GO!ALEX!〜希望再誕〜   作:塊ロック

14 / 15
今日投稿しないと言ったな……アレは嘘だ。
昼休みを犠牲に好きなキャラ出したくて唐突に追加しました。

今回から、第2章ビデオテープ奪還編になります。


ビデオテープ奪還編
第13話『振る尻尾と振られる尻尾』


 

結局、フォルテの家に厄介になった。

しこたま飲んで飲まされて、気が付けば日が昇り俺達は寝落ちしたのだった。

 

 

 

一夜明け、俺は外の空気を吸う為に外に出た。

 

まだ、フォルテは寝ている。

 

「くぁ……ん?」

 

大欠伸をする。

荒野の朝は日差しがキツい。

少し前まで地下暮らしだった俺には厳しいものがある。

 

……なぜか、家屋の近くにバイクが1台停まっている。

フォルテのものかと思ったが、アイツは車派だった。

 

「誰か来てるのか……?」

「誰かとはつれないじゃないか」

「……………!?」

 

背中に、ひやりとした感触。

今上半身は裸なので……肌に、冷たい何かが触れている。

 

女の声だ。

マスクでもしているのか、少しくぐもっている。

 

「………………こんな朝から、ずいぶんとご挨拶だな」

「おはよう。よく寝れた?」

「………………」

 

挨拶返されちまった。

 

「挨拶、返してくれないのかい?」

「……そう思うなら面と向かって挨拶しろよ」

「そうかい。じゃあそうしよう」

 

背中から冷たい感触が消える。

肩を叩かれて、誰かが俺の前に姿を現した。

 

……黄色い毛並みの、シリオンの女性。

 

「プルクラ……」

 

郊外に住む傭兵。

柔軟性をウリとして様々な仕事を請け負う……要するに要領の良い傭兵だ。

 

「久しぶりだね。アレックス」

「……ああ」

「暫く見なかったから、死んだかと思ってたよ」

 

一応死んだ事にはされてたんたがな。

プルクラと何故面識があるのか。

彼女は、俺の居た賭博場に時たま物を売りに来る。

 

……俺はその中から買えるものが無いか、少ないファイトマネーでずっと考えてたりしていた。

外に気軽に出歩けない俺たちの、数少ない楽しみのひとつだった。

 

なかなか買わない俺達にだいぶうんざりしていたようだったが。

 

「まぁ、色々とな……それで、何でここに?」

「頼まれたのさ……そこの住人に」

 

フォルテが、探していた香辛料が見付かった報告に来たらしい。

酔い潰れて寝たので暫く起きてこないだろう。

 

「分かった、渡しておく」

「しかし……不愛想な憎まれ役が、バエルと組んでるなんてね」

「デビューしたばかりだ……まだお互い何も 分かっちゃいない」

「そうかい。ま、アンタが生きてたってのが分かったし私は帰るよ」

「俺が……?何でまた」

「……ファンだったんだ」

「嘘つけ」

「嘘だよ」

「……肯定が早いな」

「嘘だもの」

「はぁ……さっさと行けよ」

「はいはい。じゃあね……あ、でもアンタのこと気に入ってるのは本当だよ」

「………………は?」

 

去り際に、背中へ投げられたひと言。

それを確かめる前に彼女はすでに走り去っていた。

 

「……なんなんだよ」

 

 




得物も鋼鉄の身体もないアレックスが何で強パリィなのかは、スト6のシステムのドライヴパリィ由来だからです。

後々ポテンシャル解放でドライヴゲージ周りも使わせるつもりです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。