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「で?どうするつもりだい?」
プルクラが脇腹を小突いてきた。
「どうするもこうするもねぇよ」
「はぁ……アンタ本当に生き当たりばったりだね」
「やかましい」
取り敢えず老夫婦に話を聞く。
立ち退く気が無いのを先方に伝えると、嫌がらせが始まり店主である旦那が怪我をしてしまったらしい。
「アイツら、やる事が汚ぇっス……!せっかく柚葉達が立て直したリゾートだってのに……」
真斗が憤っている。
聞いてる限り、こんな無法がまかり通るのは納得出来ない。
「プルクラ。ダミー企業って事は裏になんか居るんだろ」
「弱小マフィアさ。正直影が薄くて忘れてたレベルのね」
「……って事はグループか」
アレが単独犯ならシバいて終わりなんだが、小さいとは言え組織が相手となる。
俺単独で動いても分が悪い。
「無難に手伝って……」
「私は嫌だよ」
「ああ、だからお前は……」
「でもアンタから離れるのも癪なんだよ」
「……オイ」
取り敢えずプルクラは協力してくれるらしい。
真斗も電話が終わって話に加わった。
「知り合いが戦力を呼んでくれたんで、頭数は増えることになるっス」
「お、マジか」
人数が居れば店も回せるし助かるに越したことはない。
「アキラくん曰く、家事のエキスパートらしいんで期待はできるっスね」
「………………アキラくん?」
待て。
アキラ?
アキラってあの?
「あれ?アレックスさんもアキラくんをご存知なんスか?」
「……ビデオ屋の店長?」
「そうス」
「……アイツどんだけ顔広いんだよ」
まさか、リゾート再建に貢献したプロってアキラ達なんじゃ……。
「取り敢えずご夫妻の屋台に案内するっス」
真斗に案内されてビーチを歩く。
……後ろを歩くプルクラは不機嫌通り越してキレてる。
ちょっと申し訳ないことをしたな。
「ここっス」
「……思ったより広いな」
ビーチの外れの方にあるだけあって敷地が広く、屋台というより海の家だった。
テーブルは5つ。
キッチンとカウンターだけの簡素な店だが、テーブル席の上に屋根があるちゃんとした海の家だ。
……いや海の家じゃん。
屋台の使用権とかそういう次元じゃねぇじゃん。
「めちゃくちゃ昔からある感じするけど」
「ファンタジィリゾート開園前からここでやってるらしいス」
「……何でここ獲れると思ったんだよアイツら」
「持ち主が年食って舐められたんじゃない?」
「いやいや……」
「すまんのう、若いの……ワシも若い頃は『不滅の鉄拳王』と呼ばれておったが……今は腰をやってな……」
随分立派な肩書だな……。
三島平八かよ。
「こんにちは、真斗さん」
「あ、来たっスね!よろしくお願いします!」
真斗が挨拶する声に振り向く。
……思えば、家事のエキスパートって時点で警戒すべきだったのかも知れない。
「あ……」
……この暑い中ロングスカートで涼しい顔をしていたメイドと、目が合った。
「……リナ……?」
「アレックス……さん……?」
き、気不味い……!
アレックスとリナ、再会。
裏でこっそりテリーを使い始める。
実はスト6ずっとテリー使いたかったんですが難しくて触らなかったんですよね……。
気分転換で使ってみたら今までできなかったコンボ出来ちゃってじゃあやってみるかと心機一転。
アレックスも良いけどテリーもね!
……餓狼でロック練習するかぁ。