なので出てくるエージェント達の繋がりが分かってないので今回みたいに事態に置いてきぼりになりやすくなってしまう……。
「それで?ハワードコネクションはどうするの?」
照が、ギルスに問う。
「彼を更生かせる」
「クビにしねぇのかよ」
俺は思わずツッコんだ。
「彼は中々優秀でね……ハングリー精神旺盛で良い刺激になるのだよ」
「……まさか、今回初めてじゃないな……?」
俺は思わず唸った。
懲りずに裏切るし懲りずに再雇用してんのかよ。
「今回はハワードコネクションにも相応の制裁があると思ってね」
「……黒枝は、今回は関与しないと?」
黙って話を聞いていたレガールが、口を挟んだ。
「うーん、キミがまだハワードコネクションの社員ってことなら最終判断は社長だからね。でも……クーデター、続けるんでしょ?」
「無論な」
「終わったら照ちゃん達は動くから、それまでは静観かな〜」
……来るだけ来ただけかよ!
と言うか何なんだこの状況。
俺の知ってる以上に事態が重い上に意味が分からない。
黒枝とアキラが繋がってるしギルスとヴィクトリア家政とヒューゴは全部グルだし!
俺が言われた役割すらブラフの可能性が出てきた。
「意味が……分からん……」
「……私もだよ」
プルクラと揃ってため息を吐く。
その間に事態は動いていて……レガールは苦虫を噛み潰したような顔をしている。
「……ここは、退かせてもらう」
「逃がすと思うか?」
「退路を作らず貴様の前に出るわけがなかろう」
次の瞬間、大量の爆薬が仕掛けてあったのかエントランスホールの天井が爆破、瓦礫がめちゃくちゃ降ってきた。
「っ……!危ねえ!」
「アレックス!?」
プルクラの頭上に瓦礫が落下してきたので思わず押し倒して庇った。
硬質化が間に合ってダメージは無い。
「大丈夫か……?!」
「アンタ、何無茶を……!」
「無茶じゃない。耐えられる」
「そうじゃなくて……!」
「うるせえな!咄嗟に動いちまったんだよ!」
「……ありがと」
瓦礫が積もらなくて良かった。
……そして、アキラやヴィクトリア家政とは瓦礫の山で分断されてしまった。
フォルテも無事だと良いんだが。
俺とプルクラは取り敢えずその場を後にした。
「……で、どうするよ」
「どうするったってねぇ……?何?今の状況」
えーっと……ギルスが副社長に裏切られたが……それは予想の範疇だった為ヴィクトリア家政に協力を仰いだ。
「黒枝?と店長はなんでいるんだい」
店長が来るのはヴィクトリア家政が呼んだからだが……。
「黒枝と店長が繋がってるのは流石に理由が無さすぎないか……?」
アキラの人脈はどうなってんだよ。
ここで、アレックスのスマホが鳴る。
電話の主は……アキラだ。
「もしもし?」
『ああ良かった、繋がった』
「アキラ、今何処にいる?」
『レガールがホロウに逃げ込んだから、今からそれを追いかける』
「ホロウか……」
『君にはレガールが通るルートを封鎖しておいて欲しいんだ』
「……何処を通るか、分かるってのか?」
『おいおい、僕はプロキシだ。それくらい出来なきゃ看板なんて出さないよ』
「それもそうか……」
アキラが座標をノックノックで送ってきた。
「プルクラ」
「なんだい」
「俺は今から店長に指示された地点でレガールを待ち構える。お前は?」
「行く」
「即答かよ」
「……私が」
「あん?」
プルクラが俯いて肩を震わせる。
「わたしが!どんだけ!苦労してアンタの試合見に来たと思ってるんだい!会社の休み調整してお偉方に顔覚えられるために下請けしまくってようやく入り込めたってのにさ!!!」
めちゃくちゃ怒ってた。
「全部めちゃくちゃにされてこちとら不完全燃焼なんだ!あの男に全部責任取らせなきゃ収まらないよ!」
「……ハッ。不完全燃焼なのはこっちも同じだ」
ようやく決勝だってのに大会は中止なんだからな。
「……じゃ、お礼参りと行くか」
「ああ」
次回、VSレガール。
なお長期戦にせず決着は一瞬になります。
戦闘描写苦手なのにダラダラ書いてたら粗が出ちゃうというのを思い知ったので……。