ようこそ未知を探求する教室へ 作:フワンテ
堀北鈴音の独白。
特別試験1日目。
1回目のグループディスカッションが始まるまで、あと数分。
既に生徒が全員揃っている事が当然、にも拘らず生徒は揃っていなかった。
大きな円形の机と14の椅子、座り方はクラス毎に綺麗に分かれている。
そのうち、Bクラスの真ん中の一つが空席だった。
「あぁどうも皆さん。お待たせしました」
そしてその空いた一席を埋めるのは、竜崎正。
彼は長い黒髪の隙間から見える感情の見えない目で部屋を見回していた。弛緩した空気では無い異質な空間に足を踏み入れた彼に多くの視線が向けられるが気にした様子を見せなかった。
そして元Bクラスの人たちに軽く挨拶をした後、席に座った。それは噂通りの特徴的な座り方だった。椅子の上で膝を抱え込むような一般的ではない方法。
(…あれで、よく注意されないわね)
そう心の中で呟きつつも、彼を警戒する事は忘れていない。
無人島での特別試験で彼は私がリーダーで、体調が悪かったことも見抜いていた。
私は肌身離さずキーカードを持っていて、バレる訳が無かった。だから彼の事を警戒している。そして櫛田さん、彼女が洩らしたのではないかと疑いを浮べていた。
彼女は明らかに私を嫌悪している。理由は分からないけどそれは確信を持って言える。
印象に残っているのは『早くした方が良い』『怠慢のせい』という言葉。上から目線で、マグレの結果で威張る彼の存在は邪魔だった。
そして、もう1人気に食わない人が居る、綾小路くんだ。
彼は私を優秀だと言っているだけの厄介者でしかない、そこらに居る怠惰な見下している人間と同じだと言っていた。その言葉の全てが私の癪に障った。
私は優秀なはずだ、兄さんと同じように私も孤高を貫く。
だからここで見返して見せる。彼らの馬鹿にするかのような言葉も、全部否定してみせる。
『ではこれより、1回目のグループディスカッションを始めます』
時間は定刻、予定通り試験は開始した。
けど昨日まではライバルとして戦ってきた中で、突然強いられる協力関係。Dクラスだけじゃなく、他クラスも話を切り出しにくそうだった。
そんな誰もがこの気圧されて喋れない中、櫛田さんはいつも通りの笑顔で立ち上がった。
「みんな自己紹介をしないかな? お互いを知らない人も居ると思うし、学校からの指示もあるからね」
椅子から立ち上がった彼女は、この空気の悪い部屋を換気するような清浄機みたいな人間性をしていた。その大きな一歩のおかげか、場の雰囲気が少し和んだ。
「俺も賛成だ。説明の際に言われている以上従っていて損はないだろう。他はどうだ?」
続けたのはAクラスの葛城くん。彼は周囲を見渡し全員に問いかけを広げた。
「異論はない」
「勿論Dクラスも異論はないよ。Cクラスはどうかな?」
「する意味があんのか?雑魚の名前なんぞどうでも良い」
「でも、この部屋の様子を録音してたらどうなるんだろうね?不利になるのは誰なのかな」
「チッ…」
そして無言でその様子を観察している竜崎くんに視線が集まった。
彼はそれに気が付いたのか、「どうぞ」と短く返事をした。
「じゃあ言い出しっぺの私から言うね!私は櫛田桔梗」
「僕は平田洋介。短い期間だけどみんなで協力出来たら良いなと思っているよ」
「堀北鈴音よ」
櫛田さんに続いて、私達も自己紹介をする。
そしてメンバーを見ていくうちに、各クラスのリーダーが集まっている事に気が付いた。これだけ固められているとなると、リーダー以外の他の生徒達もクラスの中心人物である可能性が高い。そう考えていくうちに、彼の番が来ていた。
「どうも。竜崎です」
ニッと人を小馬鹿にするような笑みを浮かべ、彼は挨拶をした。
相変らずの生意気な態度に私は怒りが少し湧いた。
「自己紹介が終わったのならば、俺から良いか?」
「私は構わないけど、みんなはどうかな?」
葛城くんが自己紹介が終わった事を確認し、声を上げる。
そしてそれに対して同じように櫛田さんは援護を行う。
どちらでも構わない、あくまでも決めるのは相手だという姿勢を崩さない彼女は相変わらず場を回すのが上手かった。
そしてその言葉に反対意見が出ないことを確認したのち、提案があるらしい葛城くんは話始める。
「俺はこの試験を結果2で終わらせたい。これならば各クラスのcpの差を開く事もない」
「へぇ」
「何が言いたい竜崎」
「いえ。それでいいんですか?」
「それが最も平和だ」
「じゃあ優待者が居るクラスの独り勝ちはいいんですか?」
その問い掛けに葛城くんは待ってましたと言わんばかりに提案をした。
「そこで提案だ。優待者が貰える50万ppを山分けにする」
確かに非常に簡単で、確実な方法だった。これならば試験を大団円の予定調和で終わらせられる。
「この試験では公平性が強調されていた。つまりだ、全てのクラスに均等に優待者は振り分けられている。この提案ならば偏りは生まれないだろう」
学校が不公平な振り分けを行うはずが無かった。無人島試験ですらルールは平等な試験だった。だから納得は出来た。
「反対意見も我々は理解しているつもりだ。だが、絶対に結果2で終わらせる方法がある」
その方法が気になったのだろう、櫛田さんは間髪いれず聞き返す。
「葛城君、その方法って何なにかな?」
「その方法は、最後まで議論をしない事だ」
「……確かにその方法ならば結果2は可能だね」
葛城君は平等に優待者が振り分けられているのだからそれを探す必要はない。だから話し合いをせずに全クラスが同じポイントを手に入れようって話。
でも、この場でそれを認める人間は居ないだろう。
「固いお前らしい提案だな、だが不可能だ」
「何…?」
「そうね。私たちはそこのBクラスに負けたわ。その状況で戦いを拒否するなんて自分の無力を認めたのと同じよ」
「それに後何回、特別試験があるか分からない。貴重な一回かもしれないのに捨てるなんてあり得ないよ」
私たちはこの学校にまだ半年しかいない。この報酬に旨味のある試験の回数は不明。試験の度に平和的手段を取り続けたら、クラスの位置は変動しなくなる。
「それに他の結果で貰えるポイントは破格だ。可笑しいとは思わねえか、竜崎?」
「私は思いませんよ。ですがそうですね、割に合ってないとは思います」
「…それは50cpと50万ppが釣り合ってないって話かしら?」
「難しさにしては全員に50万、一クラスにして約150万pp。凄い額ですね」
どのクラスの誰であっても欲しいと思える報酬だった。トップに立つAクラスでも月額の約5倍の額が手に入る、その意味を分からない者なんてこの場には居なかった。
「それに、貴方はそんな場合ではない筈です」
「どういうことだ?」
「だって、そのままだとBクラスになりますよ」
「クク、そうだな。お前は無様にも竜崎に負けてやがる」
無人島での特別試験。そこで竜崎くんの所属するクラスは一位になった。
その結果、葛城君のクラスはBクラスに落ちる。だからこそ、彼は堅実な策では無く攻撃的な手法を取ってくると予想していたけど、違うみたいね。
「…分かっている、だがこれしかない」
「じゃ、他クラスはどう考えてます?」
「私はそれに賛成できないわ」
「俺もだな、なにより面白くねえ」
「僕も同じかな。この場でその提案に乗るのはBクラスくらいだと思う」
平田くんの返答に心の中で私も同意した。確かに結果2は平和的な手段だが、竜崎くんのクラスは既に頭一つ抜けている。
彼のクラスだけが得をするのは認められない。
「そりゃ、竜崎のクラスは今や頂点だ。そこに居る奴らが最も取りたい手段だろうぜ」
「そうかもしれないですね」
「だが、この手法を取れば平和に解決は出来る」
「…そうだね、悪くない提案だと思う。でもどちらにしろ、私たちには出来ないかな。クラスを纏めれてないし」
櫛田さんの返答が全てだった。私たちはまだまとまれていない、無人島だってなんとかクリアできただけだった。
葛城くんのクラスも無人島での何とも言えない結果にクラスは空中分解寸前の筈だ。現に今の言葉に少し表情を曇らせていた。
「…そうか、すまん。忘れてくれ」
葛城くんは腕を組みなおし、ぽつりと零した。だが彼は落胆した様子を見せなかった、その提案が通らないことを薄々感づいていたのだろう。
(…あわよくば程度の軽い期待だったといったところかしら)
結局、議論は振出しに戻った。理想論は結果2以外だけど優待者をどう見つけるのかが思いつけていなかった。
「皆さん、少し良いですか?」
そんな中、竜崎くんは話が動かないと察したのかすっと手を高く上げた。
「この試験どうしたいですか?」
「それは、どの結果を目指したいかって事かな?」
「そう、私は皆さんがどの結果を目指しているのか聞きたいです」
その答えはもう決まっている。彼の意図は分からないけど、誤魔化しても意味がない事は理解している。
「私は結果3を目指したいわ」
「クク、鈴音どうやって目指す気だ?この場で語るのは夢物語じゃねえ」
「ッ、それは…」
「尋問でもする気か?優待者を炙り出すにはそれしかねえな」
「…禁止事項で恐喝は認められていないぞ、龍園」
「おいおい、冗談じゃねーか。本気にすんなよ」
そんな掛け合いに竜崎くんは笑い出した。
「それは面白い。皆さんの考えが少し見えました」
彼はグループの面々の表情を観察し始める。感情の見えない暗く淀んだ瞳をぐるりと一周させ彼は微笑んだ。
「あなた方は出る杭である私達を打ちたい。そう言いたいわけです」
結果3は特定のクラスを貶めるもので、一番に狙われるのは竜崎くんのクラス。彼は今の状況に気が付いているにも拘らず、涼しい表情をしていた。
「返答は要りません。そして面白い事を思いつきました」
空気の流れが変わった。肌を小さく刺すようなピリッとした気配が漂い始める。
彼は隣に座っている神崎くんに何かしらを囁いた後、席から立ち上がった。
「…私が今、一つのグループを終わらせるって話したらどう思いますか?」
「それは、結果3を実践するって事かしら」
「そうですね」
「不可能だわ、まだ試験は始まったばかりで優待者は分からない」
「では、それは私が優待者を知る手段があったとしても?」
優待者を知る手段?それがあるのならこんな議論なんて価値がなくなる。
そんな事ある訳が無い、あってはならない。
「…出まかせだ」
「では証明しましょうか。そうですね、このグループにしましょうか」
竜崎君は手に持っていた携帯端末を確認したのち、手を銃のように見立てて天井に向けた。
「バ──ン」
子供染みた動作だった。竜崎くんの第一印象である不気味さを払拭するような出来事だった。
「な、なにを」
この場に居る人間が突然の行動に困惑を隠せなかった。
だが───
『猪グループの試験が終了しました。猪グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないで気を付けて行動してください』
終了のアナウンスが流れた。
竜崎君は満足したのか椅子に座り直し、親指を口元へ近づけ噛み咥えた。
「嘘、そう言い切るのは簡単です。ですがそれは思考を辞めているに過ぎない」
「…お前、なんてことを」
「私が何故優待者を知っているのか、知りたいですか?」
「う、うん知りたいな」
櫛田さんが声を絞り出したかのように返答すると竜崎君は浮かべていた笑みを消し、無表情となった。
「…それは各クラスに
その言葉にざわめきが起きる。
優待者はこの試験の肝で知ることが出来れば、勝利同然だからだ。
それが意味する絶望的な帰結を、この場の誰もが理解していた。竜崎くんが全ての優待者を知っているのならこの試験は彼の気分次第で終わるからだ。
だがこの場にいる人間は優れている。ある程度の感情の動きがあってもすぐに切り替えられる。既に私も次の方針を考えようとしていたからだ。
「この時点で優待者を知る訳がない。堀北さん、あなたの意見は正しい」
「だから、優待者を告げ口している人間が居ると?」
自分でも驚くくらいに低い声が出た。そんな事があっては問題だからだ。この試験が崩壊する、そのような事実に私は恐怖した。
「そうです。私は裏切り者によって優待者が誰か知っています」
「クク。何だ。随分楽しそうじゃねえか」
その言葉を言われて、龍園くんが喜びながら声を上げた。
「龍園君はどうしますか?」
「ハッ、どうせ結果4になっただけだろ」
「今終わらせたグループの優待者、これってどのクラスなんでしょうね」
「え、もしかして…?」
「そう。皆さんは自分のクラスで裏切るかもしれない生徒に心当たりがありますよね?」
私はクラスの人間がどういう性格をしているのか知らない。だから肯定も否定も出来なかった。
「私は疑わしきは罰せよと考えています」
彼の思考は学生ではない、法律を否定し、それを推奨するなんて法治国家である日本の否定と同義だった。
だからこそ、私と同じく社会正義を重んじる葛城君が反発の声を上げる。
「…だが日本の法は逆だ」
「はい。だから私はそれに疑問を感じています」
「しかし、お前の考えは日本社会の否定だ」
「えぇ、そうね」
葛城君の考えに私も同意した。疑問だろうと、それと反する考えを述べた時点で否定としか捉えられないからだ。
「日本の司法は『推定無罪の原則』を謳っている。もし疑惑だけで人を裁けてしまうのならばこの世界には冤罪が蔓延してしまうぞ」
「そうですか。では葛城さん、貴方にご兄弟は居ますか?」
「何……?それがこの話と何の関係がある」
「他意は在りません。取り敢えず答えてください」
「…妹が居る、それがどうした」
「そうですか。ではあなたの妹さんにストーカーが居たとします」
「……何だと?」
突然の仮定、飛躍する話に葛城君は困惑を隠せなかった。
「しかし、その人物は証拠を見せない狡猾な性格。妹さんは誰かにつけられていると考え、警察に相談するでしょう」
「…何が言いたい」
「日本の警察は、明確な被害の証拠が無い限りは捜査や警護に踏み切ることはできません。例え、ストーカーが居たとしても明確な危害を加えていない以上はいくらでも言い逃れできてしまいます」
「その結果残るのは警察に相談したという事実のみ。それが原因で行為がエスカレートし、妹さんは殺害されるでしょう」
葛城君は言葉を詰まらせた。確かに現実にあり得る話だった、そして彼が言いたい事を察せられた。
「あなたの言う通り、警察は『疑わしきは罰せず』という司法の原則に忠実に職務を果たしただけです。あなたはこうした状況でも『疑わしきは罰せず』という方針を貫く、その認識で合っていますか?」
「………貴様」
「あなたの思想に則るのであれば、この事件の悪は犯人のストーカー」
この話を聞いて、疑念が深まっていった。
確かに兄さんにストーカーが居たら私は、同じことを言えない。疑わしきは罰する、感情に流されて行動を起こす事は否定できなかった。
「それでもまだその信念を貫けるのか、非常に興味深いです」
その考えを遮るように彼は一拍置き、言葉を繰り出した。
「クク、面白い考えだな竜崎。俺もお前の意見に同じだぜ」
この流れに茶々を入れてきたのは龍園くんだった。この話の間、彼は面白そうに様子を見ていたが遂に我慢が出来なくなったらしい。
「そうなんですね、龍園君」
「あぁ。後ろからノコノコ付いてくるしかできねぇ腰抜けなら俺が殺してやるよ」
「成程、貴方ならそう言うと思いましたよ」
少し雑談したことで話が逸れ始めたのを理解したのか、竜崎くんは視線を戻した。
「ここまで長々と話しましたが、私が言いたい事は一つ。裏切り者を許すのか、です」
…そこでふと、疑念が浮かんだ。
彼が無人島試験でなぜ私がリーダーだと分かったのか。
そしてリーダーを変更したのにも拘らず、なぜ綾小路君だと確信していたのか。
──裏切り者が居たら全ての点が繋がる。
裏切り者が居るかもしれないという疑いが重くのしかかってきた。
「思い浮かべた裏切り者候補、直ぐにでも問い正した方が良いんじゃないですか?」
「…こんな話をして、結局あなたは何がしたいの?」
彼はその質問を予想していたのか、今日一の笑顔を見せた。
「提案です。『結果1』を目指してください」
「結果1、だと?だが…」
「この場に居る貴方たちならば不可能ではない筈です」
確かにこの場には各クラスのリーダー格が集まっている。
Aクラスは葛城くんと坂柳さんの二人が実質的なリーダーとは言え、この試験の決定権は葛城君にあるだろう。つまり、この場にいる人物を説得できれば、その案を通すために邪魔となる障壁は残っていないだろう。
「私の言葉に信用が無いのであれば契約書でも書きましょうか?」
「…明日まで考えさせてちょうだい」
「駄目です、私は早く結論が欲しい。さもないとこの時間が終わるまでにもう1グループ、終わらせますよ」
ダメもとで頼んだが即座に拒否された。時間制限、そのプレッシャーにより私は思考が鈍くなった。
本当にそれしかないのか、裏があるのではないのか。そう考えても状況は好転しなかった。
「あぁそういえばppってクラス移動に使えるらしいですよ」
「え、」
「因みに額は2000万ppらしいです」
そして新しい情報、クラス移動が出来る。つまりcpに拘らなくていいという事。その手段が取れるなら、こんなクラス間闘争などお遊びに過ぎない筈だ。
「この言葉が嘘だと思うなら契約書も書きますよ。クラス移動が嘘だったらppを差し上げます」
「…クソ、てめえの思うがままだな」
「なんとでもどうぞ。私の話はあくまでも提案です。あなた方に決定権はある」
「選べるわけがねえのにか?」
彼は無言で答えた。実質的な恐喝だ、裏切り者なんて居るんだったら私たちは彼に乗るしかない。
「終了まで数分ですね。早くしないと取り返しが付かなくなりますよ」
「ま、待て──」
「はい、時間切れです」
焦ったような声で葛城君が止めようとするが、彼は無慈悲だった。
『鳥グループの試験が終了しました。鳥グループの方は以後試験へ参加する必要はありません。他の生徒の邪魔をしないで気を付けて行動してください』
──再びアナウンスが流れた。
こんな事、夢であって欲しかった。たった数分の間に2つのグループの試験が終了したのだから。
思考を整理する暇を与えない言葉の応酬に考えても中断させられる。
──今この場は彼に支配されていた。
誰も彼へ反論できなかった、情報量の多さに誰もが必死に頭を回している。裏切り者、クラス移動、これらの真相を確かめないと彼を止めれない。
竜崎君はこの現状に深い溜息を吐いて、落胆したような態度を取った。
「残念です。次の時間には良い返答を願っています」
その言葉を皮切りにBクラスの全員が席を立つ。
彼は最後に私たちの顔を観察するように目を向けた。
「では、また2回目のグループディスカッションで会いましょう」
私たちはこの部屋から出ていく竜崎君たちを、その場から動かずに見送る事しか出来なかった。
※クラス変更は夏休み後なので、現段階で竜崎くんのクラスはBクラスと表記しています。
そして竜崎君は以外はまだプライベートポイントの主な使い道が分からず取り敢えず溜めてめておくかぐらいにしか考えてません。
(まだ一年生の夏休みなので)