「ふっ……くっ……!ふっ……くっ……!」
何故か、俺はトレーニング器具を用いて筋トレをしていた。
ここのところまともにトレーニングを積んでおらず実戦しかしていない上にほぼ格下との戦闘しかしていないかったため……ぶっちゃけちょっとなまっていた。
『はい、こちら貴方のトレーニングウェアですわ♪』
『なんか……上等そうな感じだけど……』
『特別にご用意させて頂きました。サイズもぴったりなはずです』
『お、おう……どうも……』
少し前。
ヒューゴに言われてトレーニングを始めた際にリナからトレーニングウェア一式を渡された。
スト6のアレックスのOutfit3と言えば分かる人には分かるだろう。
なんでこれがここにあるかのはともかく……それなりに金のかかってそうな衣装だった。
しかも、このトレーニングセンターは明らかに身なりの良い人ばかりが使っている。
俺のことを怪訝そうな目で見ている奴もそれなりにいるが……。
「サボらない。あと2セット追加」
「サボって……ねぇ……よ……!!」
傍らに立つジャージ姿のライカンを見て、誰もが口を閉ざしていた。
なんと、俺は今ヴィクトリア家政主導のもとで基礎トレーニングをひたすら積んでいた。
週に3日。
俺はライカンにみっちりとしごかれていた。
「ぐっ……!!はっ!はぁ……はぁ……終わったぞ……」
「……恐ろしいフィジカルですね。その肉体に見合った体力はある……ですが、まだまだ足りません。実地で鍛えた身体をより確実にする為に育てていきましょう」
「はぁ……はぁ……はぁ……ああ」
ライカンの指導は厳しいが、俺は充足感を感じていた。
身体を鍛えるのは好きだ。
しかもこんな高待遇で鍛えられるのだから、気合も入るというもの。
「む、もうこんな時間ですか……私は次の仕事がありますので……リナに引き継ぎます」
「了解……行ってくる……」
汗を拭いて、トレーニングセンターの外へ出る。
「こんにちは、アレックスさん。お待ちしていましたよ」
「こ、こんにちは……」
外には、紺のジャージとブルマ姿のカリンと……。
サンバイザー、サングラスをかけたスポーツウェアのリナが居た。
「……カリンも来ていたのか?」
……今時ブルマって。
どういうセンスしてるんだよ……。
「はいっ!カリンも……もっと、強くなりたいんです……!」
両腕をぐっと握って、カリンは宣言する。
……やる気があって頑張る奴は嫌いじゃない。
「と言うわけですの。では、今日も張り切って走っていきましょう」
リナの担当はランニング。
俺よりも脚が早いのは体格、体重差があるので当たり前だが持久力は俺以上だ。
俺が意気が上がっても全然乱れひとつない。
(ヴィクトリア家政、マジで規格外の集まりなのかもな……)
それにしても。
(毎度ながら目のやり場に困るんだよな……)
リナの格好は凄まじかった。
スポーツブラとレギンスと言う明らかに自分の身体に自信が無いと着られないコーディネートである。
アームカバーはしているし、胸も大分押しつぶしてはいるものの……その暴力的な魅力は全く減っていない。
長い髪もポニーテールにまとめているので普段は見えないうなじなんかも見えてしまって別の意味で心拍数が上がる。
カリンはリナとお揃いのサンバイザーとポニーテールだ。
「行きますわよ、アレックスさん」
「お、おう……!」
二人がいつの間にか前を走っているのに気が付き、俺も慌てて後を追いかけた。
アレックスにバイトでもさせようかなと思っております。
ちょうど今夏イベでファンタジィリゾートに来てますので……Season2のメンバーと絡むならそかになるかなと思います。