ストライクウィッチーズ~天空を翔ける魔法使い~   作:穴掘り屋の妖精

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ISfAの執筆が新巻の発売がまだで止まってるので新作書いてみました^^

今回はストパンです。 またメカ×美少女ですねw



第0話~発端~

ここはアフリカ

 

近々、ここに第31統合戦闘飛行隊「アフリカ」の拠点が置かれることになる。

 

現在、アフリカ戦線ではカールスラントやブリタニア等の部隊が多くあるがあまり連携が取れていない。そこに来た扶桑皇国の加東圭子がロマーニャとブリタニアの協力を取り付け統合戦闘飛行隊「アフリカ」を結成したのである。

 

ネウロイとの戦いに世界は集中してはいるが、かつて無理やりな国境線を引き植民地化が行われたこのアフリカでは今も民族紛争が絶えない。

 

そして拠点が設置されるこの場所も紛争地帯の直ぐそばなのである。

 

拠点設営の為、この近くで起きてる紛争に介入しただちに終結させるよう連合軍司令部より命令が下った。

 

しかし、連合軍の戦力のほとんどは対ネウロイ戦の為に投入されており紛争に介入するだけの余力など当然ないに等しい。

 

そこで重宝されるのが我々傭兵である。

 

連合軍の正規兵部隊と我々傭兵部隊は連携しただちに紛争に介入

 

兵器や戦術練度の差で優勢を保つことができたが想像以上に反政府軍の反撃が激しく連合軍も傭兵部隊も多大な損害を受けた。

 

早期の拠点設置とこれ以上の戦力の損失を防ぐため、軍は切り札を投入した。

 

それが俺、天丞 熾焔 である。

 

扶桑皇国出身の18歳、3年前に東南アジアに派遣された部隊に所属していたものの部隊はネウロイの襲撃を受け壊滅、隊の唯一の生き残りであったが連絡手段も帰還手段も無かった為、現地で知り合った傭兵団に入りそのまま傭兵に。

 

予想出来てはいたが軍では戦死扱いになっている。

 

なぜネウロイの襲撃を受けて只一人生き残ることが出来たのか、何故、単独で軍の切り札たりえるのか。

 

理由は一つ

 

男でありながら魔力を持つからである。

 

そう、俺は魔力を持つ男、魔法使い

 

魔女をウィッチと呼ぶなら差し詰めウィザードと言ったところだろう。

 

シールドを張ることが出来、かつ固有魔法による強力な攻撃能力をもつ自分は単身で強大な戦力たりえるだろう。

 

そして俺にはウィッチとは異なる性質を持つ。

 

ストライカー無しで空を飛ぶことができるのだ。

 

理由はごく単純なことである。

 

-翼-があるのだ

 

ウィッチは魔法を使うとき動物の使い魔を自身に憑依させ憑依時にはその耳と尻尾が現れるのだが、自分には翼が現れるのである。しかも左右合わせて12枚の翼が

 

地球上には12枚もの翼を持つ鳥類は存在しない。故に自分に憑依しているのは明らかには動物ではない。

 

そう、12枚の翼を持つものと言えば神話に出てくる悪魔

 

かつて最高位の天使、熾天使であり、堕落して最悪の堕天使となったルシファーだけである。

 

故にその姿を見た者は俺のことを『明けの明星』の異名で呼ぶようになった。

 

魔法力を使えるからと言うならばウィッチでもいいが、彼女たちはあくまでネウロイと戦う為に軍にいるのであって人を殺す為にいるわけではない。

 

当然、内部からの反発もあるであろう。

 

そこで俺の存在である。魔法力を持ち、そして金さえ積めばいかなる戦場にでも赴く傭兵

 

軍は基地設営等の為、こうして幾度も俺を雇っている。

 

最初から俺にやらせればいいと言うのに、傭兵に丸投げと言うのは体裁が悪いのであろう。 くだらない政治だ。

 

俺の仕事は単純

 

基地設営の邪魔になる反政府勢力を蹴散らすことだ。

 

連中がビビって降伏すれば任務終了。

 

あとは設営中からウィッチ隊が到着するまでの周辺警備をしたら報酬を受け取って終わりだ。

 

その後のことは知ったことじゃない。

 

空を飛べると言ってもストライカーを装備したウィッチほど速くは飛べない

 

隊に入るどころかネウロイと戦うのにも一苦労だ。

 

おまけにストライカー・ユニットを装着するには長ズボンや短パンではユニットと干渉するのでウィッチが履くようなローライズのズボンか(どう見てもパンツ)、扶桑のスクール水着型のボディスーツを着るか、タイツかだ。

 

男の俺にはとてもじゃないが恥ずかしくてそんな格好はできない。

 

というか完全に変質者だ。

 

まぁ、オラーシャで開発されているというスニーキングスーツなら装着できないこともないだろう

 

だが今の俺の相手は人間でありネウロイではない。

 

しかし、拠点の数も増えてきたのでこれ以上拠点確保の為の作戦に雇われる機会もほとんど無くなるだろう。

 

そうしたら我々傭兵は仕事が無くなってしまう。

 

俺は例外ではあるがただの人間に過ぎない傭兵達にはネウロイとまともに殺り合うだけの力はない。

 

連合軍の部隊とてまともにネウロイを撃破出来た試しなどないのだ。

 

戦場はウィッチ達の独壇場である。

 

軍に志願し正規兵に鞍替えするくらいしか戦うこと以外能のない俺たち傭兵にはできないだろう。

 

そして鞍替えしたとして、ウィッチが到着するまでの足止め、要は捨て駒になるだけだ

 

それを果たして彼らは由とするのだろうか…

 

考えたところで関係のないことだが。

 

(…アレもそろそろ完成する。人間同士での争いもこれで終わりだ)

 

 

「さて、行くとするか…」

 

目的地に到着したので本部へと無線をコールする。

 

「敵拠点付近に到着した。これより作戦行動に移る」

 

「こちらHQ。了解、確実な戦果を期待するOVER」

 

目的地、反政府軍の最重要拠点である。

 

元地元軍の基地であり戦車などの兵器は全てここから出ている。さらにここには彼らのリーダーらもいる、いわば司令部なのでここを落とせば彼らの戦力のほとんどを奪える。そうなればネウロイから身を守る手段も失った彼らは戦意を失い降伏するだろう。

 

今は只でさえ人が足りない。少しでも人的被害は減らして、彼らもネウロイとの戦いに徴用する必要がある。 そのため俺の任務は、戦車及び対空兵器、武器庫の破壊

 

敵司令の拘束または殺害と拠点への威嚇攻撃である。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

作戦開始から約30分。反政府軍は完全に降伏した。

 

 

 

 




序盤はストームウィッチーズとそれ以降は主にストライクウィッチーズとの絡みが多くなる予定です。 出来ればスオムスいらん子中隊とかも登場させたいですね

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