僕の超電磁ヒーローアカデミア   作:アールエー

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ちょっと短め。


その43 オール・フォー・ワン

 

アジトに乗り込むヒーロー達と警官達。

(ヴィラン)は全員シンリンカムイの枝に捕らわれ、身動きすら取れない。

 

「仕方がない…黒霧、持って来れるだけ持って来い!!」

 

死柄木が吠える。脳無を持ってきて暴れるつもりなのだ。が、脳無は一体もやって来ない。

僕はこの時は知らなかったけど、警察とヒーローが脳無の格納庫を此処と同時制圧したのだ。

 

「ここで終わりだ、死柄木弔!!」

 

余りのオールマイトの迫力に、(ヴィラン)達も言葉がない。

黒霧に助けを求めるも、エッジショットの個性により黒霧は無力化してしまう。

 

「もう逃げ場ァねえってことよ。聞きてえんだが…。おまえさんのボスはどこにいる?」

 

グラントリノが問いかける。だが、死柄木は答えない。余りのショックに、答える事ができない。

 

「ふざけるな…こんな…あっけなく…」

 

「奴は今、どこにいる。死柄木!!」

 

「おまえが!!嫌いだ!!」

 

(もう大丈夫、僕がいる)

 

その瞬間、黒い液体が弾ける様に何もない空間から噴き出し、その液体から脳無が出現した!

それも何体も何体も。

 

ヒーロー達が対応に追われる中、僕の口からも黒い液体が!ヒー姉さんも、かっちゃんも、(ヴィラン)達まで同じく黒い液体を吐き出し、身体を包んで何処かへ跳んでいくのを感じた。

…また、転移の個性か?もう少しマシな方法なかったのかな…。

 

 

 

(ヴィラン)達がいたバーから5Kmほど離れたアジトにて

 

このアジトにはベストジーニストを始めとしたヒーロー軍団が、脳無制圧を目的として攻め込んでいた。

その目的は達成され脳無は起動前に確保、大した抵抗もなく建物はヒーロー達に占領された。

余りにあっけなかったので、人質奪還の応援に回った方が良かったのではと新人ヒーローから話が出るくらいだった。

 

しかし、暗闇から現れた1人の(ヴィラン)により、状況は一変してしまう。

突然の大爆発、その(ヴィラン)を中心に建物そのものが跡形もなく吹き飛ぶ大爆発が起きたのだ。

ベストジーニストは咄嗟に皆の衣服を操って、爆発圏外まで飛ばしたから皆生きてはいるが…。他のヒーローは、もはや闘える状態ではなかった。

(ヴィラン)は、凄まじい覇気を放つその(ヴィラン)は、ベストジーニストへダメ押しの一撃を放つ。が、それを止める男が1人!

 

ガキッと攻撃を受け止めると、その男、超甲殻空手のタラバは(ヴィラン)オール・フォー・ワン(AFO)と相対する!

 

「ヒーローとの決着は着いた。これよりは、この老いぼれが相手をしてやろう」

 

「…見ない顔だね?ヒーローなのかな?」

 

「便利だから免許を持っておるのみ。それよりも…むっ!?」

 

タラバが言葉を続けようとすると、突如空間に黒い液体が複数出現し、中からは複数の(ヴィラン)、そして彼の愛弟子の出久と知り合いの爆豪が出てきた。

 

「プハッ!ここは何処だ…!?えっタラバ師匠!?そしてこいつは…もしかしてオール・フォー・ワン!?」

 

「よくぞ生きておったのう、出久!丁度良い、こやつはお主にピッタリの相手であろう。ワシの代わりに相手をしてやるとよい!」

 

「おいおい、面白そうな事をやってるじゃないか!」

 

更に現れる空手家達。虐殺士トージ、超電磁空手の始祖ドンファー、伝説の拳豪ゼッカ。

 

「よし、出久!酒の肴にそいつをぶん殴れ!」

 

「中々の手練れとお見受けする!出久、其奴を倒せば虐殺士の称号を許可するぞ」

 

「後ろの事は気にせず、思いっ切りやってみな、出久!」

 

彼等はどっかり座り込むと、こちらを見学しながら持っていた一升瓶を飲み始めた。

 

着いて行けないのは指名された出久とオール・フォー・ワン。だが決着の時は来たのだった…。

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