(昨夜実験してわかったんだけど、僕達紋章士の指輪は、君たちの無線通信の電波を拾えるらしい。つまり、僕達にも会話が聞こえるから、何かあったときは遠慮なく呼ぶといい)
・・・・・ここにきて初めて原作にない情報が入ってきたんだが。まぁ便利だし有効活用しときましょう。
スリッピーが昨日の会議の後、マルスと何か話していたけど、こういうことだったのか・・・
・・・とまぁ、前置きはここまでしておいて。
「・・・・・全機散開して、敵機を全て撃破せよ!」
・・・・・なんでスターフォックスの敵機がこの世界にいるんだよ!?普通あり得んぞ、クソッタレ!!
そう思いながら、俺は敵の攻撃を掻い潜り、一つ一つ撃墜していく。
『なんだ、イルシオンの連中は異世界の技術でも手に入れたのか!?』
『いや、イルシオンは確かにワープ魔法とかの魔術が得意な人たちが多いみたいだけど、異世界に渡る術は持っていないはずなんだ。何か別の理由があるんだよ!』
『しかし、なかなか面倒なことになったのう。避けたり弾いたレーザーが地上の関係ない人たちやリュール様たちに当たると危険じゃ!早期決着をつけるぞ!』
レーザーを打たれる前に、俺たちが他叩き落とす。この城の近くはイルシオン兵以外はレーダーによると誰もいないみたいだから、城への直撃を避ける以外では思う存分に戦える。
しかし、敵機は減るどころか、逆に増えてき始めた。
『なんで!?もう50機は落としたよね!?』
「これは逆におかしすぎる・・・・・」
『・・・!フォックス、あそこを見ろ!親分のお出ましだぜ!』
ファルコが俺のモニターに自分から見た景色を映し出す。
そこには巨大円盤型飛行艇が映っていた。
「ぐ、[グレート・ディッシュ]・・・・なんであれがここに!?」
グレートディッシュ。スターフォックス64のカタリナ基地での戦いで出現するボス。たくさんの戦闘機を内蔵していて、機体自体のコアの役割をする強力なレーザー砲が売りの馬鹿でかい機体だ。
『あれかぁ、通りで雑魚どもがいっこうに減らないわけだ!』
「よし、全機に次ぐ!円盤のハッチを全て破壊せよ!!あそこを潰せば、もう戦闘機を出すことができなくなるはずだ!」
『そう来なくっちゃ!』
『わかった!』
『たっぷり礼をしてやるぜ!』
四機が一斉に円盤に接近する。
すると、モニターにある人物二人の顔が同時に映し出された。
青が身であるところはマルスに似ているが、白い服がよく目立つ。もう一人は白いマントを羽織った赤髪の女性。
紋章士シグルドとセリカだった。
『・・・・これであっているのか?セリカ?』
『マルスが言っていたようにしたから、多分繋がっていると・・・・あ、映った!』
『本当だ。フォックス、私たちの方は今片付いた。そっちの方はどうだ?』
「今から本番といったところだ。あと、急いで城から脱出してくれ。近くにいる国民も連れて、なるべく遠くへ。いますぐに!」
『いったいなぜ・・・?』
「いいから早く指示を出す!」
『・・・わかった。そちらの事情があるんだな。みんなに伝えておく。』
『頑張ってね』
二人の顔がモニターから消える。
指輪を通してだと、メッセージウィンドウは出現しないんだ。
それはそれで不便だなぁ・・・・
そう呑気なことを思っていたら、
「・・・っ!しまった!」
敵機に後ろに回り込まれた。宙返りをしてやり返す。
その間に、3人が4つあるハッチを3つ破壊していた。
『フォックス、何モタモタしている!美味しいところもらっていくぞ!』
『少しはファルコを見習え、フォックス!』
「言われなくともわかってる!」
急接近してその間に貯めておいたチャージ弾を発射!
ハッチは全て黒こげでボロボロだ。もう使い物にならない。
『やったぁ!これで敵機はもう出ないね!』
『・・・・・・いいやまだだ。あれを見ろ!』
円盤の中心部から突起が現れた。
『巨大エネルギー反応を確認!』
「やっぱりあそこが円盤のコアか。おいスリッピー、
レーザー砲の発射予測地点はどこかわかるか?」
『発射予測位置は・・・・げげっ、フィレネのお城だ!』
さっき、早く避難しておくよう促したのは間違っていなかったわ。危ねぇ危ねぇ・・・・
「急いで破壊するぞ!今ここで発射されたら、このあたり一体が消し飛ぶ他にここに住んでいる人たちの帰る場所がなくなってしまう。なんとしても阻止するぞ!」
突起の先端に光が集まり始める。
しかし、俺たちのアーウィンのレーザーではあの頑丈コアは破壊できない。
となると、残りの手段はたった一つ。
「全機、ありったけのボムを叩きつけろ!これしか方法はない!」
『やっぱり火力だよな!』
『よーし、撃ちまくりだー!』
『発射!』
アーウィンのレーザー発射口から赤くて中心に、大きくBと書かれた物体が数発放たれる。
スマートボムと呼ばれるその爆発物は、コアに当たった途端に一瞬で大爆発を起こしてコアを飲み込んだ。
一発でも大きなダメージになりかねない爆発を一気に数発分喰らってはどんなものでも耐えられない。
コアが完全に消し飛んだと同時に、円盤は空中で大爆発を起こして姿を消した。
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『全機報告せよ!』
『やったよね!ダメかと思ったよ!』
『お前もだんだん、腕をあげてきたな!』
『俺の方は大丈夫だ!そっちはどうだ?』
役目を終えたスターフォックスは母艦へと戻っていく。
フォックスはその最中にリュールを見かけた。
リュールもフォックスに気がつく。
機体が近かったので、コクピットからの顔もよく見える。
フォックスはすれ違いざまにサムズアップをした。
「・・・!」
母艦へ戻っていくその機体を後ろから見ながら、リュールもまた、サムズアップで返したのだった。
・・・・作戦完了!
現在の仲間の状況
ペッピー・・・・・異常なし
スリッピー・・・・異常なし
ファルコ・・・・異常なし
フォックス・・・異常なし
続く