「雑魚はすっこんでな!!」
迫りくる雑魚エーテリアスの群れを投げ捨てながら俺は前進する。
攻撃は全て弾き、怯んだ奴を掴んで次の奴へぶん投げる。
飛んでくる遠距離攻撃に近くにいた奴を掴んで盾にする。
足元に組み付こうとする奴はエアスタンピートで踏みつぶし、飛び掛ってくるヤツはエアニースマッシュで撃ち落とす。
もはや、そこらの木っ端は俺を止めることなど不可能だった。
暴れて、暴れて、暴れ散らかし周囲のエーテリアスを粉砕していく。
「どうした!もう来ないのか!」
小型エーテリアスを掃討しきる。
だが、ユラリと2対の中型エーテリアスが現れる。
片方は剣と盾を持ち、もう片方は腕が弓のようになっている。
精鋭エーテリアスのデュラハンとタナトスだ。
この2体が同時に出てきた場合、並のホロウレイダーでは脅威となる。
けど、俺はもう並じゃない。
「遅ぇ!」
タナトスが消える前にドライブラッシュで肉薄し、身体をホールドする。
この二体のうち、面倒なのはタナトスの方だ。
ワープを繰り返し距離を離して遠距離攻撃を仕掛けてくるタイプで、まれに死角から近接攻撃も行う撹乱タイプ。
「壊れるなよ!」
ラリアットを振り降ろして地面に張り倒す。
だから、先にコイツからダウンを奪ってデュラハンに対応する……!
デュラハンが剣を振るってきたのでブロッキングで弾く。
好きだらけの土手っ腹にタメ大Pをお見舞いする
「フラッシュチョップ!」
タメ大Pからキャンセルしてフラップチョップを当てる。
アレックスの定番コンボで、ヒットすれば相手は背を向ける特殊なやられ状態になる。
「逃がすか!」
その背中に飛び付く。
人で言うなら脇にあたる部位に腕を滑り込ませ、両腕で羽交い締めにする。
「そぅら!」
そのまま、バックドロップをしかける。
そして飛び上がる。
「ハイパーボム!!」
デュラハンの頭部にあたる箇所を地面に強打。
手を離し、すかさず構えに移行、頭の真上をタナトスの射撃が掠める。
タナトスが二発目を撃とうとしたので、その前に飛び掛かる。
「ハァっ!DDT!!」
通り過ぎざまにヘッドロックをして、落下の勢いそのまま頭部と背中を床に強打させ粉砕する。
「見えている!」
立ち上がった瞬間、デュラハンの剣が目の前に迫る刹那。
防御手段はドライブパリィを選択。
タイミングはビタ。
ジャストパリィが発動する。
俺は屈大Pでデュラハンの身体を打ち据えて宙に跳ね飛ばす。
キャンセルで構えに移行、落ちてくるデュラハンに突進して肘を振り上げる。
「スラッシュ!!」
スラッシュエルボーで追撃。
そして再度浮かんだデュラハンへエアニースマッシュをお見舞いする。
「オラ!寝てな!!」
空中でデュラハンの上に乗り、そのまま地面に叩き付けた。
デュラハンは、動かなくなった。
「っ!!」
慌ててその場から飛び退く。
さっきまで居た場所に、タナトスの刃が振られる。
「しつけぇんだよ!」
反撃のハンマーパンチがタナトスを捉える。
態勢が崩れるチャンスを見逃さない。
フラッシュチョップとハンマーパンチを乱打する。
「
締めに脇腹を掴んで、ジャーマンスープレックスを放つ。
身体をエビ反りさせて絞める技だが、俺は敢えて手を離して投げ飛ばした。
ストリートファイターIIIでアレックスが使えたスーパーアーツ、その名もブーメランレイドだ。
ゴギィッ!!と凄まじい異音がして、タナトスの首があらぬ方向へ向いた。
地面に落下したタナトスは、そのまま動かなくなった。
「………………打ち止めか」
振り返れば、あれほど多くいたエーテリアスは塵に還っていた。
身体の調子は絶好調だ。
今までにないくらい動いてくれる。
(……行ける)
モチベーションも調子も最高のコンディション。
今日でなければいつやるのか、というレベルだ。
(今ここに立ってるのは俺ひとりかもしれない)
けど、
(けど、俺の背中を支えてくれた奴が居る。俺は、ひとりじゃない)
再び走り出す。
「ほぐれて来たぜ……!」
偽物野郎をぶっ飛ばして、さっさと帰るのだ。
えっ!?セヴェリァン来るんですか!?
しかも風強攻!?