『野郎ども!俺たちが今、何をするべきかちゃんと理解しているだろうな?』
『あの小娘たちの撤退が完了するまで、相手を痛めつけるのだろう?ちょうどいい、ストレス発散のサンドバックにしてやる』
『わてらを捨て駒扱いしたお返しや!』
『我々に敵うと思うなよ!』
新生スターウルフが敵に突っ込んでいく。
四狗がそれぞれ紋章士を操って攻撃に出ようとしているが、傷をつけるどころかウルフェンⅡが早すぎて攻撃が全く当たらない。
「は、早すぎる・・・・紋章士達の力を持ってしても当たらないなんて・・・」
「じゃぁこれはどうだ?一緒にのたうちまわろうぜ・・・・」
四狗の一人、グリがセリカを操ってエンゲージ技「ワープライナ」をはなつ。
それは見事にピグマのウルフェンⅡにヒットしてしまった・・・・・・
そう、当たったんだが・・・・・
キィン!
「なっ・・・!?」
機体に突如として現れたバリアがそれを反射。結局のたうちまわったのはグリだけだった。そして、容赦なく、ピグマから煽りの一言が。
『無駄や〜こいつには大金を注ぎ込んどるんや!そのおかげあってどんな飛び道具も弾き返すバリア発生装置を作りことに成功したんや!』
『これを無視して攻撃できる飛び道具はフォックス達の所持するアーウィンのレーザー攻撃のみだ。お前らは地上から隙をうかがってちまちまとしか攻撃する手段がない。ザマァみろ!もういかなる魔法攻撃さえも効かないぞ』
追撃でアンドリューから衝撃の言葉が発せられた。
この場にいる紋章士は、多くのエンゲージ技が飛び道具付きだ。
そして、先ほどのピグマとアンドリューの発言。
つまり、大抵のエンゲージ技は封じられてしまったというわけだ。
『残念だったな。紋章士を奪って楽稼ぎしようとしたのが間違いだったのだ』
『そうだ。もっとも、お前らがちゃんと神竜側についていれば紋章士達と会話して俺たちをぶっ飛ばすいい案が思いついたかもしれんがな!』
さっきまでの余裕ぶりが一変して、焦りが出てき始めた四狗。
「だったら、直接叩くまでだね!」
「・・・!危ないマロン!よせ!」
モーヴの発言も虚しく、マロンはシグルドと一緒にウルフへ突撃していく。
しかし、当のウルフは余裕な表情を浮かべていた。
『・・・・お前ら四狗は力に溺れてアホになったのか?』
その瞬間、マロンの体が宙に浮いた。
「・・・・・え?」
マロン自身もそれに気づいていない。自分の体には焼けこげた跡があった。
そして空には、少々電撃を帯びたウルフェンⅡが浮いている。
マロンのスピードよりも早く、ウルフがライトニングトルネイドで突撃をかましていたのだ。
マロンの体が痙攣している。相当な電気を喰らって麻痺してしまった。
「・・・・・・まずいな」
初めて四狗はこの瞬間、スターウルフという前まで自分たちについていた4人組の恐ろしさを実感した。
「・・・・だったら、あそこの神竜たちを狙うまで!」
その光景を見て、苦虫を噛んだような表情をしていたヴェイルがエルファイアーでまだ近くにいるリュールを狙と魔導書を構えるが、
ズガァン!
レーザー攻撃の雨あられでそれどころじゃなくなった。
今のウルフ達のウルフェンⅡに備え付けられているのはアーウィンと同じツインレーザーだ。おまけにメカニックであるピグマの改造を受けていて、とてつもなく強化されているため喰らってはひとたまりもない。
その背後で、炎が上がるのが見えた。
「・・・・!しまった、目眩しですか!」
『そういうことだ。さて、こちらもさらに追い討ちで目眩しだ!』
ウルフ達が一斉に地面に詰まった雪を射撃して、霧を発生させる。
『残念だったな邪竜小娘に四狗とやら。次会うときにはもっと強くなって、俺たちを楽しませろよ?』
霧が晴れたときには、すでにウルフェンⅡもリュール達もいない。
完全に逃げられてしまったことと初めて完全敗北したことに悔しさを思える、邪竜の御子と四狗なのであった。
・・・・作戦完了
現在の仲間の状況
アンドリュー・・・・異常なし
ピグマ・・・・・異常なし
レオン・・・・異常なし
ウルフ・・・・異常なし
続く
なんか短いような気が…