GO!ALEX!〜希望再誕〜   作:塊ロック

34 / 34
ヤスミン、なかなか強そうですね。
個人的に一撃重いキャラが好きなのであまり肌に合わなさそうだなーと思いつつ対策も練らなきゃいけないので触るだけ触るつもりです。

今回はお電話お話パートです。


第33話『掃除屋と肉食ウサギ』

 

「もしもし?」

 

コールが鳴り響く電話を手に取る。

 

『あー、やっと出ましたね?オペレーター番号、2493です〜』

 

高めの女性の声。

心当たりは無い。

 

聞き耳を立てていたリナに目配せをして、俺はスピーカーモードに変更する。

 

「誰だ」

『うぇ、怖い声ですね〜。こんな可愛い女の子の声にそんな反応します?』

「少なくとも俺の知り合いには居ないからな」

『RX·ウィングマン……もとい、アレックス·ウィクスさんですね?』

「そっちは俺を知ってるのに、こっちが知らないのはフェアじゃないんじゃないか?」

『公平が求められるのはリングの上だけ。世界に平等なんて無いんですよ〜』

「……切るぞ」

『えっ待って待ってごめんなさい!お話があるんですぅ〜切らないでぇ〜……』

「何なんだよ……」

『こほん。今回連絡したのは……リングオブファイターズに参加している貴方に、折り入ってのご相談があるのです』

「俺に……?」

『ちょーっとややこしい事態でして、猫の手も借りたいんですよ〜』

「紹介してやろうか?猫の手」

 

頭の中のプルクラがマスク越しに凄んできた。

ごめんて。

 

『またまたご冗談を……とにかく!会ってお話がしたいので、少し外に来て頂けませんか……勿論、そこにいる麗しいお嬢さん抜きのお一人で』

 

思わずリナを見る。

バレてる。

 

「おい……!お前は誰だ」

『オペレーター番号2493でした〜。高評価よろしくお願いしまーす』

 

それだけ言って切れた。

俺はオペレーター番号を検索して低評価を叩き付けてリナに言った。

 

「……見てくる」

「ですが」

「大丈夫だ。音動機も持っていく。何かあればコール1回鳴らして切る」

「……分かりました。お気を付けて。ライカンとヒューゴさんには伝えておきます」

 

マスクを被り直して、控室から出る。

 

外が何処を指しているのか。

取り敢えず会場の外に出てみる。

 

……実は、会場は新エリ―都の中ではなく郊外にある。

なので、建物から出れば一面荒野が広がっている。

 

警備に止められることもなく、すんなりと外へ出た。

 

「………………」

 

誰も居ない。

そりゃそうか……。

 

イタズラ電話だったと思い踵を返そうとして、

 

「動くな」

「っ!?」

 

冷たい、無機質な声。

そして、首筋に光る一筋のきらめき。

 

背後を取られた。

 

「同行者は居ないな」

「……ああ」

「なら良い。着いてこい」

 

重圧が消える。

振り向くと……黒の外套のような物を着ている女性が前を歩いていた。

……ん?

 

「……お前、『掃除屋』か……?」

「………………」

 

郊外では有名な話だった。

掃除屋、と呼ばれるグループが存在し……金次第で誰もを消す……掃除すると。

 

「なんで……」

「無駄口をたたくな」

「……分かったよ」

 

目の前の女性は間違いなく掃除屋の一味。

俺も消されるってのか……?

 

やっぱギース……じゃなかった、ギルスがROFで好成績の選手を抹殺してるって話はマジなのか……。

TOPSに関わるとロクなことにならねぇなほんとな。

 

「ねぇ」

 

ライカン達には悪いけどプルクラにひとこと言って逃げた方が良い気がしてきた。

だが、掃除屋をどう出し抜く……?

はっきり言ってこいつの実力は折り紙付き、俺ひとりでどうこうなるレベルじゃない。

 

「ねぇってば」

 

大体この大会自体途中で辞退出来るのか?

 

「聞いてる!?」

「……えっ?」

「あ、やっと戻ってきた」

 

大声で叫ばれて、意識を前に戻すと……。

俺の腰よりも背の低い、ウサギのシリオンの少女が不機嫌そうに俺を見ていた。

 

「……お前は?」

「こんにちは、アレックスさん。照ちゃんたちは、『クランプスの黒枝』っていうの」

「………………え?」

 

クランプスの黒枝……?

 

なんだそれ……。

また知らない組織が出てきたな……。

 

 




TOPS絡みとなるとやっぱり出るよね、黒枝。

感想、高評価よろしくお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

オシャメとサメ(作者:なかりょた)(原作:ゼンレスゾーンゼロ)

チェンソーマンのビームの能力とビームの見た目をもってゼンゼロの世界に飛ばされたオリ主がヴィクトリア家政に所属してあれこれする話です。なお無自覚に周りを曇らせている模様▼


総合評価:1078/評価:8.44/連載:4話/更新日時:2026年05月19日(火) 21:26 小説情報

ホロウの中で人のGO!を咎めるおじさん(作者:究極の出来損ない)(原作:ゼンレスゾーンゼロ)

知れば誰もが望むだろう!誰にも脅かされず、自己の命の存続を!!親しき者達の幸福を!!!  ▼他者に優しくっ!!他者に寄り添い!光の中を歩むっ!!!▼讃頌会は滅びるっ!!!私を生み出した咎を背負ってなぁっ!!!▼これこそが私の責!!!貴様らの業ぉっ!!!▼我々は滅びるべくして滅びるべきなのだよっ!人の過ちとして!!!▼気づいたら誰とも知らねークローンにされたの…


総合評価:2431/評価:8.37/連載:9話/更新日時:2026年08月03日(月) 01:26 小説情報

最強の盾は橘福福しか見えなくなる。〈旧題:最強の盾〉(作者:カブトムシの相棒)(原作:ゼンレスゾーンゼロ)

▼大姉弟子に一目惚れをした男を書いてみたくなったんや。


総合評価:1838/評価:9.09/連載:18話/更新日時:2026年07月29日(水) 01:13 小説情報

監察官のちょっと奇妙な冒険(作者:プロメイア推しの人)(原作:ゼンレスゾーンゼロ)

オリ主が転生して、赫灼熱拳するお話です。▼ストーリーは2.7から始めま~す。ん?まぁ、途中からにょきっと生えてくる感じで。(それでも過去キャラと絡みがあるのは許してちょ)


総合評価:872/評価:7.9/連載:10話/更新日時:2026年06月23日(火) 16:25 小説情報

コロッサル•バウンティ(作者:担々餅)(原作:崩壊:スターレイル)

▼スローライフを求めた男が星核ハンターのクソ高い懸賞金を貰うために頑張る話


総合評価:1828/評価:8.94/連載:9話/更新日時:2026年06月13日(土) 20:02 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>