初手ハンマーをその場で振り上げる相手
キャスターだからってノーバフはちょっと舐めすぎなんじゃないか?そんな事してっと
「テレポート」
俺は後ろにテレポートしてガンメタ第一号である物理職絶対殺すマンのロンソを振りかぶる
「へぇ!できるなぁお前!」
相手はそれに合わせて振りあげたハンマーを縦じゃなく横薙ぎにして対応してくる
横薙ぎの攻撃に対してジャンプして空中で避けアホズラ晒してる頭にロンソをくれてやる
「吹っ飛べ!」
このゲーム攻撃の始動か後隙に一定以上のノックバックを食らった場合2秒程の硬直時間が与えられるという仕様がある
俺が狙ってたのはそれで、このノックバックに特化した何の変哲もないロンソでキャスターだと油断してる相手の不意をついてスタンさせようと思ってたんだが
初手に振り上げとかいうクソ舐めた事してくれやがるお陰で手間が省けた
2秒もあれば充分貯められるぜ!その用意してきた防具の上から消し飛ばしてやるよ!
「ディナトス・アクティナ!」
…まじか
「ふぅ…効くねぇ…危うく持ってかれるとこだったぜ」
「硬すぎだろ…」
「次の階層ボスが魔法系らしいからなぁ、今着てんのは最前線の素材をふんだんに使って今出来る最高の魔法対策がされてんだよ」
だから初手振り上げとかいう強気な択選んできてたのか
「ま、運が悪かったなぁにぃちゃん、お前は俺がオウサマに挑戦するとこを観客席で見てな!」
会話をしている間もバフを重ね、しっかりと攻撃体制を整えていた相手は、その破壊的なまでの攻撃力で床を叩く
ドゥン!!!!
そのハンマーが打ち付けられた地点から眩いほどの衝撃波が闘技場全体を波及しその衝撃が遅れて二度三度、余震として規模はそのままに繰り返される
この相手の怖いところは正にこれで馬鹿げた攻撃力でこの攻撃範囲を実現し、それを余震として繰り返す圧倒的なキャスター殺し
攻撃された時点でこれを耐えられないと終わりってほんとにクソゲー過ぎると思うんだよ
…でもそれで勝ったは甘えなんだよ
「どう、やって」
「さぁね、観客席で考えてろ」
最後は相手の油断で終わりか…張り合いがねぇな
っと、これでやっと準決勝進出か、以外と楽勝だったな
次の相手は…ほーう前大会王者のNPCじゃん
これはやっと楽しめる相手が来たかもな
そんな闘技場全体の超範囲を誇る相手の攻撃だが、当然回避場所はある
この闘技場はコロッセオのように上に天井がない、それに合わせてプレイヤーが動ける範囲も球形じゃなく円柱になってる
俺がやったことは簡単で攻撃される瞬間に上方向にテレポート、あとはしばらくフロートで浮かんでタイミングみて後ろからグサッと一刺し入れれば勝ちってわけだ