く、視界が果てしなく悪い。

 土砂降りの雨の中、傘も差さず俺は鎮守府から堤防へと向かう。

 その理由は無い。強いて言えば経験か。

 俺の……経験。

 

「……あっ」

 

 堤防から見えた海岸線。その果て。

 一瞬。本当に一瞬。

 紅く鈍い光が霧の中から見えたーー気がした。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。