「してやられた!あいつらめ・・・・!」
現在、俺たちはリュール様たちといったん離れてグレートフォックスに一度もどってきている。今後のことについての会議をするために。
「俺たちがいても、この結果は変わらなかった・・・・・どうやら運命は、俺たちでは変えられないらしい・・・・・」
「でも、抗わなければいけないのじゃな。生きるもの、全ては・・・・」
「今は、モリオン王を救うことだけを考えようよ。まだ、助かるかもしれない。」
そうだな。一番今捨てちゃいけないのは、希望だよな。
「・・・・・よし、改めて状況を整理するぞ。今俺たちとリュール様たちは、モリオン王を攫ったあいつを追いかけてデスタン教会に向かっている真っ最中だ。」
「今回は、アーウィン二機のみでどうやって援護して、ソンブルが復活する前に親玉をとっちめるかがポイントだよな?」
「そういうことだ。」
「あ、それなんだけど・・・・・」
スリッピーが挙手した。
「実はさっき、ランドマスターが完成したんだ。」
「へぇ・・・・・・ってなんだって!?ランドマスターを!?」
ランドマスターは、スターフォックスでよく登場する、アーウィンとは違う対地戦用の戦車だ。アーウィンと同じ機体性能を持ちながらも、アーウィンと違い、レーザー光線子と打てないが、火力の高いエネルギー弾を発射できて、ホバリングもできちゃう優れもの。スマブラでも、Xとforで登場しているから、わかる人は多いはずだ。
「一機しかないからファルコかフォックス、どっちかが乗ってよ。大丈夫。整備は欠かせずやっておいたから!」
「じゃぁ、フォックスが乗れよ。」
「なんだファルコ?今回はやけに素直だなぁ」
「ふん、別にそんなものより俺は空がいいだけだ」
「アーウィンが使えないから、今回は絶対地上戦になると思うんだが・・・・」
「ヒュイ〜〜〜〜」
「・・・・・誤魔かしたな」
「誤魔かしたね」
「誤魔かしたそうじゃな」
「うるうせぇ!このくだり、この前もあったよなぁ!?」
とにかく、ランドマスターに乗るのは俺で決定した。
その時、マルスから通信が入る。
『フォックス、ちょっといいかい?ルミエルが君と二人っきりで話がしたいんだって言っているんだが』
「なんだって?ルミエル様が?わかった、今行く」
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「・・・・・悪いわね、会議中に呼び出して・・・・」
「大丈夫ですよ。でもいいんですか?俺なんかと話すよりも、リュール様と話した方がいいのでは・・・・?」
「今回は、あなたに聞いて欲しかったの」
今、俺はルミエル様が横たわるベッド付きの馬車の中にいる。まさか、ここまで弱っているとは・・・・・
「それで、ご用件は一体なんでしょうか?」
「そうね、早速入りましょうか。:」
ルミエル様は、一言おいて、おっしゃった。
「・・・・・・私が死んだら、リュールのことを、あの子のことをお願いできるかしら?」
「・・・・・・・はいィィィ!?」
何爆弾発言してんだ、この人!?
「な、何か大きな声がしたんですが、大丈夫ですか!?」
「あの、べ、別に何にも・・・・・すみません・・・・・」
「何もないのなら、よかったんですが・・・・・」
顔を出したリュールが、再び外に出る。
「蒼也、これは真面目な話よ。ちゃんと聞いて」
「でも、俺なんかよりももっといい人がいるじゃないですか!?
ヴァンドレさんとか、クランとかフランとか・・・・!」
「あなたじゃないとダメなの」
ルミエル様が真剣な目で、俺を見る。
「リュールはね、実は泣き虫なのよね」
「・・・・・」
「あの子は私という存在があって初めて立っていられる・・・・・でも、今のわたした見ての通り。このままじゃ、死ぬのも近いかもしれない・・・」
俺は黙って話を聞く。
「初めてあなたに会った時の話・・・・覚えてる?」
「・・・・はい、あの時は俺も驚きましたよ」
「・・・・・これは、私の勘なんだけど・・・・・
・・・・・あなたは、この度の行く末を知っていたんじゃないのかしら?」
続く
主人公の秘密、バレちゃいました。