僕の超電磁ヒーローアカデミア【完結済】   作:アールエー

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すみません、仕事の都合でまた短めです。
また夜間作業や…。


その44 カラテ大戦争

 

「ゲッホ!!くっせぇぇ…」

 

かっちゃんが僕と同じく黒い液体でワープしてきた。続いて、他の敵(ヴィラン)達も次々とワープアウトしてくる。

 

「また失敗したね弔」

 

オール・フォー・ワンは死柄木に話しかける。慰める様な、教える様な。少なくとも、聞いている限りのセリフだけなら、良い教師に感じるよ。オールマイトよりも。

 

「いくらでもやり直せ。その為に僕(せんせい)がいるんだよ。全ては、君の為にある」

 

覇気をまといながらも、これだけの教育を行う。年季が違うと言うべきかな…。

 

「ところで緑谷くん」

 

呼ばれてビクッとなる。な、なんだ…!?

 

「君の師匠は闘えと言ってきたけど、僕は君を迎え入れたいんだ」

 

……やっぱり、コイツが僕を狙って攫わせたのか…!?

 

「君は空手を使い、遥かに強く成長した。そこまで強くなったら、もう全力で闘う事はできないのではないかな?」

 

それはそうだ。学校でも半分は手加減の練習だしね。

 

「君は、君達はもう、全力で闘う事はほとんどないだろう。せっかく其処までの力を身に付けたのに、全く使えないんだよ」

 

オール・フォー・ワンは、それこそ残念な声で語り掛けた。これがカリスマって奴なのか、聞くなって思っていても聞いてしまう。

 

「敵連合(こちら)に来ないか?緑谷くん。こちら側なら、全力で闘う事ができるよ。街への被害なんて気にせず…」

 

ここまで話して、それを遮る声が響いた。

 

「出久!!空手に能書きはいらねえ、闘え!!」

 

「…ゼッカ師匠!」

 

まるでスイッチが入ったかの様に、その声で心が起動する。身体が戦闘態勢に入る。

 

「…ふむ、やはり簡単にはいかんか。それに、向こうからも来たようだ」

 

ズドンッと近くに降り立つのは、オールマイト!

 

「ずいぶん遅かったじゃないか。衰えたね、オールマイト。もう、残り火も尽きかけているのではないか?」

 

「少々道に迷ってね!待たせたな緑谷少年、爆豪少年!もう大丈夫、私が来た!!」

 

オールマイトが構える!ここはプロヒーローのオールマイトに任せるのが普通で、当たり前なのだけど、そうはいかないのが空手家で、武術家なのだ。

オールマイトの肩に手を乗せたのは、ドンファー師匠だった。

 

「まあ少し待ちねぇ、オールマイト。ここは一つ、出久の若造に任せてやってくれねぇか。なぁ?」

 

「な…ドンファーか!?しかし、緑谷少年はまだヒーロー免許を持ってない…」

 

「なに、少しばかり拳を交える……いや、『死合い』をするだけだ。それよりもオールマイトには、周りの雑兵の掃討と、逃げ遅れた者たちの救助に力を貸していただきたい」

 

「む…しかし…」

 

でも、ドンファー師匠の言う通り、激しく爆発したアジトは周囲の家屋も破壊して、あちこちでうめき声が聞こえてくる。

それにここへ送られてきた敵(ヴィラン)達も、既に臨戦態勢だ。もちろん、かっちゃんも。

 

「オールマイト…。すみません!ここは闘わせて下さい!あなたの後継者として、そして僕が鍛え抜いた空手の成果を見て下さい!!」

 

「待てや、デク!俺も闘うぞ!」

 

「緑谷少年、爆豪少年…。ええい二人共、後でお説教だぞ!私が救助を終えるまでの足止めを頼む!」

 

オールマイトは既に戦闘に入っていたかっちゃんの加勢に入った。僕はあんな事を言ったけど、多分直ぐに敵(ヴィラン)を片付け、救助をし終わるだろう。

ここは最初から全力で片付ける!

 

「待て、出久!これを着ておけ!」

 

トージ兄弟子が道着を投げて寄越してくれた。胸に輝く超電磁の文字。僕はマスキュラーとの闘いでボロボロになった体操服を脱ぎ捨て、道着を着用する。帯をギュッと締めたら、心まで引き締まる様だ!

 

「ありがとうございます、トージさん!…と言うわけで、速攻で片付けます!」

 

「……僕も舐められたものだね。それでは、早く終わらせて、オールマイトを倒すとするかな」

 

そして僕とかっちゃんと、オール・フォー・ワンの拳が激突した!!

 

ここに、まさにカラテ大戦争が始まる!!





「いや、カラテ大戦争ってなんだよ!?」


オールマイトが闘わないのは、御都合主義です。
実際は間違いなく闘わせないと思います。
かと言ってオールマイトが闘えば原作通り、師匠達が闘えば本物のカラテ大戦争です。多分一方的な、且つ被害は原作以上の。

申し訳ありません。ストックが尽きてしまい、次回まで少し時間を下さい。多分、1週間ほど。仕事が忙し過ぎる…。
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