僕の超電磁ヒーローアカデミア   作:アールエー

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誤字脱字指摘、ありがとうございます!



その35 新しい個性

 

相澤先生から手加減を覚えろとの宿題を頂いてしまった。でも、実はワン・フォー・オールを10%程度にまで下げたら、良い感じで手加減は可能だと思う。

それより、新しい技を練習しようと思う。

発目さんにお願いしていて、林間合宿に間に合った新しい武装を試す時がきた。

僕は腰のベルトに括り付けた円盤状の武装を装着する。その名も、超電磁ヨーヨー!

何か良い武器はないかと探していた時に見つけたのは、ヨーヨーだった。昔の漫画でスケバンなのに何故か刑事をやっている人が使っていた、由緒正しい武器なのだ。

 

発目さんが言うには、アルファ鋼という溶解に強い特殊な鋼材を本体に使い、電熱による発熱に対応した優れたベイビーだそうだ。もちろん、電磁パルス対策もバッチリだって。

超電磁のパワーをヨーヨーに込め、内蔵された電磁モーターに火を付ける。

 

目標は前方30メートル先の大木!唸れ!電磁で操る必殺技!!殺さないけど!

 

「超〜電磁、ヨーヨー!!」

 

ちなみに、オプションでヨーヨーの外周にギザギザの刃を出す事も出来る。殺傷力が強過ぎて、使い所が難しいけど。

 

両手で投げた、1個50kg計100kgのヨーヨーは、見事に大木を粉砕!

ヨーヨーの超電磁モーターが唸り出し、凄まじい速度でベイパーコーンを作りながらヨーヨーが帰ってくる!いや、速すぎる、音速を超えて…!

 

ヨーヨーは、咄嗟に張った場裏亜空間を僅かに突き破り、僕の頭にヒットしてしまった。

…発目さん…攻撃する時より返ってくる時の方が攻撃力が高いって、どういう事…?

 

 

 

夢を見た。隣には綺麗で精悍な顔つきの女性がいて、その奥にも知らない人が。あれは…ああ…ワン・フォー・オールの面影ー。

7人…僕を含めて8人。歴代のワン・フォー・オール継承者…。僕は9代目、残る一人はー。

 

初代。何か、とてつもない「悪」と対峙している…?僕は動けない…足がない。

 

かつて、混沌の時代にあって、逸早く人々をまとめ上げた人物。

もしかして、あれが…オールマイトが言っていた、オール・フォー・ワン!?

 

夢の終わり。僕を見る先代たち。

 

「もう少し見せたかったけど。気をつけて、特異点はとうに過ぎてる。でも大丈夫、君は一人じゃない」

 

初代が、僕の手を握ってくれた。そして、先代の一人、スキンヘッドの男が語り掛けてきた。

 

「時は満ちたさ!力が発現するさ!!その力はもう、雑念マシマシで使っていいモノじゃアなくなってるさ!頑張りなさいよ!!」

 

いや、何を頑張るのか!?

 

「俺の個性さ。ワン・フォー・オールの中にずっとあった、俺の黒鞭。今は時間がない。心を制して、俺達を使いこなせ!」

 

終わる、夢が終わる。気を失っていた?何分、気絶していた!?

意識がはっきりとしだした。僕の頭に当たったヨーヨーはまだ地面に落ちてない。ほとんど時間は経ってない!?ヨーヨーに手を伸ばし…届かない…手から、黒い何かが飛び出して、ヨーヨーを掴んだ。

 

「……何だコレぇ!?」

 

黒い何か、黒鞭!?駄目だ、勝手に動く。黒鞭が暴走する!?

 

「心を制するのさ!」

 

落ち着け。息吹の呼吸だ。歴代の先代達の個性なら、必ず制御出来る筈!ワン・フォー・オールを起動し、全身の筋肉を内観にて把握しろ。

黒鞭がピタリと止まる。ヨーヨーは掴んだまま。黒鞭を使って、自分の手に引き寄せる。

今なら…いけそうな気がする!

 

「超電磁…ヨーヨー!!」

 

ただ投げるより遥かに速い速度で、黒鞭を糸の様に纏わせて別の大木に突っ込んだヨーヨーは、その大木を粉砕した後に黒鞭に導かれ僕の手に収まった。

 

これは…。夢の通りなら、歴代ワン・フォー・オール継承者の誰か、あのスキンヘッドの方の個性。という事は、他の継承者の個性も何れ使える様になる…のかな?

初代の言っていた特異点というのは気になるけど…。今度、合宿が終わったらオールマイトに聞いてみよう。

 

あれから、50kgの合金の塊が超音速でぶつかれば、大惨事なのは同じとの相澤先生からの指導を受けた。

そこで新幹線程度の低速でミリ単位の制御を行い、削る様に目標を破壊する事に成功。同時に黒鞭を複数本出して、複数の目標へ同時攻撃の練習とか、色々と試した。

 

相澤先生は、個性を伸ばす合宿の筈が、新しい個性を鍛える事になるとは…と言っていたけど。

その内、先生に学校から連絡があり、プッシーキャッツの面々に任せて合宿所に消えていった。

 

 

 

相澤先生視点

 

「それでは…ここが、(ヴィラン)達にバレていると…?」

 

「その通りですよ。敵連合に潜入しているヒーローからの情報によれば、その場所は既に知られているようなのさ」

 

直前まで、この場所の事は生徒にすら伏せていた筈だ。それが、早速知られているとなると…。

やはり、内通者がいると言う事なのか。

 

「では、増援を送って頂けると?」

 

「オールマイトくんは別の意味で目立ち過ぎますからね。他の先生に向かって貰うよう手配してあるのさ。明日には到着するでしょう」

 

校長からの連絡は以上だった。

内通者を考慮するならば、明日の増援は生徒達には隠しておくべきだろう。襲うとすれば、やはり夜になるだろうか…。

先ずはブラドに情報共有しておくか…。





増える仕事量に減るストック。
そろそろ、毎日更新が難しくなります。
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