それバトって守ってまっしぐら
未来とか宇宙とか関係ない
どう見たってウチらが最強じゃん!
この曲めちゃくちゃ耳に残って気に入ってます。
アレックス&ギルスの拠点攻略戦です。
地下に警報が鳴り響く。
次々と現れる黒服の下っ端どもを俺とギルスが次々と薙ぎ倒していく。
「アレックス!付いてきているか!」
「ハッ!肩慣らしには丁度いい!」
近くに居た小銃を持つ男に飛び付きヘッドロックしながら床に叩き付ける。
俺の背中に迫る攻撃をギルスが受けて投げ飛ばした。
「機甲を出せ!」
そんな声が聞こえた瞬間、格納庫の扉をぶち破って二足歩行型の機甲が現れる。
装甲が各所に貼り付けられている、シールドディフェンダータイプだ。
「バカ!こんな狭いとこで……!」
「いいだろ別に!ここでやられるくらいなら諸共だ!」
「うるせぇ!」
「ぎゃあ!!」
仲間割れしている2人をまとめてぶん殴る。
「反乱軍からの横流し品だな。やはりROFの時の残党が一枚噛んでいたか」
「え、あの時の奴らが……」
「ミサイルが来るぞ」
「うおっ……!フラッシュチョップ!」
飛んできたミサイルにチョップを叩き込み両断する。
俺達の背後で爆発した。
「暴れられると面倒だ。一気に畳むぞ」
「OK!」
機甲が背面から2機のサポートユニットを発進させる。
が、
「疾風拳!!」
俺の背後から飛び上がり気弾を放つ。
ユニット2機を撃ち落とす。
「オラァっ!!」
前ステして距離を詰めてボディブローをかます。
装甲を展開してガード姿勢をとられる。
硬い!
じゃこん、と音がする。
装甲の隙間から2門の銃口が飛び出した。
「げ……!?」
銃口から炎が噴き出した。
「うおっ……!?熱ッ!!熱ィ!!」
慌てて逃げる。
最近分かったのだが……俺は電気、炎とかに極端に弱いらしい。
硬質化して衝撃には耐えられるがやたらとそう言ったダメージが通る。
「烈風拳!!」
「うおっ……!?」
ギルスの風圧で俺の身体に纏わりついていた炎がかき消される。
「ぐお……」
「立てアレックス。お前はその程度では無いだろう」
「いてぇモンはいてぇんだよ……」
動けない程のダメージではない。
だが、火傷の度合いが怖いな。
防壁と電磁シールドで固まった機体へどうダメージを通すか。
俺は物理タイプだしギルスは……あれ、今思うと属性とかあるのだろうか。
「アレックス。奴の動きを止めろ」
「……何か手が?」
「フン。一撃で仕留めてやる」
そう言うや否やギルスは走り出した。
俺も走り出す。
火炎放射に気を付けて動きを止める……か。
「無理難題言いやがる!」
機銃とミサイルを避けながら接近する。
あの短い脚で旋回するのは難儀するハズ。
ギルスが回り込んだ方向と逆方向に回る。
脅威度はギルスの方が上だと判断されたのか、俺に目もくれない。
(舐めやがって……!)
ちょっと腹が立ったのでメカの背中にドロップキックをかます。
微動だにしないのでそのまま背後からしがみ付いてよじ登る。
「暴れんな!」
とにかく拳を機体へ打ち付ける。
硬いけど俺の拳も硬いぞ!
俺を振り下ろそうとして右往左往し始める。
「よくやったアレックス!巻き込まれるなよ!」
ギルスが好機と判断して力を溜める。
……ちょっと嫌な予感がする。
「はぁぁぁぁぁ!!」
ギルスの身体から暴風が吹き荒れる。
これ、まさか餓狼CtoWのナイトメアギースのヒドゥンギアじゃ……!?
「トゥア!!」
「うおぁわ!!?」
ギルスが凄まじいスピードで機甲の足を掬い上空へ跳ね上げる。
……俺も一緒に。
「
必殺の気迫と共に、ギルスの掌からエネルギーの奔流が迸り……機甲の装甲を貫く。
ギルスの背中に漢字3文字が浮かんでいる気がした。
……なお、俺も一緒に吹っ飛ばされた。
「ぐお……!」
これがヒドゥンギアの羅生門・刹那……!
あの時のファイトで使わなかったから使えないとばかり……。
いやしかし生で見ると迫力が段違いだぜ……滅茶苦茶カッコいいじゃないか……!
「……うおわぁ!?」
なんて呆けてる間に俺の真上に機甲が落ちて来たもんだから慌てて逃げた。
「あ、アブねェ……」
「そこの貴様。責任者を出したまえ」
「ごっ……うぐ」
ギルスがその辺に転がっていた木っ端をアイアンクローで掴んで無理やり立たせた。
「ぼ、ボスは……逃げました……」
「……ほう?」
「た、たすけ」
ギルスは興味無さそうに背後へ男を投げ捨てた。
「逃げた、か」
手近なドアを開ける。
……そこは、海と繋がるドックのような場所だった。
「船で逃げ出したようだな……」
「何、問題ない」
ギルスがスマホを取り出してメッセージを送る。
……すると、ドックへ1隻のボートが侵入してきた。
「……お待たせしました」
ボートの操舵をしていたのは……見覚えのある男。
「……お前、レガール……!?」
「気安く呼ぶなチンピラ」
「あ”?また地面とキスしたいのか?」
「もう見切った。2度は喰らわんぞ」
「ギルスさん、逃げた船はホロウに逃げ込んだみたいだ。あなたの見立て通りです」
「アキラ……!?」
ひょっこりとボートからアキラと……カリンが顔を出した。
「カリンまで……」
「て、店長様のボディーガードを仰せつかりました……」
「なるほど……」
「さて諸君。追撃と行こうではないか!」
ボートに乗り込み、ホロウへと向かった。
次回、今章最終回。