根源
一度リトスに戻ったリュールたち。
一方でフォックスたちも、グレードフォックスで会議をしていた。
「スリッピー、俺たちの機体の状況は?」
「派手にやられているよ。こりゃ直すのに2、3週間はかかるなぁ・・・・」
「チッ、全くあいつらとんだ置き土産をしてくれたもんだぜ!」
「ファルコの場合は油断してああなったんだろ?」
「うるせー!」
会議が盛り上がる中、リーフとロイが入ってきた。
「楽しそうだね?僕たちも混ぜてくれるかい?」
「リーフ、ロイ・・・・どうしてここに?」
「初めましてだし、挨拶ぐらいはしておこうと思って。あのあと、する機会がなかったからね」
二人はソファに腰掛けた。
「そういえばリュールたちからは聞いたかい?アイビー王女が、脱獄したって・・・・」
「・・・・・ああ、あれか。聞いているさ。何かメモをのこして
行ったんだろう?」
俺たちがブロディアを出て行った直後にアイビーは脱獄したらしい。
檻はみじん切りになっていたことらしいことから、彼女の進化であるゼルコバとカゲツが協力したことは明確だ。
「確かメモの内容は教会のありかだったよね?イルシオンにある・・・・・」
デスタン教会のありか。それがメモにあったらしい。
・・・・・アイアンシス王と相まみえる時が近いか・・・・とすると、指輪が奪われるのも時間の問題か・・・・・
「多分、ルキナの指輪もあるよな?オルテンシアが持ってたんだ。可能性は高い・・・・・というか、高すぎるか」
「まぁ、俺たちの連携プレイの方がルキナの連携技なんかよりもずっと上だがな」
(なんですって・・・・・?)
「・・・・?」
「どうしたんだい、リーフ?」
「いや、聞こえないはずの彼女な声が聞こえたよな・・・・・」
その時、突如として艦内に警報が鳴り響く。
「なんだ、敵襲か!?」
「緊急情報デス!見テ下サイ!」
ナウスが何か見つけたらしい。モニターにそれがうつし出された。
「イルシオンの地図じゃないか。これが一体・・・・・?」
「デスタン教会カラ、未知の紋章士のエネルギーヲ感知!私タチ、スターフォックスノ物ト、一致シマス!」
「「「「なんだって!?!?」」」」」
「・・・・・・ウルフか?」
「精密ナ検査ヲシタ所、指輪ノ反応ダトワカリマシタ!」
「・・・・・と、いうことは?」
今の俺、蒼也はこの世界に来てから半分紋章士で半分人間のハーフみたいな状態だ。マルスは以前、「俺たちを呼び出したものが、必ずこの世界にある。」そう言っていた。
そして今、俺たちの同じ力を宿す指輪が、イルシオンの教会から出てきた。
それはつまり・・・・?
「・・・・・・イルシオンの連中が、俺たちを顕現したってことか?」
続く