インフィニット・ストラトス ~ダークサマー~ 作:kageto
番外編を書かなければあと片手で数えられるくらいで終わるんですが、書きたい話の関係上もうちょっとかかりそうです。
次の話から数話は完全オリジナルストーリーになります。
オリジナル展開にするくせに展開予定の内容についての知識が無い。勉強しないとだめか?それともうまくごまかして進めるか。詳しく書かなくても話の展開上問題なかったりするから悩む。
何はともあれ、気長に待っていただけると幸いです。
どうしてこうなったし。目の前に置かれたきぐるみパジャマを前に冷や汗を流す。ちらりと視線を上げると、きつねのほほん、たぬきかんざし、うさぎしゃる、ねこりん。普段なら呆れて止めに入りそうな鈴とシャルまでもが向こう側につくとは。
「ほ、ほら、夏だし、こんなの着たら暑い」
「も~まんた~い。夏仕様で通気性抜群なのだよ。おりむ~」
「い、いや、それでも暑いだろ」
「空調入れてるじゃない。むしろ丁度良いわよ」
「そもそも俺には似合わないって」
「大丈夫。似合うよ。一夏に似合いそうなのをみんなで選んだんだから」
「で、でもなぁ」
「着ないの?」
「着ます」
ちくしょう。簪の上目遣いは反則だろ。あれ仕込んだのは絶対に鈴だな。くっそ。今度ジュース奢ってやる。
で、着てみました。いや、悔しいんだけどさ。空調の効いた部屋だと快適だわこれ。手は肉球手袋に出し入れ自由で細かい動きにも対応してるし、全体的にゆったりしてるから動きに阻害感が無い。マジすげぇ。
体をひねったりしながらふと頭に浮かんだのが、きつねのほほんさんが飛び跳ねたりしてるときに、きつねの中でのほほんさんのメロンが自由に動き回ってるわけで・・・。これ以上はやめよう。ただ、山田先生だったらこれ着てても見てすぐわかるんだろうなぁと。
リビングに戻ったら四人にいっせいにうなづかれた。どうやらお気に召したらしい。それと歩いてて気がついたんだが、肉球はデザインってだけじゃなくて、滑り止め効果もあるらしい。そしてフローリングを歩くと『キュッキュッ』って鳴る。ちょっとファンシーだ。手袋の肉球も滑り止め効果があるらしく、鈴が手袋状態でコップを持ってる。本気でどこまでハイスペックなんだと問いたい。販売元頑張りすぎだろ。
「で、着替えてきたけど、どうすんだこれから」
夕食は五反田食堂で済ませてきた。鈴は久しぶりの、それ以外の三人は初めてのということもあって、紹介とかもあるからと忙しくなる前に行ってきた。
幸いというか予想通りというか、初対面の三人も五反田家に快く受け入れられていた。特に蓮さんは保護者センサーに引っかかったのか、初対面組を撫で繰り回していた。
よくよく考えてみると、姉のせいで立場不安定の俺。姉のせいで天涯孤独となった簪。親のせいで国際規模で立場不安定のシャル。更識家取り潰しの煽りで一族存続の危機ののほほんさん。帰国後両親が離婚し、母親との折り合いも良くない鈴。傍から見ると不憫なグループ過ぎるだろ。まぁ、みんな言うほど気にしてはいないが。
食事の途中花摘みに立った鈴が、戻る前に奥で蓮さんに抱きついて泣いてたのは見なかったことにした。鈴は両親とも大好きだったからな。色々溜め込んでたんだろう。他のみんなも気が付いていたようだったけど、誰も気が付かなかったことにしたようだ。
そんなこともあった夕食を済ませてすぐにこの流れだ。正直に言ってまだ外は若干明るい。さすがに夏だ。
「何って、決まってるじゃない。ぐだぐだするのよ。寮だと消灯時間とかあって出来ないじゃない。この機会を逃す手は無いわよ」
鈴に同意するように三人もうなずいてるがな、力説するような内容じゃないだろそれ。ま、いいけどな。夏休みなんだし。
結局日付変わる手前までだらだらしゃべってた。自分も参加しててあれだが、よく話題尽きないよな。
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