キィィィィ・・・・・
砂漠に空を裂く音が響き渡る。ウルフェンⅡが爆走しているのだ。
スターウルフは現在、ソルム城へ向けて音速で飛んでいる。
理由は・・・・・
『俺たちはちょっとしたついでで少し後で城に戻る』
『わかりました。後でおち合いましょう』
とある物資の長達で少し戻るのが遅れていたのだ。
そして、その物資の調達が終わったその時、通信が入る。
ウルフ達はバイザーそのものを持っていないため、ウルフェンⅡに備わっているモニターでのみしか通信会話ができない。
物資を持ってウルフェンⅡに戻ってみたら不在履歴が更新されていたため、改めて通信てみると・・・・
『おいどうした小娘、何かあったのか?』
『急いで戻ってください!イルシオン第2王女が・・・・オルテンシアが・・・・』
そこで通信が途絶えた。
何か不吉な予感を感じとったスターウルフはすぐさま音速でウルフェンⅡを飛ばす羽目になったのだった。
そしてちょうど、ソルム城が見えてきたあたりで何やら強いエネルギー反応が。
「あいつら、俺ら抜きで面白そうなことしやがって・・・・・」
「美味しいところはもらっていきましょう」
ソルム城の見張り兵がウルフ達に気がつく。
「う、ウルフ殿!ちょうどよかった!早くミスティラ姫達を・・・・」
ウルフェンⅡから飛び降りたウルフは、早速指示を出した。
「お前らは残っとけ。ウルフェンⅡは室内では使えない。この城の狭さじゃなおさらだ」
「ふふふ・・・・ウルフよ、私らが黙って見過ごす奴だと思うかね?こんなこともあろうかと、試作品だが室内戦闘用のシステムを開発しておい他のだよ」
「とか言いながら前回、俺が戦っているのを横目に観戦してたのはどこのどいつらだ?」
「あの時は完成していなかっただけだ!これを見ろ!」
残ったメンバーがあるボタンを押すと、急激にウルフェンⅡが小さくなって、ちょうど普通の人やウルフ程度の大きさになったではないか。
「周りの空間自体ごと大きさを変化させる、名付けてSSS!(spase small system)
ただし、もとの大きさよりは大きくできないがな」
「今は名前なんてどうでもいい!さっさといくぞ!」
「・・・・・ウルフにはセンスというものがわからないのか?」
「わかっとるわ!」
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・・・一方で魔法で洗脳されたオルテンシアとリュール達の戦いはエスカレートしていた。彼女が味方につけた紋章士ベレトは多くの戦技を扱うベテランだ。
戦闘方法を巧みに変えてリュール達に襲いかかる。
その手に握られた英雄の遺産アイムールがアイビーめがけて振り下ろされた。
(・・・!!間に合わ・・・・)
が、その一撃はリンの刀によって阻まれる。
「ベレト、どうして・・・・私たちはかつて共に戦った仲間・・・!!あなたは仲間と戦うことに心を痛めていたはずよ・・・!!」
だが今闇シンクロされた彼の耳には何も聞こえていない。
彼は軽く跳躍して、別の英雄の遺産である弓、フェイルノートを構えた。
その動きをみたリンは、周りのみんなに大声で注意するよう呼びかける。
「・・・みんな伏せて!!」
弓の雨がリュール達に降りかかる。
技を放ち終わったベレトの後ろを、アイクがとった。
「目を覚ませ」
が、彼はすぐさまアラドヴァルを出現させて、彼の攻撃を相殺する。
アイクは紋章士の中でもトップクラスの怪力を誇る。それをやすやすと受け止めてしまった。
そして彼を振り払って、再びフェイルノートを構えた。
「まずい・・・!!」
再び弓の雨が降りかかる。
が、その一部はベレトに返された。
ベレトが緊急で防御体制をとって動きが止まる。
「・・・あれは」
アイビーがその方向を向く。
そこにはスターウルフが余裕ありげに立っていた。
「待たせたな。あとはまかせろ」
・・・さぁ、ここから反撃だ。
続く