……ですので、ヒロイン枠1名追加します……!
頑張れリナさん……!
海の家の営業がスタートした。
女性陣には水着のうえに海の家……『ファンタジィドリーム』のTシャツを着てもらっている。
……なお、俺は意地でもディゲンヌTシャツは脱がなかった。
「その……似合っているでしょうか?」
「う、お……」
思わず唸ってしまった。
結局プルクラと同じように色だけ指定したら……リナが感想を求めてきた。
リナの水着は……黒の、クロスホルタービキニ。
胸を下から支えて紐で吊るすようなタイプだ。
下には同じく黒のロングパレオを巻いている。
少し生地が透けて見える……?
俺は思わず視線を反らした。
直視出来ない……!
一瞬目線が行ってしまったが……やっぱデケェ……。
「その……なんだ」
「………………」
リナはニコニコしながら感想を待っている。
髪は以前走っていた時のようにポニーテールでまとめている。
……俺がまともな返答を用意できないのがわかってるのだろうか。
「長いんだよアンタは」
「ぐえ」
脂汗を滲ませて悩んでいたら、プルクラに後頭部を小突かれた。
「しかし良いのかい?見られるんだよ?」
「構いませんよ。こう見えても自分の外見には自信がございますので」
「……アンタ、すごいね」
「ふふふっ。スキルもそうですが、ルックスも立派な武器なのですわ」
「……で?時間稼いでやったけど、気の利いたひと言は思い浮かんだかい?」
何で話戻すんだよ。
無い頭で必死に考えた。
「………………言葉が、出なかった」
2回目。
しょうがないじゃん!!
プルクラもリナもめちゃくちゃ似合ってるし綺麗なんだから!!
「……褒め言葉として、受け取っておきますわ」
「アンタそれしか言えないの?次はちゃんと言いな」
「ハイ……」
なんで俺二人から詰められてるの?
「き、着替えてきました……」
カリンも戻ってきた。
ピンクのフリルが付いたワンピースだ。
その上に海の家のシャツを着ている。
「え、えっと……」
「おう、戻ったか。髪は結っとけよ」
「……じゃあ、アレックスさんと同じようにしてください」
「俺と?俺は雑に纏めてるだけだぞ。お前は表に立つんだからもっと可愛いのにしとけ」
いつものツインテールとかのが良いんだろうか。
「カリンちゃんも私とお揃いにしておきましょうか。ぱっと見はそうではありませんが、みんなお揃いですよ」
「じゃ、じゃあお願いします……!」
……そういやプルクラも下の方で一本に結んでるから、この4人全員そういう結い方か。
「そろそろお客さん達が来るから、スタンバイを頼むよ」
アキラが裏に顔を出してそう言った。
全員の顔つきが変わる。
「さて、やるか……!」
俺もディゲンヌTシャツの腕まくりをして頭にタオルを巻く。
「カリンもお手伝いします!」
「頼むぞ、相棒」
「はいっ!」
今日はこの小さな相棒と優勝していくわね。
……なお、相棒と言った瞬間プルクラが俺を睨んだ。
こんな小さな子にまで対抗心燃やすなよ。
「行きましょう、プルクラ」
「そうね。アレク、しっかりやるんだよ」
「任せとけ」
「ファンタジィドリーム、開店だ!」
「「「おー!!」」」
ちなみに新ヒロインはゼンゼロ本編登場キャラです。