始まり
高校生活が始まって、初めての夏休み。
「いやぁーこれは楽しみだわ。ゲームやり放題!」
「そんなうかれんなよ?課題たんまりだされてんのに」
「うっさい!せっかくの気分を壊すなよ!?」
ここのところ勉強続きでろくに大好きなテレビゲームができていない俺。
特に、やっと最近発売されたばかりの「スターフォックス」は
序盤までしかプレイできていない。
もっとも、64をクリアしたから、完全な流れは知っているのだが。
(グラフィックの向上は認めるけど、やっぱり64の方が好きだったなぁ・・・)
そんな呑気なことを考えていた途端、事件は起こった。
「おい!蒼也、危ない!」
その一瞬でこの俺の生涯は幕を下ろしかけた。
「は?・・・・・っ!」
ドガァン!!!!
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「・・・・はっ!?」
体を無理やり起こす。と、同時にその体に激痛が走った。
「ちょっとあなた、いきなり動くとあぶないわよ!?」
誰かが体を支えてくれる。
なんだ?なんでベッドなんかに俺が寝ている?
さっきまで街中にいたのに?
周りを見渡すと、石造りの部屋の中。
まるで城の中みたいな・・・いや、城の中にいるらしい。
「ひどい怪我だったのですぞ。もう少し安静にしていないと・・・」
「多量出血と骨折までしていたのだから・・・」
隣から、俺を支えてくれているであろう女性と、老人のような男性の声が聞こえる。
・・・あれ、この声どっかで聞いたな・・・・
「あの、どちらさまで・・・・!?」
隣の人物の顔を覗き込んだ瞬間、俺は固まってしまった。
青くて長い髪に女王のような長い白いロングスカート、
隣にいるのは分厚い鎧を着た、立派な白い髭を生やした老人。
・・・・この人ら、「ファイアーエムブレムエンゲージ」の神竜王ルミエル様と部下のヴァンドレじゃないか!?
どうしてゲームの中の架空の人物がここにいんの!?
FEエンゲージについては、つい3週間前、クリアしたばっかりなので、よく覚えている。(コミック版もちゃんと読破した)
しかも死んでいるはずのルミエル様がいるってことは、つまり・・・・
「・・・・俺、とうとう死んだのか・・・・あはは、儚い人生だったなぁ・・・ここからお楽しみって時に・・・」
「「違います、ちゃんと生きてますよ!?」」
そのが、ちゃんと自分自身が生きていることを知った俺は、しばらく喜びに溢れたあと、どうしてこうなったかの経緯をお二人から聞いてみたのだった。
続く
まだフォックス達は出てきません。ごめんなさい(_ _;)