GO!ALEX!〜希望再誕〜   作:塊ロック

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憂さ晴らし出来そうでちょっとウキウキしてる男。
最近段々中の人の性格出てきてるフシがあるな……?


第49話『トラブルメーカー』

 

「な、なんだお前……!」

 

飛んできた方へ歩いていく。

リゾート地に見合わない黒服サングラスの男が5人、集まっていた。

 

「なんだとはご挨拶だな。人がせっかく避暑に来てるってのに気分を害してくれてよ」

 

俺はカップを遠くのクズかごに投げ捨てる。

 

「……あ、無いと思ったら……」

 

黒服のひとりが思わず手元を見る。

コイツか。

 

「何やってるか知らんが随分と物々しいじゃねぇか」

「お、お前には関係ないだろ……!」

「お客さん、申し訳ないッス。騒ぎに巻き込んじまって」

 

黒服に囲まれていたのは……やたらとガタイの良い青年……いや、若いな。

まさか、少年……?

 

「いや、トラブルか?」

「えっと……まぁそんなところっス」

「へぇ……?」

 

何となく気が立っていたので俺は少年の隣に立った。

 

「で?コイツらは何を騒いでんだ?」

「え?えーっと……屋台の場所の取り合いが起きちまって……」

「ほーう?」

「取り合い?そっちが俺達の場所に勝手に屋台出したからだろうが」

 

……場所がブッキングしたのか。

ちょっと面倒くさい事になってたな。

 

「こっちのご夫妻はちゃんと許可は取ってる!」

「話は平行線らしいな。どうする?」

「どうするって……」

「白黒ハッキリ決められる勝負でケリを付けようじゃねぇか」

「何でお前が仕切ってんだよ……!」

 

ごもっともである。

だが俺は機嫌が悪い。

何かと理由をつけてコイツらをぶちのめしたいのだ。

 

「……あ!コイツ、ハワードコネクションのROFに出てた奴じゃねぇか……!」

「あん?」

「え……誰?」

「ほら、グリフォンマスクの……」

「RX·ウィングマン……!あのヒール役の!」

 

……なんか話が変な方向に向かってる気がする。

 

「いやぁ俺ファンなんすよ!握手してください!」

「……えぇ?」

 

これは予想外だな……。

あの大会で俺にファンが?

嘘だろ。

 

「っておい!それとこれとは話が別だろ……」

 

黒服のひとりが叫ぶ。

いやほんとにその通り。

 

「……おい、ボスから連絡来てるぞ」

「ひぇ……て、テメェ!覚えてろよ!」

 

ひとしきり騒いだ後、勝手にずらかっていった。

 

「……なんだったんだ?」

「え、えっと……アンタ、RX·ウィングマンってマジっスか……?」

「……ああ」

 

シリオンの少年がしげしげと俺を見つめる。

え?コイツも観てたのか試合……。

 

「マジッスか!会えて嬉しいッス!ジブン、狛野真斗って言うっス!」

「……アレックス·ウィクスだ」

「アレックスさん!よろしくっス!」

「よろしくな、真斗」

 

俺は真斗少年と握手する。

オオカミのシリオンだろうか?

大きな尻尾をめちゃくちゃブンブン振っている。

 

「アレックスさんは、観光で?」

「ああ……連れとな」

「もっと落ち着いた時に会いたかったんスが……ちょっと立て込んでて……」

「……この辺の屋台の話か」

「っス。最近このリゾートも手を広げようとしてたんスけど……ブッキングしたみたいでトラブってたんスよ」

「それで?ここの店はなにやってんだ?」

「それが……ご主人が腰をやっちゃったらしくて……」

「マジかよ」

 

見れば、老夫婦が困ったように縮こまっていた。

 

「………………」

 

首を突っ込んでしまった手前、見過ごすのも寝覚めが悪い。

 

「アレク」

 

プルクラが追いついてきたが……心底呆れている。

 

「アイツら、確かレジャー系ダミー企業の連中でしょ」

「知ってんのか?」

「名前だけはね。弱小グループだけどこんなとこに入り込もうとしてたんだね……」

「ってことは向こうの言い分はブラフか……」

「……どうするつもりだい?」

 

ジト目でプルクラが俺を睨む。

 

「どうする、か……」

 

真斗少年と老夫婦を見る。

ここまで首突っ込んだんだから、後は流れだろ。

 

「繁盛しちまえば向こうも手を出せねぇだろ。手伝うぜ」

「はぁ……本当にもう……」

 

プルクラが盛大にため息を吐いた。

 

 




海の家でアルバイト、スタート。


ところでMarvel闘魂、演出めちゃくちゃ凝ってて面白そうですね……買ってみようかな。
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