「・・・・あったぞ!あそこに見えてきた教会が・・・!!」
教会の直ぐそばまでとうとうきたリュール達。
しかし、その教会の前には大勢のイルシオン兵が立ちはだかっていた。
「なんて数の兵だ・・・・・!」
「やっぱり・・・・僕たちの到着を待ち構えていたみたいですね・・・!」
「・・・・突破できます。・・・紋章士シグルド、セリカ!今の目的は敵の殲滅ではなく教会の・・・・あの入り口・・・!敵の布陣に穴を開けれられれば・・・・!・・・お願いできますか?」
『いや、その役は俺たちが請け負いますよ!』
その時、英雄王の指輪からフォックスからの通信が入った。
「フォックス?無茶です、あなたのアーウィンは・・・・」
『確かに修理中ですが、まだ予備で用意していた地上戦特化のやつが残ってるんです。俺たちが今から敵の注意を惹きつけるんで、あなた方はそのうちに中へ・・・!大丈夫です、今まで俺たちが撃破されたことはないでしょう?』
リュールは少し考えてあと、指示を出した。
「・・・・わかりました。お願いします」
『それではまず、最低でも50メートルは離れてもらえません?今からそこに落下するんで』
「ら、落下?それって一体、どういう・・・」
『いいから、早くしてください?邪竜が復活してもいいんですか?』
そう言われて、リュール達は50メートルその場所から離れる。
『よし!ランドマスター、発進!』
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・・・・・ものすごい轟音と雪吹雪をあげて、ランドマスターが空から登場した。
でも、着地の時にホバリングを使っても、結構な轟音だなぁ。中はかなり響く。
『この戦いが終わったら、改良しておくね。』
『きっとだぞ?』
そして、俺の操縦するランドマスターは敵軍に侵攻していく。
「なんだ!?こんな兵器があるなんて聞いていないぞ!?」
「スターフォックスの兵器はあの飛ぶ奴だけじゃなかったのか!?」
どうやら相手はアーウィンに対抗するための兵器しか持ってこなかったらしい。
まぁ、大抵の魔法や弓矢なんかじゃこのランドマスターもアーウィンも傷つきはしないんだがな?
そしてそのまま高出力で光を圧縮した光弾をこの戦車に備え付けられている特殊な砲台から連続発射!みるみるうちに、敵のヘイトがリュール様でなく、こっちに向いてくる。
「リュール様、敵の布陣に穴を開けるなら今ですよ!」
『わかりました!あとはお願いします!行きますよみなさん!!』
エンゲージして教会の中に突撃していくリュール様達。
さて、こちらもこちらで派手にやりますか。
「スリッピー、ペッピー!出番だぞ!」
『任せて!』
『地上からの援護は頼んだぞ、フォックス!』
スリッピーとペッピーがアーウィンで奇襲をかける。
敵側は空と地上からのダブルアタックで大焦りしている。
「なんだ!?空からもやってきたぞ!?」
「ええい、早く雷魔法を使えるやつを呼べ!叩き落とすぞ!」
「そうはさせるか!」
空から攻撃する二人をされる前に、俺が敵を叩き潰す。
『俺じゃなくて、俺たちだろ?』
ランドマスターの外で、格闘戦で戦っているファルコが通信を入れてきた。
『戦車の方がお似合いだぜ?フォックス!』
「じゃ今度はお前が乗れよ、ファルコ」
『遠慮しとくぜ!』
そんな軽口を叩けるぐらいに、相手も減ってきた。
アーウィンを撃墜できそうなものは、見たところ潰せたようだ。
そろそろ、リュール様達の援護に回ろうかな・・・?
「・・・・!?まだいるのか!?」
『最後の最後までしつけぇヤツらだ!』
森の中から、ゾロゾロと第二波がやってくる。これじゃ援護に行けない・・・・
その時、グレートフォックスから通信が入ってきた。
『グレートフォックスヨリ、援護シマス!』
突如として巨大な光線が目の前に走り、イルシオン兵を吹っ飛ばした。
空には、大きな飛行船が。
ナウスがグレートフォックスの主砲で援護にきたのだ。
『フォックス、後ハ我々ニオ任セヲ!』
『早く行ってあげて!フォックス!ファルコ!』
『こっちは引き受けた!』
「わかった、サンキュー!よしいくぞ!デスタン教会、内部へ突入!!」
『へっ!腕がなるぜ!』
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『フォックス!中は思ったより狭すぎる!ランドマスターで仲間を轢いてしまわないようにな!』
「わかってるよファルコ。スリッピーが教えてくれた機能を使うから!」
『わかった・・・って、アイツ、まだ何か隠してたのか?』
俺はスマートボム発射ボタンの横のスイッチを入れる。
すると、ランドマスターのキャタピラが水平になり、後ろからジェットノズルが現れた。
『なんじゃこりゃあ!?この戦車、空も飛ぶのか!?』
「ホバリングできる地点ですごいけど、ここまでするとは・・・・・」
この形態は、スターフォックスゼロにて登場した、ランドマスターの別の姿。名付けて、「グラブマスター」だ。
グラブマスターに変化したランドマスターは、空を飛んで、すごいスピードでリュール様とハイアシンス王がいるであろう、奥の部屋へ突撃していく。
その時、後ろからダッシュで追いかけてきたファルコがつぶやいた。
『・・・・・おい、それができるんならもうアーウィンんでいいんじゃないか?』
「そうとも行かないらしいぜ?スリッピー曰く、この形態アーウィンより高く飛べないらしいし、ブーストやブレーキも使えないらしい」
『まだいろんな欠点があるんだな?』
そんな話をしているうちに、俺たちはリュール様とハイアシンス王の姿を捉えた。
リュール様は影分身で増えたハイアシンス王に苦戦しているらしい。
だったら、全部まとめて吹っ飛ばすか。うん、この方法が一班手っ取り早い。
「リュール様、そこをどいてください!」
『フォックス!?いいんですか、こんなところにいて!?』
『いいから早く退け!そこの老害ごと吹っ飛ばされたぇのか!?』
「老害・・・・・わしを老害じゃと・・・・!?忌々しい!」
急にハイアシンス王が分身ごと一斉に頭を抱えた。何があったんだ、ここにくるまでに?
とりあえず、こんな絶好の機会を逃すわけには行かない!
「スマートボム、発射!」
砲台からスマートボムを放つ俺。
その爆風、熱、そして光はハイアシンス王を飲み込んだ・・・・・
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「モリオン王は素晴らしい王様でした・・・!
・・・・絶対に、あなたを許しません・・・・」
「・・・・どうやら、終わったらしいな?」
「そうだな」
グラブマスターもとい、ランドマスターが消える。グレートフォックスに、フォックスが転送したらしい。
(少なくとも入り口での喧嘩を短く抑えられた分、ソンブルの復活より早く、この狂った王をとっちめることができるな・・・・よかった)
そう思っていた矢先、残念でならない言葉がハイアシンス王から出てきた。
「・・・・・そこの狐よ、残念だがもう何もかも遅かったようだ・・・・!お前達が予定よりも早く来ないとでもおもったか?こんなこともあろうかと、全速力で儀式を完成させて進めておいて正解だったわい・・・
・・・・お前たちにもう勝機はない・・・!」
「・・・・・なんだと?」
「ま、まさか・・・!?」
その時、リュールが何か強大な気配を感じて、後ろを振り向く。
そこにいたのは、異形の男だった。背中から氷柱のような羽が生えていて、
手足の爪はもう人間のものよりも大きい。
何よりも特徴的なのは、そいつの顔だ。大きなとんがった耳に、額についた
1つの目。そこから漂う気配とこの姿形でリュールはすぐに、この者が
一体誰なのかがわかった。わかってしまった。
「ついに・・・・力を取り戻されたのですね・・・!
邪竜・・・・ソンブル様」
続く