GO!GO!カタストロフィ! 作:renri
楽しいね、ストーリークリアしたので執筆再開。
色々書きたいものが多いけど頭のイメージを文章化って難しい!
「中々の面倒な厄災だった。僕と【王者】以外、何回か死んでいたし」
【勇者】がため息と共に第4の厄災との戦闘を振り返る。
全員ボロボロで疲れ果てていた。
「私は『白』、【勇者】は『黒』、【賢者】は『赤』、【王者】は『青』…本当に何度死んだかしら」
「拙僧も死ぬかと思いましたぞ」
「いや何回も死んだでしょ」
「余波で20回以上は死んだ気がする…【聖女】がいなかったら死んでいた」
対策も何も通じない単純な力押しで何とかするしかない強敵だった。
【王者】以外はみんなボロボロである。
逆に何で【王者】は無事なのか。
「私が戦った『白』は征服の概念。『赤』の戦争で攻略したものを使役…攻略された【賢者】の魔術が辛かったです」
「加えて、余波で死んだ【雪だるま職人】の蘇生も合間を見てやらないといけないので大変でしたな…」
「【賢者】は『赤』の戦争の概念によく勝てたよね。古代兵器とかも使ってきたよね」
僕も迷宮で古代兵器と一体化した迷宮ボスと戦ったことあるけど、三日三晩戦ってようやくだったよ、と【勇者】は語る。
「えぇ…過去に食べた記憶でしたので攻略法は知っておりました。【王者】は…特に苦戦していませんでしたね(触れたら即死なのに)」
「(食べた…?)『青』の死の概念は幸い全部壊せたからね。でも俺の戦闘の余波で【雪だるま職人】が毎回死んでいたのは申し訳なかった」
いやいやいやいや!そんなことないと俺はぶんぶん首と手を振る。
死ぬというより眠気が酷くてストンってなる感じ。
「【勇者】は『黒』の飢餓の概念…なんだったのあれ、ゾンビっぽいやつにわちゃわちゃされていたけど」
「ん~触れられると干からびる?…のかな。そして死ぬとそいつらの仲間入り」
シンプルに怖いな。
「わたしは相手したくないわね」
「俺の見立てだと【聖女】はむしろ『黒』の方が相性が良さそうに感じたけど」
「お肌がカサカサになりそうだもの。ずーっと可愛くあって、良い人と結婚したいもの」
ウインクして自分の頬に指を当てる。
「僕は【聖女】と結婚できる人が肌を気にするかな」
「拙僧は精神性が【RTA走者】みたいな方と結婚できることを願っておりますぞ」
「俺はそんな願望あったんだなと今知ったよ」
「ボロカスに言われているなぁ...まぁ外面は美人なのは認める」
「ノータイムで何でそんなに罵倒が出るの???」
強制的に死者蘇生&洗脳して戦闘させるのは普通の精神では使えないと思うからだと思うが。
後は根がヤバイやつのはみんな知っているぞ。
「もう、そんなこと言うなら呪ってやるぞ☆」
「呪詛耐性の装備で無効化するよ。そんなのだから【魔女】って言われるんだよ」
「拙僧は身代わり人形をこしらえます。そんなのだから結婚相手が見つからないんだよ」
「頑張って耐える。そんなのだから同期や後輩は次々と結婚できて君だけ残るんだよ」
「雪だるまで浄化しないと。そんなのだから…うん…」
「全員、厄災の前に全員ぶち殺しましょうか?」
最初あった【聖女】の外面は一切なく、いるのは過去の英雄たちを蘇生させて使役する死霊使いの魔女である。
まぁ怒らせた我々が悪いのだが。
その後、しばらくそこそこガチのバトルを繰り広げて旅路に戻る。
結果は山、森、川がそれぞれ1つ増えた。
「第4の厄災は概念系統だったけど、この手の相手は芸術家が特攻だったとは」
「今後もいるでしょうな。この手の概念系統の厄災」
「一流の芸術家は概念は生み出すもの。出ないと世界芸術大会への参加資格は得られない」
「芸術ってすごいな」
「待ちなさい【王者】。そこの【雪だるま職人】がおかしいだけよ」
余計な戦闘でぼろぼろになっている一行は真面目に残りの厄災について考える。
「概念系統には概念系統をぶつけることで無敵性が消失するのは知っているよね?」
「【勇者】殿、それは貴殿の戦闘経験からの実体験であり、基準に指定はいけない」
「はっはっはっ世界的な芸術を志すものなら常識だよ」
「【雪だるま職人】殿!?」
【賢者】はツッコミ、【聖女】と【王者】はドン引きしている。
変えようのない事実を言っただけなのに。
そもそも世界芸術大会なんて自分たちの作品による無差別概念バトルをする戦いなのだから。
「ともあれ、世界芸術大会に匹敵する作業だった」
◆とある会議室
今回はかなり大荒れな会議室。
心のどこかで第1, 第2, 第3と順調に祓滅を行えたのだから、第4も問題ないと考えていたところの苦戦の報告。
第5の厄災で誰か脱落するのではないかと多くの人が不安に苛まれていた。
「神話の怪物持つが概念系統の特性ですか…過去に先代【勇者】が1度戦闘したことがあると報告があります」
「その時はどうやって倒した」
「古代兵器を起動させて概念を一時的に喪失させ、概念が復活する前に倒したと…」
「そして今回は?」
「【雪だるま職人】の雪だるまで色を飲み込んで終わらせたそうで」
気まずい沈黙が会議室を包み込む。
「意味が分からん…」
報告書に目を向ける。
第4の厄災:『
原初の色彩という概念を持つ厄災
見た目は羽の生えた球体
『赤』『青』『黒』『白』の色彩を描く
能力
・『白』は征服の概念。攻略した能力を使用できるようになる。
・『赤』の戦争の概念。過去に行われた戦争を再現する。
・『黒』は飢餓の概念。エネルギーの吸収を行う亡霊を使役する。
・『青』の死の概念。ありとあらゆる手段で死を与えてくる。
・色がある限り、消失しない。
感想(報告書)
一同
『そろそろ、書くより見た方が早いと思うので、【賢者】が撮ってくれていた録画を送ります』
第5の厄災『』が現れた!
『白』『赤』『黒』『青』を繰り出した。
『白』は過去に殺した英雄たちを再現して使役する。
『赤』は○○の戦乱を再現した。
『黒』は飢餓の亡霊を召喚した。
『青』は死の波動を解き放つ。当たれば死ぬよ。
【勇者】は「岩龍の大楯」を構え、「崩虎の毛皮」を被り、死の波動を打ち消した。
【聖女】はクローンをその場で作り出して、素材とする。これによって≪神兵≫を召喚。英雄罪人問わず、力あるものを復活して使役する。いつみても非道。
【賢者】は魔導書を展開。展開された魔導書が更に魔導書を展開…現在1万冊を展開中。
【王者】は『青』を攻撃。大ダメージを与える。
『青』は【王者】に反撃の即死を与えたが、【王者】には効かなかった。
【雪だるま職人】は流れの即死で死んだが、身体は雪だるまを作っている。なぜならそれが芸術家だからだ。
『白』が使役する英雄による多重魔法。都市を更地にする威力を秘めている。それが連続で放たれるぞ。
『赤』は○○の戦乱で使用された「無垢の犠牲砲」を用意。砲弾を装弾…発射!
『黒』は飢餓の再び亡霊を召喚した。飢えが強くなった。
『青』は死の波動を解き放つ。当たれば凍え死ぬ。
【勇者】は武装を追加。「花竜の花弁の籠手」「黒毒大鳥の羽付き靴」を装備。飢餓を押さえつける。
【聖女】は≪神兵≫の魔道部隊で防御と相殺。その間に≪神兵≫を再度召喚。
【賢者】は魔導書を展開。展開された魔導書が更に魔導書を展開…現在5万冊を展開中。展開された魔導書が「無垢の犠牲砲」を解析…△△の記憶に対処方法を確認。子守歌で「砲弾」の沈静化。
【王者】は『青』を攻撃。大ダメージを与える。
『青』は【王者】に反撃の即死を与えたが、【王者】には効かなかった。
【雪だるま職人】は既に死んでいるが、身体は雪だるまを作っている。なぜならそれが芸術家だからだ。
【聖女】が気が付いて【雪だるま職人】を蘇生させる。
【雪だるま職人】は、生き返った!なんか死んでいたな…それはどうでも良いけど、なんか大丈夫そうだし時間かけて拘りたいな…全員に睨まれたので急いで仕上げます。
映像で見る厄災との戦闘で会議室はざわつく。
「これが厄災との戦いか」
「なんか【雪だるま職人】だけおかしくないか?」
途中、10万冊まで展開された魔導書から秒間10発のミサイルが発射されたり、【聖女】【賢者】が死んでもセルフ蘇生して会議室の面々をドン引きさせたりなどがあったが割愛する。
そして、今の話題は世界芸術大会。
世界芸術大会と言う割には一般的な知名度が低く、まだ「ランナー」(*カーテンのシャーってなるやつ)の工場の方が有名である。
「世界芸術大会はそんなにとち狂った大会なのか!?」
「一般的には知られていませんけど、実際にそんな感じですね」
どれくらい狂っているかと言うと概念を作れる芸術家が世界中から集まる大会。
狂っているものだと強制性癖変更曲、まともなものだと目の見えない人でも読める本。
「調和の雪だるま…もはや古代兵器だろ。しかもこれが3位ってなんだ」
「【RTA走者】、【ボカロ画家】がそれより凄いものとしか言いようがないですね」
世界芸術大会
1位:【RTA走者】の作品 :宇宙戦艦(巨大ロボに変形も可能)
2位:【ボカロ画家】の作品 :死を詠う絵画
3位:【雪だるま職人】の作品:調和の雪だるま
「そんなもの作っていたの???」
「作っていましたよ」
余談だが現在「宇宙戦艦」はロボに変形して古代遺跡の発掘作業中である。
たまに宇宙怪獣と戦ったりする。
話題は巡り巡って最初に戻る。
「次は第5の厄災『
有給の【預言者】からFAXで送られた資料には、第5の厄災『
大いなる祭りが始まる、と書いてあった。
一体何を指しているのか。
次回:第5の厄災『
余談
竜
・1体で都市(日本で言う政令指定都市レベル)が滅びます。
・竜1体倒すのに現代兵器だけだと空母2つは必要というざっくりしたイメージをしてもらえれば。
龍
・強さは竜とあんまり変わらない。
無垢の犠牲砲
・砲弾が倫理観終わっている。
・竜殺しや昔の戦争に使われていた歴史がある。
宇宙戦艦
・厄災と大体同じ強さ
・ビームも撃てる