VRMMOでクソバカビルド共と愉快に踊る   作:l3lqnk

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1000文字からしか投稿できなかったので投稿は1週間おきくらいになります


準決勝

準決勝のコロッセオのリング内、そこには厳格でいかにも学者然とした、モノクルを掛け、白衣に身を包んだ若い男が、俺を待ち構えているように佇んでいた

 

 

「初めまして、私はディヴァンシーという者です。あなたの魔術と準々決勝でのご活躍、お見事でした。良ければお名前を伺ってもよろしいですか?」

 

 

「…あー、名前に関しちゃご丁寧に自己紹介してもらったとこ悪いがバレると色々面倒そうなんでな、そっちで通ってるユーザーパーで」

 

 

「分かりました、ではそのようにお呼びしましょう。挨拶を交わして早速で少々申し訳ないのですが、是非お聞きしたいことがありまして」

 

 

「あぁ、大体検討はついてる。俺のビームのことだな?」

 

 

「お話が早くて大変助かります。もう既にご認識頂いているかもしれないんですが、私はこの世界で学者のようなものを目指していまして、その研究対象として貴方の魔法、魔術に大変興味を引かれるのですが、もし宜しければこの大会が終わった後にでもお話を伺えませんか?」

 

 

「ほーん…で、俺が話す代わりにあんたは何をくれるんだ?」

 

 

「私が今まで集めてきた全ての知識を」

 

 

「随分高く買ってくれてるんだな」

 

 

「当然ですよ。もうこの世界が始まって4ヶ月今まで私はもちろん同じ志を持つ者たちも、全力で探求してきましたが、そんな魔術は影も形も見た事がない、非常に興味深く価値の高いものだと認識しております」

 

 

「それはそれはとても光栄で嬉しい事だが、この魔術のことは誰にも話す気はねぇな、魅力的な提案をしてもらったとこ悪いが自分で調べてくれ」

 

 

「えぇ、とても残念ですが、分かりました。一考してくださりありがとうございます。実はもうひとつお願いがありまして、準々決勝の戦いで攻撃を回避した方法についてもお恥ずかしながらご教授頂きたいのですが…」

 

 

あぁ本命はこっちか

 

 

さっきのはジャブで断らせるのが目的かよ…こいつさっきからマジで食えねぇ野郎だな、ま、そんな奴には毒でも食ってもらおうか

 

 

「あぁ、そっちならお安い御用だ。まず前提に置いてるであろう、あいつの攻撃が闘技場全体に及ぶ攻撃範囲をしてるから避けれないってのはちと視野が狭すぎると思うが」

 

 

「はい、私も壁を作る、地中に潜るなど考えたのですがどうしても相手に避けたことを察知され、その後の一撃が決まらないという結論に至り…」

 

 

現状やるならそうなるか…これも本当は分かってんじゃねぇのか?こっちのレベル測りたい、とかそんなとこか

 

 

「この闘技場はコロッセオだ、上に本来制限となる天井がない。それに合わせてかプレイヤーが動ける範囲も球形じゃなく円柱になってんだなこれが」

 

 

そう、円柱だ。円柱の空間に球状の攻撃、漏れる場所は当然、上だ

 

 

「俺がやったことは単純、攻撃される瞬間に上方向にテレポート、その後しばらくフロートで浮かんで攻撃をやり過ごす、あとはタイミングみて後ろからグサッ、と一刺し入れれば勝ちってな」

 

 

「なるほど…確かにギリギリまで引き付けてのテレポートなら相手視点、万が一見えたとしても苦し紛れの一手に見えないことも無い、しかし宜しかったのですか?今から戦う私にそんな事を教えても」

 

 

「あぁ、言っただろ?お安い御用ってな、これを教えたとこで俺の勝ちは揺るがない」

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