支援会話 蒼也×???
ここは・・・・どこだ?
俺は・・・・そうだ、イルシオンの雪原でリュール様を守るためにヴェイルの攻撃を受けて・・・どうなったんだ、あの後?
あたりを見渡すと、白い空間だけがただ広がっているだけ。
「・・・すまない、どうしても君と話がしたかったんだ」
その俺の目の前に、人影が現れた。しかし、眩しい光を後ろからその人物は浴びていて、顔はよく見えない。
「本当は君をこんなことには巻き込みたくはなかった。けど、これは君にしかできないことだったんだ」
「・・・・すみません、あなたが何言ってんかがよくわからないのですが・・・」
意を決して、俺はその人物に問いかけてみた。
「・・・・あなたは何者なんですか?」
「・・・・君をこの世界に呼んだ者・・・って言えばわかるかな?」
「なんだって!?」
そんなはずはない!俺は確かにあの時、ヴェイルが呼びだしたって・・・
「確かに君はあの女の子に呼び出された。けど、それを利用して君をこの世界に呼び出したのは私だ。」
・・・・いまいちよくわからない。けど・・・・
「・・・あなたが俺を選別して選んだってことは、場合によっては俺以外が呼ばれてた・・・ってことですよね?」
「簡単に言えばそうだね。私が君を選んだのには、理由がある」
「理由・・・?なんですか?」
すると、その人物の口からある言葉が。
「・・・私の友を、救ってほしい」
「友・・・ですか?」
「ああ、いつも私と共に歩んできた、邪竜の友だ」
邪竜・・・ソンブルのことか!?
あいつに友と呼べる存在がいたとは驚きだな・・・・
目の前の人物は淡々と話を進める。
「私は彼の前から消えても、常に彼の近くで彼を見ていた。
でもたかが私に会うために自分の子供までの命さえも手駒にするとは思わなかった・・・」
どうやらこの人、ソンブルに別れも告げず消えたらしい。何してくれちゃってんだ!?そのせいでこっちは迷惑してんのに!
「彼が一時封印によって眠りについた時は心から安堵したよ・・・・でも、また必ず目覚めることを私は知っていた。その時のために、私はずっと策を考え続けた。そしてその時から1000年経った今最近、彼の子供の生き残りがしようとしていたことを見て思いついた」
ソンブルの子供の生き残り・・・ヴェイルあたりが正解かな?
「彼女は他の英雄同様に異世界から紋章士を呼び出す指輪の開発に成功したようだった。私はそこを狙って指輪に干渉し、本来現れるはずである英雄ではなく、君を呼び出した。」
やっぱヴェイルだったわ。大正解。
「本当は英雄でなければ誰でもよかった。君が呼ばれたのは、単なる偶然だったというわけだ」
「でもその結果、この世界に来て本来元ないはずの力に目覚めたってわけですな?」
「そうさ。英雄に近い存在になった時私は心配だったが、どうやらそれはただの過保護だったようだ。敵に操られるようなこともあったらしいけど、君を呼び出しておいて間違いはなかった」
・・・・操られる?どういうことです?それは?
俺がそんな疑問を浮かべている中、目の前のその人は俺に言った。
「蒼也・・・・・これは私からの依頼ではなく願いだ。どうか・・・・・私の親友を・・・・ソンブルを止めてくれ・・・・!これは君にしかできない・・・・頼む!」
・・・俺はそれに対してジョークのつもりで一言。
「・・・・・それは無茶ですよ。一人でじゃできませんってば。
仲間と・・・・リュール様たちとならばやっても構いませんが、それでもよろしくて?」
「………」
あ、あの人固まってしまっとるわ。変だったかな・・・・?
「・・・・・くっ」
・・・?
「あははは!!・・・・ごめん、今までずっと君をすぐ近くでみていたんだけど、君にはやっぱり、仲間を笑顔にする力があるみたいだ」
ああ、よかった気まずい展開にならなくて。
「どうやら私が本当に心配することはなさそうだな。君には心強い憧れのヒーローと仲間がいるのだから」
すると、その人の背後からの光がさらに眩しく輝きはじめた。
「なんだ・・・!?」
「・・・・どうやら時間のようだ。早く起きてあげてよ。みんなが君が起きるのを待ってる」
俺の視界が光で覆い尽くされていく・・・
・・・・そうだ!あれを聞いていなかった!
「ちょっと待って!?あなたは一体・・・・?」
その人は最後にこういった。
「・・・ただの紋章士さ」
紋章士でソンブルと一緒にいた・・・?
・・・まさか、『礎の・・・・』!?
そこで、俺の意識はシャットダウンしてしまった。
支援レベル・・・・???
続く