一夏、織斑捨てたってよ   作:ダメオ

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先に言っておきます

タグにもある通り、
ご都合主義ということで
どうかご容赦下さい

そして気付いたら
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感謝感謝の雨あられです


一夏、満面の笑みだってよ

現在一夏はリビングにて一人ソファーに寝転がっている。昨日の事件で無傷とは言え、大事を取って一週間出席停止となった。

 

 

「……確か、アイツ今日には中国行きか」

 

 

一夏は天井を見つめながら呟く。それから一夏はゆっくりと起き上がり、リビングから出て行った。

 

 

「……やりたいことをやる。それが親父との約束だ。俺はそれを守るだけだ」

 

 

一夏は自分に言い聞かせるように言いながら歩く。行き先は、空港である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー空港ー

 

凰鈴音はボストンバッグを肩に下げて立っていた。理由は明白。昨日、鈴の一件を中国政府に生中継していた束は中国政府に言った。

 

 

凰鈴音(クソチビ)から代表候補生の資格とISに関わる権利を剥奪して。じゃないと、この映像をばら撒いてから中国に現存するISコア全部停止させるから。あ、でもあのチビには一応情けかけて一般の生活は出来るようにさせてね。そしたら、このことは誰にも言わず、世にも広めずに墓場まで持ってってあげる。だから、アンタ達も墓場に持ってってね。

(他ならぬいっくんの頼みだし。それに、あのチビには刑務所に入って安全な余生なんて過ごさせたくないから)」

 

 

篠ノ之束なら確実にやるというのは周知の事実。中国政府はその条件をのみ、瞬く間に鈴からISに関わる全ての権利と代表候補生の資格を剥奪。彼女は既に代表候補生でなくなった所か金輪際ISを扱う権利が無くなった。凰鈴音は、只の少女となったのだ。

 

 

「……一夏」

 

 

鈴は中国行きの飛行機を待ちながら、一人呟いた。冷静になった今ならまともな思考が出来る。自分は一夏に負けた。そして、その理由は単純。一夏が自分より強かったから。一夏も、努力を重ねてきたから。

 

 

「……あたし、最悪のバカね」

 

 

鈴は一人涙を流していた。小学生の頃から惚れている彼にまた会う為に、ISの腕を磨いて代表候補生の座を勝ち取ったのに、一時の怒りに身を任せた結果がコレだ。秋彦とは離れ離れになり、ISを使うことも出来なくなる。

 

 

「ーーー本当だ。お前馬鹿だよ。救い様のない大馬鹿者だ」

 

 

ふと声が聞こえた。振り向いた先にいたのは、一夏だった。鈴はすぐに涙を拭い、見つめる。龍咆を直撃したのにどうしてここにいる等と考えたが、今はどうでもいい。今なら、まともに話せる。鈴はそう思い、口を開く。

 

 

「……一夏。今の内に言っとくね。昔から今まで、本当にごめん」

 

「嫌だね。許さない。絶対許さない。死ぬまで許さない。死んでも許さない」

 

「分かってるわよ……所詮、あたしの自己満足」

 

「それを言っちまうか。まあ、そこまで正直な方が昨日までのお前よりは大分好感持てるけど」

 

 

一夏と鈴は、互いに笑い合っていた。あんなに互いに悪意をぶつけ合っていたのに、不快ではなかった。

 

 

「たった今思った。お前とは、友達になりたかった」

 

「奇遇ねぇ。あたしもよ」

 

「何でこうなっちまったんだろうなぁ?」

 

「さぁ?ま、こういうのも含めて人生なんじゃない?」

 

「……それもそうだな」

 

 

こうして話し合っていると、中国行きの飛行機が到着した。

 

 

「お別れだな」

 

「出来れば最後は秋彦に送ってもらいたかったけど、まあ、アンタと話せたからいいかな」

 

「うれしいこと言ってくれるじゃないの」

 

 

互いに微笑み合う二人。鈴は一夏をまっすぐ見つめる。

 

 

「凰鈴音。俺は、お前のことがずっと憎いと思ってる。これまでも、これからもな」

 

「……織斑ーーー」

 

「ーーー今は駁羅だ」

 

「あ、ごめん。駁羅一夏。あたしも、アンタのことがずっと嫌い!」

 

「……ククッ」

 

「フフッ……」

 

 

互いに笑顔で言い、笑い合う二人。その間には埋まることのない深い溝はあれど、不思議と晴れ晴れとした気分になった。

 

 

「じゃあな、(ちんちく鈴)。向こうでくたばるんじゃねぇぞ」

 

「じゃあね、一夏(出来損ない)。秋彦に泣かされるんじゃないわよ」

 

「なんだとぉ?この手羽先女。俺はあんな奴に泣かされるタマじゃねぇよ!」

 

「誰が手羽先よ無能!あたしだってくたばるタマじゃないわよ!」

 

「んじゃあ約束しろ。必ず俺に会いに来い。お前がくたばるタマじゃないってのを証明してみせろ。しみったれたツラしてたらぶん殴ってやるからな」

 

「そこまで言うなら会いに来てやるわよ!ただし、その時はあたしがアンタをぶん殴るから!」

 

「よぉし!いいぜ!望むところだ!指切りでもするか?」

 

「それはマジ勘弁!アンタに触ってあたしまでアホになったらイヤだし!」

 

「んだるぁコラァ!三枚にオロすぞクソチビ!」

 

「何よ恥さらし!」

 

「恥さらしとはなんだ犬畜生!」

 

「犬畜生とは何よトーヘンボク!」

 

 

一夏と鈴は時間ギリギリまで互いに毒を吐き合った。だが、その表情は最後まで笑顔だった。

 

 

「ふぅ……スッキリした」

 

「シャクだけど、あたしもスッキリした」

 

「……鈴」

 

「……一夏」

 

 

二人は満面の笑みを浮かべ、二人同時に言う。

 

 

再見!(また会う日まで!)

 

 

負の感情で繋がり合った二人は、互いに真逆の方向に歩き出した。これから鈴の人生は大きく変わるだろう。IS適性の高さと代表候補生の名がある為誰も何も言わなかったが、鈴は本国の方では割と嫌われていた。その為、ISの後ろ盾を失った鈴の人生はこれから苦難に溢れるだろう。それどころか、もしものことが起きて事件のことが世にバレれば命の危機が訪れるかもしれないし最早救いはないかもしれない。だが、鈴は歩く。最高に気が合い、最高に憎たらしい最大の宿敵()である駁羅一夏(出来損ない)とまた会う約束をしたから。再会を分かち合い、罵詈雑言を浴びせ合い、喧嘩をすると誓い合ったから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……甘いなぁ、俺って」

 

 

一夏は空港から出て行った後に一人呟く。今も鈴は憎い。憎くて憎くてしょうがない。だが、結局はISに乗れなくしただけだし、最後はこんなことになった。

 

 

「ーーー十五歳だからしゃあないさ」

 

「うおっ!?」

 

 

後ろから声をかけられ、驚いて振り向く一夏。そこには、デッドがいた。

 

 

「デッド!確か昨日から出張だろ?仕事はどうしたんだよ?」

 

「んなモンちゃっちゃと終わらせて帰ってきたのよ。それよりもさ、イイじゃんイイじゃん!憎しみで繋がり合う二人!イイじゃないか!結構結構!」

 

「もしかして、見てた?」

 

「見てた見てた!バッチリと!」

 

 

一夏は深呼吸してからデッドを見つめ、問いかける。

 

 

「デッド……俺、やっぱ甘いかな?」

 

「甘々だね」

 

「やっぱりか……」

 

「でもな、いっちゃん君。別に甘くたってイイじゃないか。最悪なのはその甘さでミスを招くことだ。つまり、逆に言えばミスしなきゃどれだけ甘くたってイインダヨ!!」

 

 

デッドは笑顔で言う。

 

 

「キミはまだ十五歳だ!多感なお年頃だ!人生これからなんだ!だから、今の内から非情気取ってるのはあまりにもMOTTAINAIよ!!」

 

「デッド……」

 

「それに、もしいっちゃん君がミスしたら、オレや尋稀、狗澄がケツ拭いてやる。さっきも言ったがキミはまだ十五歳だ。まだまだ子供なんだ。だから、ファミリィの年長者のオレ達を頼れ」

 

「……ありがとう」

 

 

優しく微笑み、頭を撫でてくれるデッドに一夏は言う。デッド・ウォルノックスはドMでバイなサチリアジスだが、締める時は締める『デキる』男なのだ。

 

 

「んじゃま、感謝の印に一丁公園のおトイレ行こうか!あの公園、ハッテンーーー」

 

「ーーー地獄に還れ!」

 

「ありがとうございますッ!!」

 

 

一夏の右ストレートでデッドは笑顔で吹き飛んだ。この男、やはり変態。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーIS学園ー

 

鈴の別れから一週間が経ち、一夏は学園に戻ってきた。

 

 

「おはよー!駁羅君!」

 

「オーッス」

 

「駁羅君、体大丈夫?」

 

「バリバリだぜ。なんたって丈夫だからな」

 

「駁羅君!デザートフリーパスありがとう!!」

 

「おう。食ってもいいけど歯は磨けよ」

 

 

クラスメイトに挨拶しながら一夏は席に制服をかける。誰も一夏にあの事件のことは聞かなかった。何故なら、あの後現場にいた生徒と教員全員に箝口令が敷かれたからだ。

 

 

「一夏さん!おはようございます」

 

「おう、セシリア。おはよう」

 

 

セシリアが歩み寄ってきて一夏に挨拶する。あの時一夏が大丈夫だとは言ったものの、あれから一週間休まれるとやはり心配になる。

 

 

「御身体の御加減は如何ですか?」

 

「絶好調だ。一週間やること無くて鍛えてたからな」

 

「(逞しい二の腕……そして胸板……私、あの時はあの腕に抱かれていたのですね……。はうぅ……!)」

 

 

セシリアは一夏の身体を見つめながらボーッとしだした。あの時、一夏が生きていたことを知って無我夢中で抱きついた時に包まれた胸。そして抱き締めてくれた腕。その時のことを考えると、セシリアの意識は自然と『どこか』にいった。

 

 

「……そぉいっ」

 

「はっ!?」

 

 

一夏の軽いチョップでセシリアは我に返った。

 

 

「セシリア、そろそろ先生達が来るから席に座れよ」

 

「わ、分かりましたわ!」

 

 

セシリアは照れ隠しに足早に席に着く。そして、一夏も席に着く。それから程なく千冬と山田先生が入ってきた。一夏の思考は切り替わり、身体への接触が起こるまで一人どうでもいいことを考えに耽ることにした。

 

 

「今日は、転校生を紹介します!しかも二名です!」

 

 

山田先生の一言でクラスが騒然となる。だが一夏はこれをスルー。すっかり自分の世界に入っていた。そして、教室のドアが開いて二人の転校生が入ってくる。その瞬間、騒然としていたクラスが途端に静まり返る。その理由は単純。転校生の一人が金髪で中性的な顔立ちの、如何にも貴公子といった感じの『男』だからだ。

 

 

「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れなことも多いかと思いますが、皆さんよろしくお願いします」

 

 

シャルルは悪意が一切ない純白な笑顔を浮かべて言い、一礼した。秋彦は三人目の男子に狼狽していたが一夏、これまたスルー。そして、教室が歓声と熱気に包まれた。そりゃ三人目の男子操縦者が出てきた上にこの一組に全男子操縦者が集っているのだ。テンションもアゲアゲになる。そして何と言っても美形だ。秋彦のような爽やか系でもなく、一夏のようなワイルド系でもなく、守りたくなるような線の細い美形。年頃の女子のテンションはマックスである。秋彦は耳を塞ぐ中、一夏は腕を組んでふんぞり返り、自分の世界に入り浸っていた。

 

 

「あーもう……騒ぐな、鬱陶しい」

 

「皆さん、もう一人自己紹介が残ってるので……静かに……」

 

 

千冬のぼやきと山田先生の声はクラスメイトの歓声の中に消えたがやがて場は静まり返る。もう一人の転校生は一夏を見つめている。長い銀髪に鋭い目付き、そして眼帯。背が低くなければそれなりの威圧感を放っていただろう。

 

 

「ラウラ……挨拶をしろ」

 

「はい、教官」

 

「もう私は教官ではない。それに敬礼はいらん。ここでは織斑先生と呼べ」

 

「了解しました」

 

 

そして、ラウラと呼ばれた軍人風の少女がクラスメイト達の方を向く。

 

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」

 

 

……場に、沈黙が訪れる。

 

 

「あの〜……他には、無いですか?」

 

「以上だ」

 

 

どうやら自己紹介は終わったらしい。山田先生は苦笑している。クラスメイトも苦笑している。すると、ラウラは一夏の前にやって来る。そして、いきなり一夏の右頬に平手打ちをかました。その瞬間、クラスメイト達の心は秋彦と箒を除いて一つとなった。

 

『転校生、危ない!!』と。

 

 

「私は認めない……貴様があの人の弟であるなどと、認めーーー」

 

 

ラウラは最後まで話せなかった。理由は単純。一夏の右手がラウラの左頬に平手打ちをかまして吹き飛ばし、ラウラの小柄な身体を窓側の壁に叩きつけたからだ。クラスメイト達は起きるであろう惨劇を予想はしていたが、茫然としていた。ラウラが一夏にビンタしたと思ったら、教室の右端から左端まで吹っ飛んだのを目の当たりにしたら茫然とするのも無理はない。

 

 

「あ、手加減間違えた」

 

 

一夏は立ち上がり、言う。それからラウラの下にゆっくりと歩み寄る。

 

 

「これがドイツ式の挨拶か……次は上手くやるとしよう」

 

 

一夏は呟きながらラウラの身体を片手で担ぐ。どうやら、あの平手打ちで意識が持ってかれたようだ。如何に軍人と言えど人間。人間を辞めてる一夏の平手打ちはひとたまりもなかった。

 

 

「先生。コイツ保険室に運んで来ますね」

 

「……分かった。今日は二組と合同で模擬戦闘を行う。ボーデヴィッヒを置いてきたら第二グラウンドに来い」

 

「分かりましたー」

 

 

一夏は教室から出て行った。クラスメイト達は心の中でラウラに合掌していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー保険室ー

 

一夏はラウラをベッドに寝かせ、ラウラを見つめる。ラウラの左頬は虫歯になった時の頬のように腫れている。

 

 

「……確か千冬姉って誘拐事件の後、恩を着せてきたドイツ軍の恩返しに教官やってたんだよな。つまりコイツはその時の部下か」

 

 

一夏は冷静に考えながら保険室から出て行き、第二グラウンドに歩き出す。

 

 

「認めなくて結構。俺はもう織斑じゃねぇしな……って、俺アイツに恨まれることしたか?」

 

 

ラウラの向けた視線に籠められた負の感情。それの矛先は駁羅一夏。何故自分に向けるのかと考える一夏だが、第二グラウンドに入った瞬間に思考を切り替える。列に並ぶと、隣にはセシリアがいた。

 

 

「一夏さん。先程のボーデヴィッヒさんとは、どのような関係ですの?」

 

「俺にあんな知り合いはいない。ま、心当たりはあるが」

 

「もしかして……織斑先生と、御関係が?」

 

「そのことも含めて、昼にでも話してやるよ」

 

「分かりましたわ。

(前の凰さんの発言から、一夏さんは織斑先生の御家族だというのは分かっていましたが……話してくれるということは、それ程に私を信用して下さってるのですね!)」

 

 

セシリアは微笑みながら一夏を見つめる。恋する乙女のセシリアは着々と一夏という存在に近付けることに喜びを感じていた。その後、間もなく実戦訓練が開始する時に秋彦とシャルルが走ってやって来た。

 

 

「織斑、デュノア、遅いぞ。次からは余裕を持って行動しろ」

 

「は、はい……」

 

「すみません……」

 

「(女子に絡まれたんだろうなぁ……ざまぁ。秋彦のみざまぁ)」

 

 

一夏は心の中で毒を吐きながら前を見つめていた。そして、二人が並ぶと、千冬が号令をかける。

 

 

「では、本日から格闘及び射撃を含む実戦訓練を開始する」

 

「よろしくお願いします!」

 

 

千冬の号令に一同は一礼しながら言う。

 

 

「では、今日は専用機持ちに戦闘を実演してもらう。駁羅、オルコット、織斑。前に出ろ」

 

「はい!」

 

 

三人は返事を返し、前に出る。

 

 

「織斑先生〜。戦いの形式はどうしますか?デスマッチですか?それとも1VS2マッチですか?」

 

「慌てるな、駁羅。もう一人がそろそろ来るはずーーー」

 

「ーーーきゃあぁぁぁぁ!!どいて下さぁぁぁぁい!!」

 

 

突如天から聞こえた絶叫!空を見ろ!あれは何だ!鳥か!飛行機か!

 

 

「(フライングヒューマノイドか?)」

 

 

いや、あれは山田先生だ!!

 

ラファール・リヴァイヴを展開している山田先生が一夏目掛けて急降下してきたのだ。それを見た一夏は素の状態で右手を前に出し、山田先生を片手で受け止めた。二組のクラスメイトは茫然としていた。そりゃ生身でIS展開している人間を片手で受け止めれば驚くのも無理はない。一組のクラスメイトは一夏の化物っぷりに慣れつつあったが二組は慣れていなかったのだ。

 

 

「大丈夫ッスか?山田先生」

 

「あ、ありがとうございます〜」

 

 

一夏は受け止めた山田先生から手を放す。そして、山田先生のボディを一瞥する。束以上のバストを誇る彼女の胸。それがISスーツで更に強調されている。

 

 

「(ISスーツ……束姉に着てもらいたいなぁ)」

 

 

一夏はふと思った。

 

 

「で、織斑先生。山田先生も加わったってことは……タッグマッチですか?」

 

「いや、違う。これから、駁羅対山田先生・オルコット・織斑の模擬戦闘を行う 」

 

 

千冬の提案した模擬戦はまさかの1VS3マッチだった。これには流石の一夏も……満面の笑みだ。

 

 

「いいねぇ、コイツは楽しみだ」

 

 

一夏は笑顔で言う。誰も文句を言うものはいない。一夏の強さは学園中で知られている為、これぐらいが妥当だとここにいるクラスメイト達は思った。それと同時に、学園の教員であり元日本代表候補生だった山田真耶、現イギリス代表候補生であり日々鍛錬を重ねているセシリア・オルコット、そして最初のIS男性操縦者でありISの才能が開花しつつある織斑秋彦の三人を相手に、駁羅一夏はどう戦うのか、そしてどう勝つのか、密かに期待している織斑千冬であった。

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