魔法少女リリカルなのは~よくある転生記~   作:春夏冬 秋人

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第十三話 魔法の仕組みと少女の悩み~俺、知ります~

「ごっはん!ごっはん!」

「お邪魔してます」

「なんでいんの?」

 八神家から家に帰るとテスタロッサ達が家に居た。なんで?

 いやまぁ合鍵は渡してあるから家に居てもおかしくないっちゃない。でも少なくとも今日は居ないはずだ、だってこいつら温泉に行ってるはずだから。

「う・・・ほらアルフやっぱり迷惑だって」

「えー、でもいつでも来ていいって行ったのは刃だよ?それになんだかんだ言ってフェイトも帰ってくるの楽しみにしてたじゃないか」

「そっそれは・・・!」

「あー・・・?まぁとりあえず迷惑じゃない安心しろ。ビックリしただけだ。それよりもなんでここに居るのか教えて欲しいんだけど?おまえら予定だと今日も温泉に泊まりだろ?」

 二泊三日だと聞いていた。だから今日は来ないもんだと思ってたんだけど・・・。

「えっと・・・」

「いやね?あんたが言ってた白い娘が偶然一緒の旅館で泊まっててね。そこで発動したジュエルシードはもちろんフェイトが圧勝して封印したんだけどね?いやフェイトさすがあたしの主だね、もうかわいいし強いし――」

「で?結局どういうわけだ?」

「アルフが言ったとおりあの娘がいて戦って勝ったんだけど・・・居づらくなって。あの、それで・・・」

「帰って来たと」

「はい・・・」

 途中で脱線してテスタロッサがいかにすばらしい主かとを語りだした忠犬(笑)を無視して聞いたところ、テスタロッサさんは赤くなりながら説明してくれた。

 アルフの言ってることに全力で頷きたくなった俺はもうダメかもしれない。テスタロッサ超かわいい。

「ん、まぁわかった。・・・さてどうするか」

 困った・・・何も無い。

 今日はカップめんかペヤングでだばぁする気だったから何もない、冷蔵庫の中はすっからかんである。となると買ってくるしかないんだが・・・めんどくさいなぁ。

「どうしたの?」

「ん?ああいや、今家に何もないんだよな」

「なんだって!?ご飯がないのかい!?」

「・・・ドックフードならキッチンの戸棚にあるな」

 ネタでアルフに食わせようと思った奴が。

「なんだいあるじゃないか。食べてもいいのかい?」

「え?ああうんいいけど・・・え?」

「キッチンの戸棚だね」

 そう言ってアルフは行ってしまった・・・じゃなくって!

「え?いいの?ドックフードだよ?犬の飯だよ!?」

 思わずテスタロッサに詰め寄ったけどその顔はただきょとんっとしているだけで。

「え?・・・いいんじゃないかな?犬だし」

「え?人間じゃないの?」

 

 

 

「え?」

「え?」

 

 

 

 なにそれこわい。

 

 

 

 

 

 

「というわけでアルフは私の使い魔で犬だよ」

「なるほどさすが魔法。イッツ・ファンタジー」

 二年前に死にかけてた『犬』であるアルフと契約して使い魔にした。

 人間の姿をしてるのは変身魔法。

 姿は人間でも基本は犬。

 それらを教えてもらい実際に見せてもらった。

『これうまい!刃!次からあたしご飯これがいい』

 うん、犬だ・・・。ちょっと大きい気がするしなんかオレンジだし額に宝石ついてるけど、皿に頭突っ込んでエサ食ってる様子はまごうことなき犬だ。

 ちなみ犬形態のアルフさんの脳に直接響くような声は『念話』と呼ばれる基本魔法らしく魔力を持つ相手にしかつかえないらしい。つまり俺に魔力があるということらしい。あと俺が『魔法』関連で巻き込まれる時に起きるあの変な世界は『結界』という魔法で設定した対象以外を除外した空間らしい。

 以上のことをテスタロッサさんは得意げに説明してくれた。なんかうれしそうである。

 ちなみテスタロッサさんの魔導師ランクはAAAらしい。なんのこっちゃ。

「魔法つってもいろいろあるんだな」

「うん。私のバリアジャケットだって魔法だし他にも封印、射撃、砲撃、儀式、召還。それに少し違うけどレアスキル。他にもいろいろあるよ」

 しかも聞く限りプログラム的なモノで『魔法』という現象を起こしているらしい。例えるなら『魔法』は某未来型青狸の秘密道具でそれを起動させるのに必要なのが『魔力』、・・・ファンタジーっつーかSFだな。

 しかしそうなると俺の『異能』は『魔法』じゃないのか?プログラムによる現象って感じじゃないし、そもそも俺は『魔法』を設定していない・・・。テスタロッサセンセーコレはどういうことですか?

「えっと・・・、たぶんレアスキルだと思う」

「レアスキル?」

「レアスキルっていうのは――」

 要約すると希少技能・・・いやこれは直訳だ、でも間違ってないから困る。でこれを俺的に解釈するとレアスキルは二つに分けることができる、即ち魔法か魔法じゃないか。

 さっきの例でいうと召還は『魔法』のレアスキル、これは資質があれば誰にでも使えるがそもそも資質を持っている者が少なく使える者が少ないから希少技能(レアスキル)。他にも過去類を見ない固有魔法などもこちら側に入る。

 さて問題なのはもう一つ『魔法』ではないレアスキル。どうやら俺はこっちの部類らしい。じゃあ『魔法』じゃないなら何なのかと言われれば答えは分らない(・・・・)少なくとも魔力以外の何かによって起こされる現象だということ。資質以前になにがどうなっているのかすら分らない、希少技能(レアスキル)と言うより固有能力(レアスキル)、正に『異能』普通とは異なる能力だ。この誰にでも使えない『異能』を無理やり自分達の枠に嵌めてレアスキルと呼んでるということ。

 つまりは――。

「結局分らないってことか」

「・・・うん」

 得意げにな顔が一気に消沈する。なんか悪いことした気になるな。

「まぁいいさ別に使ってて何かあったわけじゃないし」

 気にすんなよ、とついテスタロッサの頭を撫でる。

「あっ・・・」

「っと・・・悪い、嫌だったか?」

「ぁ・・・。そ、そうじゃないけど・・・頭撫でられたの、初めてで・・・」

「・・・そうか」

「うん・・・」

 一度離した手を再度頭に乗せる。すると離した時の名残惜しそうな表情が消え目を細めて満足げな顔になる。金色髪はは柔らかくサラサラで撫でてる俺も満足である。

『なんかいい雰囲気だねぇ・・・』

 うるせえな、俺だってビックリだよ。なんでこんな空気になってる?

 子犬のように気持ちよさそうなテスタロッサから手を離すわけにもいかず、この空気は子犬少女の腹の虫が鳴くまで壊れることはなかった。

 

 

 

 

 

 

 数日後。

 

 

 

「いい加減にしなさいよっ!!」

 

 

 

 平日の学校にぎやかで楽しい昼休み、ワイワイガヤガヤと楽しげな空気はしかしバニングスの怒号によって引き裂かれた。

 今日も今日とて誘いから逃げ離れて飯を食ってた俺には事情がわからんがなんかバニングスが怒ってる。まぁそれだけだったら実はわりとよくある光景なんだが(主に俺が怒られる・・・解せぬ)今回はどうも雰囲気がちがうし怒る対象も違う。

「おい・・・なんかあったのか?」

「知らん」

「知らんて・・・おまえあの三人と仲いいだろ?なんで高町さんが怒鳴られてんだ?なんかマジっぽいぞ?」

「だから知らんて。知りたいなら自分で訊け」

「訊けるわけないだろ!?」

 そばに居た男子が俺に訊いて来たから素直に答えたのになんか怒られた・・・解せぬ。

 話題の本人達は高町を残して教室出てってしまいあとに残ったのは意気消沈・・・というか小学生にあるまじき憂い顔の高町一人。周りも気になるみたいだけど話しかけ事情を聞く勇気はない様子で遠巻きに見ているだけだ。

 

 

 

 誰をって?

 

 

 

 俺を。

 

 

 

 うん、もうクラスやつらからのお前さっさと事情訊いてどうにかしろよっていう目線がすごく鬱陶しい。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わかったよ行くよ!行きゃいいんだろ!

「おい、高町!!」

「あ、刃君。・・・・・・な、なんで怒ってるの?」

「安心しろお前じゃなくて俺は衆人観衆に怒ってるから」

 そう言いながら周りを見渡すと皆一斉に視線を逸らした。このクラスは真っ黒だ!!

「???」

「まぁそれはいい。とりあえずちょっとこい」

「え?あ、ちょっちょっと・・・!?」

 小首傾げるなのはの手首を掴み教室を出て階段の踊り場へ。

「ここならいいだろ。で?何か話すことあるか?」

「ふぇ!?刃君が話があるから連れてきたんじゃないの!?」

「ない」

「えー・・・」

 何を自惚れてやがる慰めてもらえるとでも思ったか?事情も分らんのに慰められるわけないだろう。

「・・・さっきのアリサちゃんとの事だよね?」

「それがお前の話したいことならそうだよ」

「・・・ううん。いや違わないんだけど原因はほかにあって・・・、どうしたらいいのかわからなくて、それで考えて・・・」

「その原因は言えることなのか?」

 俺の問いに力無く首を横に振り、そして俯く。

「なるほど、それがバニングスがキレた切っ掛けか」

「・・・たぶん」

「まぁたしかに直ぐ横で黙ってそんな辛気臭い顔されたら嫌になるわな」

「う・・・ひどい」

「ひどくないし自業自得だ」

「うぅ・・・そんなこと言われたって」

 まぁ確かに。

「まぁアレだ、いっそのこと事情があって話せないって言ったらどうだ?どうせ下手な作り笑いで誤魔化してきたんだろ?だいぶ前にも言っただろうが、口ってな喧嘩するためにあるんだよ」

「・・・それ、自分でも違うって言ってたの」

「そうだったかね?」

「そうなの」

 顔を上げた高町の顔は少し笑っていた・・・笑うところなんてあっただろうか?

「うん、そうなの。解決にはならなくても心を軽くすることくらいはできるから」

「つーか。全部言えないならしかたないけどある程度適当に暈かして誤魔化して説明できなかったのか?それだけでもずいぶん違うと思うんだが」

 

 

 

「・・・・・・・・・それなの!!」

「・・・おまえは、バカなんじゃないだろうか」

 

 

 

「うぐっ・・・。と、ところで相談なんだけど」

 露骨話を変える高町。ここで流されず弄り倒してもいいんだが・・・キリがないしなんか先に進まなそうだから自重しよう。

「相談って?」

「えっと・・・。私と同い年くらいの娘になんか未熟者って言って目の敵にされるんだけど、わたしその娘知らないし何でボコボコにされるのかわかんないし・・・理由教えてって言ってるのに、なんか寂しそうなソレでいて何かこう・・・強い?感じの目をするんだけどやっぱりガン無視で襲ってくる・・・。そんな娘に対して私はどうすればいいかな?」

「俺的にはとりあえずブン殴ればいいと思うけど。お前はどうしたいんだ?」

「ボコボコにして理由訊きたい」

「すればいいじゃない・・・」

「でも勝てないしどうやって勝てばいいのかいくら考えてもわかんなくて・・・」

「・・・おまえが悩んでたのってソレか?」

「そうだよ!もうすっごい強いの!それでなんか見下した目してくるの!!でも私の方が弱いの分ってるし未熟なのはたしかだし・・・どうすればいいのかわからないのー!!」

 うわもうバニングスがマジで可哀想だわ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とりあえずおまえバニングスに土下座して来い」

「はい・・・」




うん、ごめん。でも悪いの作者ではなく作者の指なんです・・・。途中でシリアル書くのがなんか辛くなったらしくて気づいたらあんなんなってたんです。うんごめんなさい。

さて・・・、十三話目です。
そして――お気に入りが500行きました。
でも特別版のネタは思いついてないです。ぶっちゃけ何書けばいいのか分りません。なんで作者はあんな無謀な事を言ってしまったのか・・・。
なので読者の皆さんからネタを募集します。



そういうわけでアンケートです。

①ジャンル
コメディ
バトル
メメタァ!(座談会)

②キャラ(複数可)

なのは
フェイト
はやて
すずか
アリサ
ボルケンズ(全員ではなくこの内誰か)
六課フォアード(同上)
その他(sts以降のキャラは作者が分りませんのでご了承ください)

③時代(空白期も可たとえば中学生時代)
無印~sts

④内容!!(できれば)
なんでもいいです


感想にてお願いします。期間は三日。
一番多いのかもしくは作者が書きたいと思った物を書きます。
こんなアンケートする時点でなんかもういろいろ失格なような気がしますけど、なにとぞよろしくお願いします。





しかしアンケートってこんな感じでいいのだろうか?
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