あれから、ホロウの探索し……なんとか荷物を見つけることが出来た。
無事に、依頼達成だ。
ホロウから抜けた後、フォルテが依頼人と連絡を取り荷物を受け渡した。
「明けの明星に依頼するのは正解だったな……!ありがとう、助かったよ!」
そう言って、依頼人は去って行った。
俺は、フォルテに声をかけた。
「……やったな」
「………………うおあおおおおお!!やったぞ!!やったあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
……初仕事の成功で感極まって泣き出しやがった。
「
「やめろくっつくな……」
抱き着こうとするフォルテを躱す。
フォルテはスマホを取り出し電話。
相手は明けの明星らしい。
「やった!やりました!依頼成功です!!」
「……へっ」
その姿を見ていると、肩の力が抜けた。
「……良かったじゃねぇか」
俺は、そう呟いた。
――――――――――
「祝勝会だアミーゴ!」
「…………………」
ブレイズウッドのダイナー、チートピア。
少し前まで閑古鳥が鳴いていたが……立て直したのか、賑わっていた。
エル・フォルテなら自分で料理を作る!とか言いそうだったが、コイツはそうでもないのかダイナーを紹介してくれた。
「……アミーゴ。前に何でプロキシを目指したのか、聞いたな」
「……え?ああ……」
あの時の言葉が答えだと思っていた。
フォルテは、ニトロフューエルを手にして呟いた。
「俺は、少し前にホロウザ・ヒーローに参加したんだ」
「………………」
「あの時、配布されたキャロットに問題があってな……テロリストがそれを利用して参加者をどんどん始末していったんだ」
「……ホロウザ・ヒーロー」
確か、ニュースにもなってたな。
TOPSが主催の、大規模イベント。
中止になったと聞いていたが……。
「あの時は、俺は死ぬのかもなと薄々思ってた。けど……違った。パエトーンが、俺達に帰り道を示してくれたんだ」
「……それで、か」
「ああ。俺は誰かを助けたい……なんて、似合わないか」
「……ま、そう思うならその覆面をやめるんだな」
「それは出来ん!これは俺の戦士としての誇りだ!」
すっかりいつもの調子を取り戻したフォルテが、ニトロフューエルを俺に一つ渡す。
「さあ祝杯だアミーゴ!」
「……ああ」
グラスをぶつける音が静かに鳴る。
コイツは、良いやつだ。
色々クセが強いが……信念も感じる。
俺たちの初仕事は、成功に終わった。
――――――――――
「どしたの?ライト」
バイクから降りた男女が、ダイナーの近くを通りかかった。
日が落ちた暗い中……サングラスをかけた男が、じっとダイナーを見ていた。
「いや……見たことある奴がいてな」
「友達?」
「………………後輩かな」
明日明後日は仕事が日中にあるのでこの時間の投稿はありません。