僕の超電磁ヒーローアカデミア   作:アールエー

18 / 47
その18 チームアップ

 

第一種目が終わって次の種目が開始される迄の間、ふと観客席の方を見ると目が合った。

一人で数人分の席を取ってる、厳つい男達が四人。

 

「し、師匠達…来てたんだ…」

 

ヤバっ、身体が震えてくる!第一種目の競技、下手な事してないよな…!?

師匠達の前には、星の保育園の先生達が椅子に、そして生徒達がゼッカ師匠以外の師匠達の上に好きずきに座っている!

 

とりあえず1位にはなったんだ、修行量が倍になったりはしないと思おう…。

 

そしてモニターに、第二種目が表示される。

騎馬戦かぁ…。つまり、チームアップしろと言う事か。

そして順位に応じて下からポイントを振り分けられる。

42人が通過者で、42位が5Pなら、1位の僕のポイントは…。

 

「そして…1位に与えられるPは1000万!!」

 

…うん、つまりは1位のハチマキを持っていればクリア確実と。

ポイントを分別できないなら、別に1位のハチマキのポイントは1万でも1億でも良い訳だ。

回りを見渡すと、1000万と言う数字に惑わされて僕から距離を取っている。それは良いんだけど、チームアップできないと困るよ…。よし!

 

「飯田くん!一緒にやらない?」

 

「すまない緑谷くん!俺も、君の選手宣誓に触発されて…君に挑戦したいんだ!」

 

あう…そう言われたら引き下がるしかない。

ちょっと発破をかけ過ぎたかな…。

周囲はどんどんチームアップしてる。やばい!

 

「デクくん、組もう!」

 

天使があらわれた!ガシッと両手を掴む!

 

「お茶子ちゃん!僕には君が必要なんだ!」

 

「へ?ひ、必要って…ほへっ?」

 

あ、やべっ、嬉しさの余りつい名前で呼んじゃった。遠くで告白してんじゃねぇ!って峰田ボイスが聞こえた気がするが、名前を呼んだだけだよ!

とりあえず、何故か真っ赤になってフリーズした麗日さんは横に置いて、後2人、最低でも1人!

 

「常闇くん!」

 

「む、緑谷か……」

 

1人でいたクラスメイトに声をかける。

 

「チームを組もう!君に相応しい、困難をプレゼントできると思うよ!」

 

鳥頭の常闇くんは、驚いた目を向ける。

 

「ふっ…面白い。困難をプレゼントとは。相当に特殊な誘い方だぞ?」

 

「だけど少しばかり難しくないと、つまんないだろ?」

 

「…よし、お前の誘いに乗った。俺を使ってみろ、緑谷!」

 

「オーケー!常闇くんには、防御を託そうと思ってる。後1人…」

 

「私と組みましょ、1位の人!!」

 

振り向くと、ごてごてサポートアイテムを身に着けた、ピンク髪の女の子がいた。

 

「私はサポート科の発目明!あなた目立ってイイです!あなたなら、私のドッ可愛いベイビー達も目立って、大企業の目に留まる事もできるワケですよ!」

 

ベイビー、発明、マッドサイエンティストの香り!どう転ぶか分からないけど、賭けてみるか!

 

「オーケー発目さん、よろしく頼むよ!」

 

これで4人揃った!騎馬戦ができるぞ。

 

「よし、それじゃ役割を決めよう!常闇くんは騎馬の前で騎馬の防御を担当、隙あらばハチマキを奪って!」

 

「うむ、了解したが、騎手は良いのか?」

 

「騎手は僕がやるつもりで攻撃は最大の防御をするから、ひとまず大丈夫。それから麗日さんは…麗日さん?」

 

あれ?上の空?まだフリーズしてる?

 

「麗日さん?お茶子さん?そろそろ再起動して頂けると助かるのですが…」

 

「え、あ、はい!私もです!!」

 

再起動した麗日さんは、そんな事を叫んだ。え?何が!?

そしてこっち見て、常闇くんや発目さんを見て、回りを見て、また僕を見た。みるみる顔が赤くなる。

 

「ふえっ、え、え、えっと…」

 

「あー、ごめん、今だけは落ち着いて?もう直ぐ騎馬戦の競技が始まるんだ」

 

麗日さんはじっと僕を見た後、パン!と両手で頬を叩いた。

 

「ごめんねデクくん!私はもう大丈夫!」

 

何とか気を取り直してくれたよ。

 

「続けるよ。常闇くんが前で防御、僕が騎手で攻撃、麗日さんは騎馬の右で僕を軽くしたり移動の補助、発目さんは左で僕はベイビーの詳細を知らないから、良い感じで活躍させて?」

 

「分かった、デクくん!」

 

「フフフ、お任せください!」

 

陣容は揃った!後はぶっ飛ばすだけだ!

 

「…ところでデクくん…。もう、名前で呼んではくれへんの?」

 

「え?いや…名前で呼ばせて戴きます…」

 

 





オマケ お茶子ちゃんの心の中

「お茶子ちゃん!僕には君が必要なんだ!」

「へ?ひ、必要って…ほへっ?」

ひ、必要って、私を、デクくんが、私の事を!?

「そうさ、僕には可憐なお茶子が必要なんだ。僕のものに…なってくれるかい?(幻聴)」

そ、そんな!デクくんは強くて努力家で、カッコよくて…私なんか、貧乏で何もしないのが一番の節約なんて、ご飯も食べずにゴロゴロしている娘で、釣り合わなくて…。

「節約家なんて、素晴らしいじゃないか!そんな素敵な女性を、放っておく男なんていないよ。とても可愛いよお茶子(空耳)」

可愛いなんて、爆豪君から丸顔なんて言われているのに、もうデクくん上手やわ〜♡

「僕は、そんなお茶子が好きなんだ(妄想)」

デクくんが、私を…!?私、私は…!!

「麗日さん?お茶子さん?そろそろ再起動して頂けると助かるのですが…(現実)」

「え、あ、はい!私もです!!」



「えっ?何が!?」
「何を言ってるんだ、麗日は…」
「白昼夢を見ているようですね〜!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。