僕の超電磁ヒーローアカデミア   作:アールエー

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その30 期末テスト

 

「えー…そろそろ夏休みも近いが、もちろん君らが30日間一ヶ月休める道理はない。夏休み林間合宿やるぞ」

 

「「「知ってたよーやったー!!」」」

 

と言う事で、相澤先生の話にクラス中はおおいに盛り上がった。

環境が変わり、皆と寝食を共にするのは、僕としても楽しみだ!

 

「ただし、その前の期末テストで合格点に満たなかった奴は…学校で補習地獄だ」

 

「みんな頑張ろーぜ!!」

 

とまあ、前回オールマイトから凄い話を聞いたけど、日常はこうして続いていくわけで、結局僕がやるべき事は変わらないのだ。

ただ、今回の林間合宿で、何かまた一つ掴む事が出来たらと思うよ。

 

 

 

それから時は流れて、期末テストまで残すところ一週間。

 

「全く勉強してねー!!」

 

と叫ぶお方達がいた。ちなみに僕はクラスで4位である。かっちゃん、飯田君、八百万さんには中々勝てないよ。

 

「芦戸さん、上鳴君!が…頑張ろうよ!やっぱ全員で林間合宿行きたいもん!ね!」

 

「普通に授業うけてりゃ、赤点は出ねえだろ」

 

「言葉には気をつけろ!!」

 

あ〜轟君、残念ながら、人の頭には差と言うものがあるもので…。まあ、大体は興味思考が勉強に向くか向かないかの差だったりするけど。

 

クラスで苦手科目などについて話合っていたけど、八百万さんが教えましょうか?と言ったら何人もの人が集っていた。

 

「この人徳の差よ」

 

切島君がかっちゃんをからかうと、直ぐに反応するのがかっちゃんだ。

 

「俺もあるわ、てめェ教え殺したろか!デクも来い!!」

 

「おお!頼む!」

 

「え!?僕も!!?」

 

ちょっとビックリ。僕を誘うとは思わなかった。かっちゃんも丸くなってきたもんだ。

 

 

 

お昼、学食で皆と食事していても、話題は期末テスト、それも演習試験の内容だった。色々意見が出るけれど、相澤先生からのヒントがなさ過ぎて全然分からない。

 

…ん?超電磁レーダーに感アリ。ひょいと頭を避けると、僕の頭があった場所を肘が通過していった。

 

「…後ろに目があるのかな?」

 

「B組の!えっと…物間くん!」

 

確か体育祭で、かっちゃんに挑んで返り討ちにあった人だ。

彼はヒーロー殺しに遭遇した事を上げて、僕達がトラブルメーカーだと難癖を付けてきた。

が、更に後ろから手刀で攻撃されて昏倒する物間君。やったのは同じくB組の拳藤さんだった。…容赦ないな…。

 

「ごめんなA組。こいつちょっと心がアレなんだよ」

 

そしてお詫びの様に、先輩から聞いた話として演習試験は対ロボットの実戦演習らしいと教えてくれた。

 

「ちょっとズルだけど…」

 

そう言う拳藤さんに、僕は慌てて言ったんだ。

 

「ズルくなんてないよ!それを他の、ライバル関係のクラスにまで教える、正々堂々とした素晴らしい心意気じゃないかな!好意に値するよ!」

 

「こ、好意って…」

 

「(その考え方が)好きって事さ!」

 

アレ?拳藤さんが真っ赤になって黙っちゃった…。何か、不味い事言ったかな?

 

「と、とにかく!お互い試験頑張ろうね!コレ持ってくね!」

 

そう言って拳藤さんは、慌てた様に物間君を引き摺って去って行った。あ、物間くん、頭を打ったよ。嵐の様な人だな〜。

良いなと思ったら素直に相手を褒める事。サヤさんの教えの通りなんだけど…。

 

ふと見ると、お茶子ちゃんが膨れっ面になってた。何か、怒らせちゃった?でも、そんな顔も可愛いと思いマス。

 

 

 

クラスに聞いた試験内容を伝えると、歓喜の声が上がった。

 

 

「んだよロボならラクチンだぜ!!」

 

「ほんとほんと!!」

 

まあ、雄英高校に入学できる実力者ばかりだから、あんなロボットくらいなら平気かな?怯えず蹴り飛ばしたら、普通の人でも倒せるし。

 

「人でもロボでもぶっとばすのは同じだろ。何がラクチンだアホが」

 

かっちゃんはそう言うけどね。

でもオールマイトの期待に応える為にも、無様な試験内容にする訳にはいかない。頑張らないと!

 

 

 

それから更に数日、試験勉強はかっちゃんと切島君と三人で頑張ったお陰で、恐らく余裕で点数が取れたと思う。他のクラスメイトは大丈夫だったのかな?

そして演習試験の会場に集合。

あれ?なんか、先生達が沢山いるな…。

 

「諸君なら事前に情報を仕入れて、何するか薄々わかってると思うが…」

 

「残念!!諸事情があって今回から内容を変更しちゃうのさ!」

 

と、校長先生が相澤先生の捕縛布の中から出てきたよ!何処に隠れていたのさ!?

先生の話では、今回の演習試験は二人一組(チームアップ)で先生と戦うの!?

 

そして僕のパートナーは…かっちゃん!?相手はオールマイトォ!?

 

僕はオールマイトを凝視して、横へ振り向いて一瞬かっちゃんと目が合った。

ちょっと、難易度高過ぎじゃないかなぁ?





この物語の出久君は、中学校でも厳しい指摘で整えた髪型服装で、キリッとした可愛い系の顔で人助けを進んでしながら、拳藤さんへのセリフみたいな事を無意識に言いまくっていました。周りにどう思われていたかは、お察しの通りで。

ちなみに、お茶子ちゃんの膨れっ面は、葬送のフリーレンのフェルンのふくれ顔を思い浮かべて貰えたら。可愛い。
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